医療用医薬品 : ビオチン

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医薬品情報


総称名 ビオチン
一般名 ビオチン
欧文一般名 Biotin
薬効分類名 ビタミンH製剤
薬効分類番号 3190
ATCコード A11HA05
KEGG DRUG
D00029 ビオチン
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
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添付文書情報2025年10月 改訂(第2版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
ビオチン注1mg「フソー」 Biotin Injection"FUSO" 扶桑薬品工業 3190400A1036 63円/管 処方箋医薬品注)

4. 効能または効果

急・慢性湿疹、小児湿疹、接触皮膚炎脂漏性湿疹、尋常性瘡。

6. 用法及び用量

ビオチンとして、通常成人1日0.5〜2mgを皮下・筋肉内又は静脈内に注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

7. 用法及び用量に関連する注意

7.1 1日あたりの製剤量
1日投与量
注1mg1〜4mL

12. 臨床検査結果に及ぼす影響

本剤を投与中の患者において、測定系にビオチンを用いた臨床検査の測定値がみかけ上、増加又は減少することがあるので、検査結果の解釈は慎重に行うこと。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
14.1.1 筋肉内注射時
組織・神経等への影響を避けるため、以下の点に注意すること。
・筋肉内注射はやむを得ない場合にのみ、必要最小限に行うこと。なお、同一部位への反復注射は行わないこと。また、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には特に注意すること。
・神経走行部位を避けるよう注意すること。
・注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。

16. 薬物動態

16.1 血中濃度
16.1.1 単回投与
健康成人20例にビオチン注1mg「フソー」0.03mL/kg(ビオチンとして0.015mg/kg)を筋肉内(10例)及び皮下(10例)に単回投与した。筋肉内に投与した際の全血中の遊離ビオチン濃度は、40分後に最高値(3.7ng/mL)となり、以後漸減し、6時間後には0.9ng/mLとなった。血中半減期は約3時間であった。皮下に投与した際の全血中の遊離ビオチン濃度は、20分後に最高値(3.8ng/mL)となり、以後漸減し、6時間後には0.9ng/mLとなった。血中半減期は約3時間であった1)

18. 薬効薬理

18.1 作用機序
ビオチンは主として腸内細菌によって生合成され、脂肪酸合成及びカルボキシル化反応に必須の補酵素である。また、詳細は不明であるが、間接的な生化学的作用としてプリン合成、蛋白合成、糖代謝、脱アミノ酵素作用、脱水酵素作用等も報告されている。
18.2 ビオチン欠乏症に及ぼす影響
ヒトにおけるビオチン欠乏は卵白の多量摂取あるいは抗菌スペクトルの広い抗生物質、サルファ剤等の経口投与に伴う腸内細菌叢バランスの乱れなどによって起こるといわれている。
欠乏症状として鱗屑状又は斑状の皮膚炎、舌乳頭の萎縮、筋肉痛、倦怠等があらわれることが知られている2)
そのほか、皮脂の変性、分泌増加、皮膚角質層の脂肪変性等が、また、乳汁中のビオチンが欠如すると、乳児は湿疹に侵されやすくなることが報告されている3)
これらの症状はビオチンの投与によって改善することが示されている。

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1. ビオチン

一般的名称 ビオチン
一般的名称(欧名) Biotin
化学名 5-[(3aS,4S,6aR)-2-Oxohexahydro-1H-thieno[3,4-d]imidazol-4-yl]pentanoic acid
分子式 C10H16N2O3S
分子量 244.31
融点 約231℃(分解)
物理化学的性状 白色の結晶又は結晶性の粉末である。水又はエタノール(99.5)に極めて溶けにくい。希水酸化ナトリウム試液に溶ける。
KEGG DRUG D00029

22. 包装

2mL 50管 ガラスアンプル

23. 主要文献

  1. 社内資料:血中濃度
  2. Sydenstricker,V.P.,et al., J.Am.Med.Assoc., 118, 1199-1200, (1942)
  3. Nisenson,N., Pediatrics., 44, 1014-1016, (1969) »PubMed

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
扶桑薬品工業株式会社 研究開発センター 学術室 (9:00〜17:30/土日祝日を除く)
〒536-8523 大阪市城東区森之宮二丁目3番30号
電話:06-6964-2763
FAX:06-6964-2706
製品情報問い合わせ先
扶桑薬品工業株式会社 研究開発センター 学術室 (9:00〜17:30/土日祝日を除く)
〒536-8523 大阪市城東区森之宮二丁目3番30号
電話:06-6964-2763
FAX:06-6964-2706

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
扶桑薬品工業株式会社
大阪市城東区森之宮二丁目3番11号

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2026/05/20 版