医療用医薬品 : ランツジール |
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総称名 | ランツジール |
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一般名 | アセメタシン |
欧文一般名 | Acemetacin |
薬効分類名 | 非ステロイド性抗炎症・鎮痛・解熱剤 |
薬効分類番号 | 1145 |
ATCコード | M01AB11 |
KEGG DRUG |
D01582
アセメタシン
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KEGG DGROUP |
DG01504
非ステロイド性抗炎症薬 (NSAID)
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 7.用法及び用量に関連する注意 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ランツジールコーワ錠30mg | RANTUDIL KOWA TABLETS 30mg | 興和 | 1145003F1030 | 10.4円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
トリアムテレン (トリテレン) [2.11参照] | 相互に副作用が増強され、急性腎障害を起こすことがある。 | トリアムテレンによる腎血流量の低下に基づく腎障害のために代償的に腎でのプロスタグランジン合成が亢進されるが、インドメタシンによりそのプロスタグランジン合成が阻害されるためと考えられている。 |
プロベネシド | インドメタシンの血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。 | 腎尿細管での両薬の排泄部位での競合、インドメタシンの胆汁排泄減少により、インドメタシンの排泄が抑制され血中濃度が上昇するためと考えられている。 |
アスピリン | 消化器系の副作用の発現率が上昇する。また、インドメタシンの作用が減弱されることがある。 | 機序不明 |
抗凝血剤及び抗血小板薬 ワルファリン クロピドグレル等 | これらの医薬品の作用を増強し、出血の危険性が増大することがある。血液凝固能検査等出血管理を十分に行うこと。 | インドメタシンのプロスタグランジン生合成阻害作用により血小板凝集が抑制される。また、インドメタシンが血漿蛋白結合部位でワルファリンを遊離させ、その抗凝血作用を増強させると考えられている。 |
メトトレキサート | メトトレキサートの血中濃度が上昇し、その副作用を増強することがある。血中濃度をモニターし、メトトレキサートの量を調節すること。 | インドメタシンのプロスタグランジン合成阻害作用により腎血流量が減少し、メトトレキサートの尿細管分泌を抑制するためと考えられている。 |
リチウム | 血中リチウム濃度が上昇し、リチウム中毒を呈したとの報告がある。 | インドメタシンのプロスタグランジン合成阻害作用により腎血流量が減少し、リチウムの腎排泄が減少するためと考えられている。 |
β-遮断剤 プロプラノロール アテノロール ピンドロール等 ACE阻害剤 エナラプリル カプトプリル リシノプリル等 | これらの医薬品の作用を減弱することがある。 | インドメタシンのプロスタグランジン合成阻害作用により、これらの医薬品の血圧低下作用を減弱させると考えられている。 |
ループ利尿剤 フロセミド等 チアジド系及びその類似降圧利尿剤 ヒドロクロロチアジド等 | これらの医薬品の利尿降圧作用を減弱させることがある。 | インドメタシンがプロスタグランジン合成を阻害して、水、塩類の体内貯留が生じ、利尿剤の水、塩類排泄作用に拮抗するためと考えられている。 |
カリウム保持性利尿剤 スピロノラクトン等 エプレレノン | これらの医薬品の降圧作用の減弱、腎機能障害患者で重度の高カリウム血症が発現するおそれがある。 | インドメタシンの腎におけるプロスタグランジン生合成阻害によると考えられている。 |
ジゴキシン | 血中ジゴキシン濃度が上昇し、作用が増強されることが報告されているので、血中ジゴキシン濃度に注意すること。 | インドメタシンのプロスタグランジン合成阻害作用により腎血流量が減少し、ジゴキシンの腎排泄が減少するためと考えられている。 |
シクロスポリン | シクロスポリンによる腎毒性が増強されることがあるので、腎機能に注意すること。 | インドメタシンのプロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量が減少するためと考えられている。 |
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
消化器 | 胃痛、胃部不快感、悪心・嘔気・嘔吐、食欲不振、胸やけ、下痢・軟便、口内炎 | 胃重・胃もたれ、腹痛、腹部膨満感、便秘、舌の荒れ、口渇、口唇ヘルペス、口中の苦み、便潜血 | |
血液 | 貧血、血小板減少 | 顆粒球減少、血小板機能低下(出血時間の延長) | |
過敏症 | 発疹 | そう痒感 | |
肝臓 | AST・ALTの上昇 | ||
精神神経系 | 頭痛 | 頭重、昏迷 | |
腎臓 | クレアチニン値の上昇、尿回数の減少 | ||
感覚器 | 流涙、霧視 | 角膜混濁注2)、網膜障害注2) | |
その他 | 浮腫 | しびれ感(手、口唇)、顔面ほてり感、胸部しめつけ感、手のこわばり、歯肉腫脹 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |