| 医療用医薬品 : メロキシカム | List Top | 
| 総称名 | メロキシカム | 
|---|---|
| 一般名 | メロキシカム | 
| 欧文一般名 | Meloxicam | 
| 製剤名 | メロキシカム錠 | 
| 薬効分類名 | 非ステロイド性消炎・鎮痛剤 | 
| 薬効分類番号 | 1149 | 
| ATCコード | M01AC06 | 
| KEGG DRUG | 
   D00969
   メロキシカム 
   | 
| KEGG DGROUP | 
   DG01504
   非ステロイド性抗炎症薬 (NSAID)
   | 
| JAPIC | 添付文書(PDF) | 
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 | 
|---|---|---|---|---|---|
| メロキシカム錠5mg「NP」 (後発品) | Meloxicam Tablets | ニプロ | 1149035F1055 | 8円/錠 | |
| メロキシカム錠10mg「NP」 (後発品) | Meloxicam Tablets | ニプロ | 1149035F2051 | 10.8円/錠 | 
| ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗剤 | 糸球体濾過量がより減少し、腎機能障害のある患者では急性腎障害を引き起こす可能性がある。 | プロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられる。 | 
| 選択的セロトニン再取り込み阻害剤 | 出血傾向が増強するおそれがある。 | 選択的セロトニン再取り込み阻害剤は血小板凝集抑制作用を有するためと考えられる。 | 
| プロスタグランジン合成阻害剤 (糖質コルチコイド、他の非ステロイド性消炎鎮痛剤、サリチル酸塩(アスピリンを含む)) | 消化性潰瘍および胃腸出血のリスクを高める可能性がある。 | 両剤ともプロスタグランジン合成阻害作用を有するためと考えられる。 | 
| 抗凝固剤 トロンビン阻害剤 (ダビガトランエテキシラート等) クマリン系抗凝血剤 (ワルファリン等) ヘパリン | 出血傾向が増強するおそれがあるので、併用が避けられない場合は、血液凝固に関する検査を行うなど、これら薬剤の効果を十分観察すること。 | これら薬剤は抗凝固作用を有するためと考えられる。また、CYP2C9による代謝において、本剤とワルファリンとの薬物相互作用が起こるおそれがある。 | 
| 抗血小板剤 (チクロピジン) | 出血傾向が増強するおそれがある。 | 抗血小板剤は血小板凝集抑制作用を有するためと考えられる。 | 
| 血栓溶解剤 | 出血傾向が増強するおそれがある。 | これら薬剤は血栓溶解作用を有するためと考えられる。 | 
| コレスチラミン | 本剤の作用が減弱する。 | コレスチラミンの薬物吸着作用により、本剤の消失が速まると考えられる。 | 
| 経口血糖降下剤 | 本剤の作用が増強するおそれがある。 | 機序は十分に解明されていないが、グリベンクラミドが本剤の代謝を阻害した(in vitro試験)との報告がある。 | 
| キニジン | 本剤の作用が減弱するおそれがある。 | 機序は十分に解明されていないが、キニジンが本剤の代謝を亢進させた(in vitro試験)との報告がある。 | 
| リチウム | 血中リチウム濃度が上昇する。他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で、リチウム中毒を呈したとの報告があるので、本剤の治療開始、用量の変更及び中止時には、血中リチウム濃度を測定するなど留意すること。 | プロスタグランジン合成阻害作用により、リチウムの腎排泄が遅延するためと考えられている。 | 
| メトトレキサート [11.1.4参照] | メトトレキサートの血液障害を悪化させるおそれがあるので、血液検査を十分行うこと。 | プロスタグランジン合成阻害作用により、メトトレキサートの尿細管分泌を抑制するためと考えられている。 | 
| 利尿剤 | 利尿剤を使用中の患者においては、非ステロイド性消炎鎮痛剤で急性腎障害を起こすおそれがあるので、腎機能に十分留意し、本剤の併用を開始すること。 | プロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量低下及び水、ナトリウムの貯留が起こるためと考えられている。 | 
| 降圧薬 (β受容体遮断薬、ACE阻害薬、血管拡張薬、利尿剤等) | 他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で、降圧薬の効果を減弱させることが報告されている。 | 血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成が阻害されるため、降圧薬の血圧低下作用を減弱させると考えられている。 | 
| シクロスポリン | シクロスポリンの腎毒性が非ステロイド性消炎鎮痛剤により増強されるおそれがあるので、腎機能に十分留意すること。 | プロスタグランジン合成阻害作用により腎血流量が減少するためと考えられている。 | 
| 5%以上 | 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
| 循環器 | 血圧上昇 | 低血圧、動悸 | ||
| 消化器 | 腹痛 | 口内炎、口内乾燥、口角炎、食道炎、嘔吐、悪心・嘔気、食欲不振、胃潰瘍、消化不良、鼓腸放屁、下痢、便潜血、おくび | 腹部膨満感、便秘 | 胃炎 | 
| 精神神経系 | 頭痛、味覚障害 | 知覚異常、眠気、眩暈 | 錯乱、失見当識、抑うつ | |
| 過敏症 | 発疹、皮膚そう痒、蕁麻疹 | 接触性皮膚炎、光線過敏性反応 | ||
| 感覚器 | 眼異物感、眼球強膜充血、耳鳴 | 結膜炎、視覚障害、霧視 | ||
| 肝臓 | AST、ALT、LDH、Al-Pの上昇等の肝機能障害、ウロビリノーゲンの上昇、総ビリルビン値の上昇 | |||
| 腎臓 | BUN、クレアチニン、尿酸値の上昇、総蛋白、アルブミンの低下、尿蛋白、尿糖 | 尿量減少 | ||
| 血液 | 白血球の増加、赤血球、白血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット値、リンパ球の減少、好中球、好酸球、好塩基球、単球の増加、貧血 | |||
| その他 | 浮腫、倦怠感、気分不快、尿沈渣の増加、尿潜血、血清鉄の減少、カリウムの上昇 | 咳嗽、腋窩・乳房の痛み、悪寒、潮紅・ほてり、発熱、下肢脱力 | 排尿障害(尿閉を含む) | 
| 判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
| AUC0→72hr(μg・hr/mL) | Cmax(μg/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | |
| メロキシカム錠5mg「NP」 | 25.004±5.113 | 1.079±0.172 | 3.9±0.5 | 18.917±3.772 | 
| モービック錠5mg | 26.227±4.812 | 1.130±0.155 | 3.8±0.6 | 18.861±3.285 | 
| 判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
| AUC0→72hr(μg・hr/mL) | Cmax(μg/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | |
| メロキシカム錠10mg「NP」 | 25.643±4.348 | 1.127±0.173 | 3.7±0.7 | 18.256±2.678 | 
| モービック錠10mg | 26.180±4.270 | 1.144±0.188 | 4.0±0.0 | 19.104±3.136 | 
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |