医療用医薬品 : アンカロン |
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総称名 | アンカロン |
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一般名 | アミオダロン塩酸塩 |
欧文一般名 | Amiodarone Hydrochloride |
製剤名 | アミオダロン塩酸塩製剤 |
薬効分類名 | 不整脈治療剤 |
薬効分類番号 | 2129 |
ATCコード | C01BD01 |
KEGG DRUG |
D00636
アミオダロン塩酸塩
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KEGG DGROUP |
DG01653
抗不整脈薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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アンカロン注150 | Ancaron Injection | サノフィ | 2129410A1028 | 1696円/管 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
リトナビル ノービア ニルマトレルビル・リトナビル パキロビッド[2.4参照] | 重篤な副作用(不整脈等)を起こすおそれがある。 | 左記薬剤のCYP3A4に対する競合的阻害作用により、本剤の血中濃度が大幅に上昇するおそれがある。 |
ネルフィナビルメシル酸塩 ビラセプト [2.4参照] | 重篤な又は生命に危険を及ぼすような事象(QT延長、Torsade de pointes等の不整脈や持続的な鎮静等)を起こすおそれがある。 | 左記薬剤のCYP3A4に対する競合的阻害作用により、本剤の血中濃度が大幅に上昇するおそれがある。 |
クラスIa抗不整脈薬 プロカインアミド キニジン 等 クラスIII抗不整脈薬 ソタロール(ソタコール) ニフェカラント(シンビット) ベプリジル塩酸塩水和物 ベプリコール [2.4参照] | 併用によりTorsade de pointesを起こすことがある。 | 併用によりQT延長作用が相加的に増加することがある。 |
エリスロマイシン(注射剤) 注射用エリスロシン ペンタミジンイセチオン酸塩 ベナンバックス [2.4参照] | 併用によりTorsade de pointesのリスクが増加する。 | 併用によりQT延長作用が相加的に増加することがある。 |
モキシフロキサシン塩酸塩 アベロックス ラスクフロキサシン塩酸塩(注射剤) ラスビック点滴静注 [2.4参照] | QT延長、心室性不整脈を起こすことがある。 | 併用によりQT延長作用が相加的に増加することがある。 |
トレミフェンクエン酸塩 フェアストン [2.4参照] | QT延長を増強し、心室性頻拍(Torsade de pointesを含む)等を起こすおそれがある。 | 併用によりQT延長作用が相加的に増加することがある。 |
フィンゴリモド塩酸塩 イムセラ ジレニア [2.4参照] | 併用によりTorsade de pointes等の重篤な不整脈を起こすおそれがある。 | これらの薬剤の投与により心拍数が低下するため、併用により不整脈を増強するおそれがある。 |
シポニモド フマル酸 メーゼント [2.4参照] | 併用によりTorsade de pointes等の重篤な不整脈を起こすおそれがある。 | これらの薬剤の投与により心拍数が低下するため、併用により不整脈を増強するおそれがある。 |
エリグルスタット酒石酸塩 サデルガ [2.4参照] | 併用によりQT延長等を生じるおそれがある。 | 併用によりQT延長作用が増強すると考えられる。本剤のCYP2D6及びCYP3A阻害作用によりエリグルスタット酒石酸塩の代謝が阻害されるおそれがある。 |
PDE5阻害薬 バルデナフィル シルデナフィル | QT延長を起こすことがある。 | 併用によりQT延長作用が相加的に増加すると考えられる。 |
抗凝固剤 ワルファリン | プロトロンビン時間の延長、重大な又は致死的な出血が生じることが報告されている。 | 本剤によるCYP2C9阻害が考えられる。 |
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩 | 本薬の経口剤では、血中濃度が上昇し、抗凝固作用が増強することが報告されている。 | 本薬の経口剤において、ダビガトランの血中濃度を上昇させるとの報告がある。 |
P糖蛋白を基質とするXa阻害剤 エドキサバントシル酸塩水和物 | 血中濃度が上昇し、抗凝固作用が増強することが報告されている。 | 本剤によるP糖蛋白阻害が考えられる。 |
ジゴキシン | ジゴキシン血中濃度が上昇し、臨床的な毒性(洞房ブロック、房室ブロック、憂鬱、胃腸障害、精神神経障害等)を生じることが報告されているため、本剤の投与を開始するときはジギタリス治療の必要性を再検討し、ジギタリス用量を1/2に減量するか又は投与を中止すること。 | 本剤による腎外クリアランスの低下、消化管吸収の増加が考えられる。 |
CYP3A4で代謝される薬剤 シクロスポリン タクロリムス ジヒドロエルゴタミン エルゴタミン トリアゾラム ミダゾラム 等 | 左記薬剤の血中濃度を上昇させるとの報告がある。 | 本剤によるCYP3A4阻害が考えられる。 |
フレカイニド アプリンジン | 左記薬剤の血中濃度を上昇させるとの報告がある。 | 本剤によるCYP2D6阻害が考えられる。 |
テオフィリン | 左記薬剤の血中濃度を上昇させるとの報告がある。 | 本剤によるCYP1A2阻害が考えられる。 |
フェニトイン | フェニトインの血中濃度上昇による精神神経障害があらわれることがある。観察を十分に行い、過量投与の症状があらわれた場合には速やかにフェニトイン投与量を減らすこと。 | 本剤によるCYP2C9阻害が考えられる。 |
CYP3A4で代謝されるHMG-CoA還元酵素阻害剤 シンバスタチン 等 | 併用により筋障害のリスクが増加するとの報告がある。 | 本剤によるCYP3A4阻害により、血中濃度が上昇することがある。 |
リドカイン | 洞停止、洞房ブロックを発現したとの報告がある。 | 本剤による洞結節の相加的抑制、代謝阻害が考えられる。 |
β遮断薬 メトプロロール プロプラノロール | 徐脈、心停止を発現したとの報告がある。 | 本剤がメトプロロール、プロプラノロールの肝代謝を抑制し、初回通過効果を低下させることが考えられる。 |
Ca-拮抗剤 ジルチアゼム ベラパミル | 心停止、房室ブロックを発現したとの報告がある。 | 本剤はこれらの薬剤との併用で洞房と房室結節伝導を遅延させ、心筋収縮力を相加的に低下させることが考えられる。 |
フェンタニル | 血圧低下、徐脈を発現したとの報告がある。 | 本剤とフェンタニルには、血圧低下、徐脈作用があり併用により作用が増強されることが考えられる。 |
全身麻酔剤 | ハロゲン化吸入麻酔薬の心筋抑制因子及び伝導障害に対する感受性が高くなることがあり、また、アトロピンが不奏効の徐脈、低血圧、伝導障害、心拍出量低下といった潜在的に重度の合併症が報告されている。さらに、非常にまれであるがときに致命的な急性呼吸窮迫症候群が通常手術直後に認められている。 | 機序不明。 |
局所麻酔剤 | 心機能抑制作用が増強するおそれがあるので、心電図検査等によるモニタリングを行うこと。 | 併用により作用が増強されることが考えられる。 |
低カリウム血症を起こす薬剤 利尿剤 副腎皮質ステロイド剤 アムホテリシンB ACTH(テトラコサクチド) | Torsade de pointesを起こすことがある。 | 機序不明。 低カリウム血症が惹起された場合、本剤のQT延長作用が増加されることが考えられる。 |
セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 | 血中濃度が低下するおそれがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。 | セイヨウオトギリソウにより本剤の代謝酵素が誘導され、代謝が促進されることが考えられる。 |
レジパスビル/ソホスブビル配合剤 [8.7参照] | 徐脈等の不整脈があらわれるおそれがあり、海外の市販後において死亡例も報告されていることから、併用は可能な限り避けること。やむを得ず本剤と併用する場合は、不整脈の徴候の発現等に注意して十分に観察し、異常が認められた場合には適切な対応を行うこと。 | 機序不明。 |
ヒドロキシクロロキン硫酸塩 | 心室性不整脈を起こすおそれがある。 | 機序不明。 |
10%以上 | 10%未満〜5%以上 | 5%未満 | 頻度不明 | |
精神神経系 | 不眠症 | |||
消化器 | 嘔吐、悪心 | |||
全身障害及び投与局所障害 | 発熱、投与部位反応 | |||
循環器 | 血圧低下、心電図QT延長 | 心房粗動、心室性頻脈、血管障害、低血圧、ほてり | ||
呼吸器 | 鼻出血 | |||
血液 | 白血球減少 | |||
肝臓 | 血中ビリルビン増加 | AST上昇、LDH上昇 | ||
腎臓 | 尿蛋白 | |||
神経障害 | 頭痛 | |||
内分泌系 (甲状腺) | 甲状腺機能検査値異常(rT3の上昇、TSHの上昇及び低下、T3の低下、T4の上昇及び低下) | |||
皮膚 | 発疹、蕁麻疹、紅斑 |
パラメータ | 症例数 | アミオダロン 最小値−最大値/平均値±標準偏差(CV%) | デスエチルアミオダロン(DEA) 最小値−最大値/平均値±標準偏差(CV%) | |
Cmaxa) | (ng/mL) | 39 | 2184-13406 | 5.5-514.9 |
C24hb) | (ng/mL/mg) | 30 | 1.15±0.354 (30.8) | 0.0854±0.0453 (53.0) |
C48hb) | (ng/mL/mg) | 25 | 0.842±0.246 (29.2) | 0.08±0.035 (43.2) |
AUC24hb) | (ng・h/mL/mg) | 30 | 31.8±7.40 (23.2) | 1.29±0.765 (59.4) |
AUC48hb) | (ng・h/mL/mg) | 25 | 37.2±9.13 (24.6) | 2.30±1.082 (47.1) |
CL(L/h) | t1/2λ1(min) | t1/2λ2(h) | t1/2λz(h) | VSS(L) | Kel(h−1) | |
母集団パラメータ | 15.6 | 3.10 | 2.12 | 55.1 | 791 | 2.30 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/07/24 版 |