2.1 本剤の成分又は安息香酸エステル(コカインを除く)系局所麻酔剤に対し、過敏症の既往歴のある患者
2.2 メトヘモグロビン血症の患者[症状が悪化するおそれがある。]
2.3 次の患者に投与する場合には、血管収縮剤(アドレナリン、ノルアドレナリン)を添加しないこと。
2.3.1 血管収縮剤に対し、過敏症の既往歴のある患者
2.3.2 高血圧、動脈硬化のある患者[急激に血圧が上昇し、脳出血が起こるおそれがある。]
2.3.3 心不全のある患者[血管収縮、心臓刺激の結果、症状が悪化するおそれがある。]
2.3.4 甲状腺機能亢進のある患者[血管収縮剤に対して反応しやすく、心悸亢進、胸痛等が起こるおそれがある。]
2.3.5 糖尿病の患者[血糖値が上昇するおそれがある。]
2.3.6 血管痙攣のある患者[阻血状態をきたし、局所壊死が起こるおそれがある。]
2.4 重篤な出血やショック状態の患者[症状が悪化するおそれがある。]
2.5 注射部位又はその周辺の炎症のある患者[吸収が高まり、効果が急激に発現するおそれがある。]
2.6 敗血症の患者[敗血症性の髄膜炎が起こるおそれがある。]
2.7 次の患者に投与する場合には、血管収縮剤(アドレナリン、ノルアドレナリン)を添加しないこと。
2.7.1 耳、指趾又は陰茎の麻酔[阻血状態をきたし、局所壊死が起こるおそれがある。]