抗原刺激による肥満細胞及び各種炎症細胞からのケミカルメディエーター(ヒスタミン、ロイコトリエン等)の遊離を抑制することにより、抗アレルギー作用を示す(ラット、モルモット、
in vitro)
4)5)6)7)8)9)10)11)12)。
動物結膜炎モデルにおいて、血管透過性の亢進に対し、点眼投与で用量依存的な抑制作用を示す(ラット)
13)。また、血管透過性の亢進及び結膜組織への炎症細胞の浸潤に対し、点眼投与で用量依存的な抑制作用を示す(モルモット)
14)。
18.3.1 実験的IgE誘発アレルギー性結膜炎モデル
トラメラスPF点眼液0.5%とリザベン点眼液0.5%をラットにおける実験的IgE誘発アレルギー性結膜炎モデルを用いて比較した。結膜浮腫重量及び色素漏出量を指標とし、トラメラスPF点眼液0.5%はそれぞれ60.55mg、16.74μg/siteであり、リザベン点眼液0.5%はそれぞれ69.50mg、17.44μg/siteであった。いずれの指標においても両剤に有意差は認められず、生物学的同等性が確認された
15)。
結膜浮腫重量
色素漏出量
18.3.2 Compound 48/80誘発結膜炎モデル
トラメラスPF点眼液0.5%とリザベン点眼液0.5%をラットにおけるCompound 48/80誘発結膜炎モデルを用いて比較した。結膜浮腫重量及び色素漏出量を指標とし、トラメラスPF点眼液0.5%はそれぞれ41.01mg、11.18μg/siteであり、リザベン点眼液0.5%はそれぞれ43.33mg、11.28μg/siteであった。いずれの指標においても両剤に有意差は認められず、生物学的同等性が確認された
16)。
結膜浮腫重量
色素漏出量