医療用医薬品 : セレコックス |
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総称名 | セレコックス |
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一般名 | セレコキシブ |
欧文一般名 | Celecoxib |
製剤名 | セレコキシブ錠 |
薬効分類名 | 非ステロイド性消炎・鎮痛剤(COX-2選択的阻害剤) |
薬効分類番号 | 1149 |
ATCコード | M01AH01 |
KEGG DRUG |
D00567
セレコキシブ
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KEGG DGROUP |
DG01504
非ステロイド性抗炎症薬 (NSAID)
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
1.警告 2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 7.用法及び用量に関連する注意 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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セレコックス錠100mg | Celecox Tablets | ヴィアトリス製薬 | 1149037F1020 | 23.8円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
セレコックス錠200mg | Celecox Tablets | ヴィアトリス製薬 | 1149037F2026 | 36.4円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
ACE阻害剤 エナラプリルマレイン酸塩 イミダプリル塩酸塩 テモカプリル塩酸塩 等 アンジオテンシンII受容体拮抗剤 カンデサルタンシレキセチル バルサルタン ロサルタンカリウム 等 | 非ステロイド性消炎・鎮痛剤(NSAID)はアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤の降圧効果を減弱させる可能性があるとの報告がある。本剤とACE阻害剤又はアンジオテンシンII受容体拮抗剤との相互作用は明らかではないが、併用する場合は相互作用の起こる可能性を考慮すること。(なお、リシノプリルを併用した臨床試験では、顕著な血圧変化は認められなかったとの報告がある) | 他のNSAIDでは、腎臓におけるプロスタグランジン合成阻害によると考えられている。 |
フロセミド チアジド系利尿剤 トリクロルメチアジド ヒドロクロロチアジド 等 | 患者によっては他のNSAIDがフロセミド及びチアジド系利尿剤のナトリウム排泄作用を低下させることが示されている。本剤と、フロセミド又はチアジド系利尿剤との相互作用は明らかではないが、併用する場合は相互作用の起こる可能性を考慮すること。 | 他のNSAIDでは、腎臓におけるプロスタグランジン合成阻害によると考えられている。 |
アスピリン | 本剤と低用量アスピリン(1日325mg以下)を併用した場合、本剤のみを服用したときに比べて消化性潰瘍・消化管出血等の発生率が高くなることが報告されている。 | アスピリンの併用によりNSAIDの消化性潰瘍・消化管出血等を助長させると考えられている。 |
抗血小板薬 クロピドグレル 等 | 本剤と抗血小板薬を併用した場合、本剤のみを服用したときに比べて消化管出血の発生率が高くなることが報告されている。 | これらの薬剤は血小板凝集抑制作用を有するため、NSAIDの消化管出血を助長させると考えられている。 |
リチウム [16.7.1参照] | リチウムの血漿中濃度が上昇し、リチウムの作用が増強するおそれがある。リチウムを使用中の患者に本剤の投与を開始又は中止するときには十分に患者をモニターすること。 | 機序は明らかではないが、腎排泄を阻害するためと考えられている。 |
フルコナゾール [16.7.2参照] | 本剤の血漿中濃度が上昇し、本剤の作用が増強するおそれがある。フルコナゾールを使用中の患者には本剤の投与を低用量から開始すること。 | CYP2C9による本剤の代謝を阻害すると考えられている。 |
フルバスタチン [16.7.3参照] | 本剤及びフルバスタチンの血漿中濃度が上昇し、本剤及びフルバスタチンの作用が増強するおそれがある。 | CYP2C9による本剤の代謝を阻害するため、また本剤と同じCYP2C9で代謝されるためと考えられている。 |
クマリン系抗凝血剤 ワルファリン [16.7.4参照] | プロトロンビン時間が延長するおそれがある。海外で特に高齢者において、重篤で場合によっては致命的な出血が報告されている。ワルファリンを使用中の患者に本剤の投与を開始あるいは用法を変更する際には十分注意して観察すること。 | CYP2C9を介する代謝の競合阻害によると考えられている。 |
パロキセチン [16.7.5参照] | 本剤の血漿中濃度が低下し、パロキセチンの血漿中濃度が上昇した。本剤の作用が減弱し、パロキセチンの作用が増強するおそれがある。 | CYP2D6の阻害作用によると考えられている。 |
デキストロメトルファン [16.7.6参照] | デキストロメトルファンの血漿中濃度が上昇し、デキストロメトルファンの作用が増強するおそれがある。 | CYP2D6の阻害作用によると考えられている。 |
制酸剤 アルミニウム製剤 マグネシウム製剤 等 [16.7.7参照] | 本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の作用が減弱するおそれがある。 | 機序は明らかでない。 |
5%以上 | 1〜5%未満 | 0.1〜1%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
全身 | 倦怠感、口渇、末梢性浮腫 | 悪寒、全身浮腫、疲労、ほてり、体重増加 | インフルエンザ様疾患 | ||
精神神経系 | 傾眠 | 頭痛、浮動性めまい、味覚異常 | 酩酊感、体位性めまい、感覚鈍麻、意識レベルの低下 | 不眠症、睡眠障害、錯乱状態、不安、幻覚、筋緊張亢進、無嗅覚 | |
肝胆道系 | ALT増加 | AST増加、γ-GTP増加、Al-P増加、血中ビリルビン増加、尿ウロビリノーゲン陽性 | |||
代謝・栄養 | BUN増加 | CK増加、食欲不振、LDH増加、尿糖陽性 | 糖尿病 | 血中カリウム増加、血中ナトリウム増加 | |
消化器 | 腹痛、口内炎、下痢、便潜血陽性 | 悪心、鼓腸、消化不良、便秘、胃炎、口内乾燥、舌障害、嘔吐、口角びらん、腹部膨満、上腹部痛、胃不快感 | 胃腸障害、舌炎、口腔内痛、食道炎、口の感覚鈍麻、アフタ性口内炎、口腔粘膜水疱形成、心窩部不快感、胃腸炎 | 歯の脱落、口腔内潰瘍、嚥下障害、胃食道逆流性疾患、膵炎、憩室、過敏性腸症候群、痔出血、排便回数増加 | |
泌尿器 | β2-マイクログロブリン増加 | NAG増加、尿潜血陽性 | 尿蛋白陽性 | 多尿、尿閉、頻尿、腎機能障害 | 腎結石症、良性前立腺肥大症、前立腺炎、PSA増加、血中クレアチニン増加 |
循環器 | 高血圧、潮紅、動悸 | 高血圧増悪、循環虚脱 | 不整脈、頻脈、洞性徐脈、狭心症、不安定狭心症、大動脈弁閉鎖不全症、冠動脈硬化症、心室肥大、深部静脈血栓症、血腫 | ||
呼吸器 | 咽頭炎、鼻出血、鼻咽頭炎 | 気管支炎、咳嗽、鼻炎、副鼻腔炎、呼吸困難、発声障害 | |||
皮膚 | 発疹 | そう痒症、顔面浮腫、紅斑性皮疹、湿疹、蕁麻疹、薬疹 | 点状出血、斑状丘疹状皮疹、皮膚乾燥、頭部粃糠疹、多汗、皮膚炎、紅斑 | 斑状出血、光線過敏性反応、脱毛症、水疱性皮膚炎 | |
感覚器 | 耳鳴、回転性めまい | 耳痛、霧視、眼そう痒症 | 硝子体浮遊物、結膜出血、聴力低下 | ||
その他 | 背部痛、筋硬直、関節痛、四肢痛、不正子宮出血、月経障害、ウイルス感染、細菌性腸炎、頚部痛 | 貧血、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン増加、真菌感染、細菌感染、ヘリコバクター感染、尿路感染、上気道感染、耳感染、帯状疱疹、丹毒、創傷感染、歯肉感染、迷路炎、アレルギー増悪、無菌性髄膜炎、筋痙縮、脂肪腫、ガングリオン、膣出血、乳房圧痛、卵巣のう胞、閉経期症状、血中テストステロン減少、上顆炎、腱断裂、骨折、損傷 |
用量(例数) | Tmax(h) | Cmax(ng/mL) | t1/2(h) | AUCinf(ng・h/mL) |
50mg(36例) | 2±1.3 | 287±100.4 | 5±2.4 | 1631±540.2 |
100mg(34例) | 2±1.4 | 553±212.2 | 7±3.2 | 3429±1149.8 |
200mg(34例) | 2±0.9 | 815±303.0 | 8±3.5 | 5832±1674.5 |
400mg(34例) | 2±0.9 | 1296±457.7 | 9±4.1 | 10789±3793.4 |
疾患名 | 関節リウマチ | 変形性関節症 | ||||||
試験名 | 後期第II相試験28) | 第III相試験29) | 後期第II相試験30) | 第III相試験31) | ||||
薬剤 用法・用量 | プラセボ | セレコキシブ100mg 1日2回 | セレコキシブ200mg 1日2回 | セレコキシブ200mg 1日2回 | プラセボ | セレコキシブ100mg 1日2回 | プラセボ | セレコキシブ100mg 1日2回 |
投与期間 | 4週 | 12週 | 4週 | 4週 | ||||
有効性解析症例数a) | 74 | 72 | 79 | 318 | 90 | 84 | 151 | 295 |
患者の疼痛評価(VAS)平均変化量(mm) | 3.4±17.39 | −7.4±20.09 | −11.4±19.01 | −9.4±21.15 | −19.8±21.23 | −26.4±24.77 | −21.6f) | −30.6f) |
患者の疾患活動性全般評価(VAS)b)平均変化量(mm) | 2.5±19.82 | −7.5±17.03 | −9.3±18.07 | −9.3±20.26 | −20.2±20.69 | −25.1±24.07 | −20.0f) | −27.3f) |
医師の疾患活動性全般評価(VAS)c)平均変化量(mm) | −2.3±14.60 | −8.8±15.81 | −11.9±16.17 | −9.6±19.85 | −18.6±19.32 | −24.9±21.66 | −22.2f) | −30.2f) |
ACR(変法)による改善率d) | 5/67(7.5%) | 12/72(16.7%) | 19/79(24.1%) | 68/318(21.4%) | / | |||
最終全般改善度判定による改善率e) | 17/73(23.3%) | 23/72(31.9%) | 25/79(31.6%) | 84/318(26.4%) | 45/90(50.0%) | 57/84(67.9%) | 74/151(49.0%) | 200/286(69.9%) |
疾患名 | 腰痛症 | 肩関節周囲炎 | 頸肩腕症候群 | 腱・腱鞘炎 |
試験名 | 第III相試験32) | 一般臨床試験33)34)35) | ||
薬剤 用法・用量 | セレコキシブ100mg 1日2回 | セレコキシブ100mg 1日2回 | ||
投与期間 | 4週 | 4週 | 4週 | 2週 |
有効性解析症例数g) | 414 | 74 | 80 | 79 |
患者の疼痛評価(VAS)平均変化量(mm) | −29.4f) | −33.2±20.57 | −34.3±21.28 | −31.5±19.80 |
患者の全般評価(VAS)平均変化量(mm) | −25.0f) | −32.4±23.56 | −36.0±21.77 | −28.1±20.41 |
医師の全般評価(VAS)平均変化量(mm) | −27.1f) | −39.9±22.72 | −37.3±17.38 | −33.5±19.75 |
患者の改善度評価改善率h) | / | 36/74(48.6%) | 43/80(53.8%) | 41/79(51.9%) |
RDQi)平均変化量(スコア) | −3.6f) | / | ||
最終全般改善度判定による改善率e) | 261/401(65.1%) | 48/74(64.9%) | 56/80(70.0%) | 53/79(67.1%) |
疾患名 | 抜歯後疼痛 | 抜歯後疼痛 | ||||||
試験名 | 第II相試験38)単回投与 | 第II相試験39)追加投与f) | ||||||
薬剤 用法・用量 | プラセボ | セレコキシブ | プラセボ | セレコキシブ200mg | ||||
25mg 単回 | 50mg 単回 | 100mg 単回 | 200mg 単回 | 400mg 単回 | ||||
投与期間 | 1日(単回) | 1日(2回) | ||||||
有効性解析症例数a) | 53 | 58 | 54 | 54 | 53 | 58 | 58 | 64 |
患者の印象による有効率b) | 13/53(24.5%) | 28/58(48.3%) | 27/54(50.0%) | 39/54(72.2%) | 39/53(73.6%) | 47/58(81.0%) | 15/58(25.9%) | 41/64(64.1%) |
疼痛強度差(VAS)(mm)c) | / | 12.3±19.5 | 33.4±24.2 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/08/21 版 |