医療用医薬品 : ジギラノゲン |
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| 総称名 | ジギラノゲン |
|---|---|
| 一般名 | デスラノシド |
| 欧文一般名 | Deslanoside |
| 薬効分類名 | 強心利尿剤 |
| 薬効分類番号 | 2113 |
| ATCコード | C01AA07 |
| KEGG DRUG |
D01240
デスラノシド
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| KEGG DGROUP |
DG01653
抗不整脈薬
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| JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 7.用法及び用量に関連する注意 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 16.薬物動態 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| ジギラノゲン注0.4mg | Digilanogen injection | ネオクリティケア製薬 | 2113401A1053 | 139円/管 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
| ジスルフィラム ノックビン シアナミド シアナマイド [2.4参照] | 顔面紅潮、血圧低下、胸部圧迫感、心悸亢進、呼吸困難、失神、頭痛、悪心、嘔吐、めまい、痙攣等があらわれるおそれがある。 | 本剤はエタノールを含有しているため、ジスルフィラム・シアナミド−アルコール反応を起こすおそれがある。 |
| カルシウム注射剤 グルコン酸カルシウム水和物 (カルチコール注射液等) L-アスパラギン酸カルシウム 塩化カルシウム水和物 | 治療上やむを得ないと判断される場合を除き、併用しないこと。静注により急激に血中カルシウム濃度が上昇すると、心毒性が急激に発現するおそれがある。カルシウム値の補正に用いるなど、やむを得ず投与する場合には、低濃度で緩徐に投与するなど注意すること。 | 心筋細胞内カルシウム濃度の上昇により、本剤の心筋収縮作用が増強される。 |
| スキサメトニウム塩化物水和物 (スキサメトニウム、レラキシン) | 治療上やむを得ないと判断される場合を除き、併用しないこと。併用により重篤な不整脈を起こすおそれがある。 | スキサメトニウム塩化物水和物の血中カリウム増加作用又はカテコールアミン放出が原因と考えられている。 |
| 利尿剤 カリウム排泄型利尿剤 チアジド系利尿剤 エタクリン酸 クロルタリドン フロセミド等 アセタゾラミド | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | 過度の利尿により、血中カリウム値が低下しやすくなるおそれがある。 |
| 抗生物質製剤 アムホテリシンB エンビオマイシン | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | これらの薬物により血中カリウム値が低下するためと考えられている。 |
| ポリスチレンスルホン酸塩 | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | 腸内のカリウムイオンとのイオン交換により、血中カリウム値が低下するおそれがある。 |
| 強心剤 アムリノン | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | 過度の利尿により低カリウム血症が起こるためと考えられている。 |
| 強心剤 メタラミノール | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | 薬力学的相互作用により不整脈があらわれるおそれがある。 |
| 副腎皮質ホルモン剤 | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | 副腎皮質ホルモンにより低カリウム血症が起こるためと考えられている。 |
| カルシウム経口剤 カルシウム含有製剤 高カロリー輸液等 | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | これらの薬剤により血中カルシウム値が上昇するためと考えられている。 |
| ビタミンD製剤 カルシトリオール等 | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | ビタミンD製剤により血中カルシウム値が上昇するためと考えられている。 |
| 血圧降下剤 グアネチジン レセルピン系薬剤 | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | 薬力学的相互作用により、伝導抑制の増強、徐脈の誘発があらわれるおそれがある。 |
| β-遮断剤 プロプラノロール アテノロール カルベジロール等 | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | 薬力学的相互作用により、伝導抑制の増強、徐脈の誘発があらわれるおそれがある。また、カルベジロールではジゴキシンの血中濃度が上昇するとの報告がある。 |
| 交感神経刺激剤 アドレナリン オルシプレナリン イソプレナリン等 | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | 薬力学的相互作用により不整脈があらわれるおそれがある。 |
| 不整脈用剤 アミオダロン キニジン ピルメノール フレカイニド ピルジカイニド プロパフェノン ベプリジル等 | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | ジゴキシンの腎排泄が抑制され、血中濃度が上昇するとの報告がある。また、薬力学的相互作用により、刺激伝導抑制等があらわれるおそれがある。 |
| 抗甲状腺製剤 チアマゾール プロピルチオウラシル | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | 甲状腺機能亢進の改善に伴いクリアランスが正常になるため、ジゴキシンの血中濃度が上昇するとの報告がある。 |
| カルシウム拮抗剤 ベラパミル ジルチアゼム ニフェジピン等 | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | ジゴキシンの腎排泄が抑制され、血中濃度が上昇するとの報告がある。 |
| 解熱・鎮痛・消炎剤 インドメタシン ジクロフェナク メチアジン酸等 | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | ジゴキシンの腎排泄が抑制され、血中濃度が上昇するとの報告がある。 |
| シクロスポリン | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | ジゴキシンの腎排泄が抑制され、血中濃度が上昇するとの報告がある。 |
| 化学療法剤 イトラコナゾール スルファメトキサゾール・トリメトプリム | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | ジゴキシンの腎排泄が抑制され、血中濃度が上昇するとの報告がある。 |
| HMG-CoA還元酵素阻害剤 フルバスタチン | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | 機序は不明であるが、ジゴキシンの最高血中濃度が上昇するとの報告がある。 |
| トラゾドン | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | 機序は不明であるが、ジゴキシンの血中濃度が上昇するとの報告がある。 |
| 利尿剤 スピロノラクトン | 本剤の作用を増強するおそれがある。ジギタリス中毒の症状(嘔気、嘔吐、不整脈等)があらわれるおそれがある。消化器・神経系自覚症状、心電図、血中濃度測定等必要に応じ観察するとともに腎機能、血清電解質(カリウム、マグネシウム、カルシウム)、甲状腺機能等の誘因に注意すること。 | ジゴキシンの腎排泄が抑制され、血中濃度が上昇するとの報告がある。 |
| カルバマゼピン | 本剤の作用を減弱するおそれがあるので、併用する場合には本剤の血中濃度をモニターするなど慎重に投与すること。 | 併用後、ジゴキシンの血中濃度が低下するとの報告がある。 |
| 抗生物質製剤 リファンピシン | 本剤の作用を減弱するおそれがあるので、併用する場合には本剤の血中濃度をモニターするなど慎重に投与すること。 | 肝薬物代謝酵素誘導により、ジゴキシンの血中濃度が低下するとの報告がある。 |
| 甲状腺製剤 乾燥甲状腺 レボチロキシン リオチロニン | 本剤の作用を減弱するおそれがあるので、併用する場合には本剤の血中濃度をモニターするなど慎重に投与すること。 | 甲状腺機能低下の改善に伴いクリアランスが正常になるため、ジゴキシンの血中濃度が低下するとの報告がある。 |
| アカルボース | 本剤の作用を減弱するおそれがあるので、併用する場合には本剤の血中濃度をモニターするなど慎重に投与すること。 | 併用によりジゴキシンの血中濃度の低下が認められたとの報告がある。 |
| セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 | 本剤の排泄が促進され血中濃度が低下するおそれがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。 | ジゴキシンの血中濃度が低下するとの報告がある。 |
| ブピバカイン塩酸塩水和物 | ブピバカイン塩酸塩水和物の副作用を増強するおそれがある。 | 薬力学的相互作用によると考えられている。 |
| ヘパリン | ヘパリンの作用を減弱するおそれがある。 | 抗凝血作用に拮抗すると考えられている。 |
| 制吐作用を有する薬剤 スルピリド メトクロプラミド ドンペリドン等 | ジギタリス中毒の症状(悪心・嘔吐、食欲不振等)を不顕化するおそれがある。 | これらの薬剤の制吐作用のため本剤の中毒症状が判別しにくくなる。 |
| 頻度不明 | |
| 過敏症注) | 発疹、蕁麻疹、紫斑、浮腫等 |
| その他 | 女性型乳房、筋力低下 |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |