医療用医薬品 : イソプリノシン

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医薬品情報


総称名 イソプリノシン
一般名 イノシン プラノベクス
欧文一般名 Inosine Pranobex
製剤名 イノシン プラノベクス
薬効分類番号 6290
ATCコード D06BB05
KEGG DRUG
D01995 イノシンプラノベクス
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
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添付文書情報2023年6月 改訂(第1版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
イソプリノシン錠400mg ISOPRINOSINE Tablets 400mg 持田製薬 3999007F1031 139.6円/錠 処方箋医薬品注)

4. 効能または効果

亜急性硬化性全脳炎患者における生存期間の延長

6. 用法及び用量

イノシン プラノベクスとして、通常1日50〜100mg/kgを3から4回に分けて経口投与する。
なお、年令、症状により適宜増減する。

8. 重要な基本的注意

本剤がイノシンから尿酸に代謝される結果、血中及び尿中の尿酸値の上昇がみられることがあるので、定期的に臨床検査(尿酸値、腎機能検査等)を行うなど観察を十分に行うこと。[9.1.19.1.29.2.1参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 痛風又は血中の尿酸値が上昇している患者
血中尿酸値が上昇し、症状が増悪することがある。[8.参照]
9.1.2 尿路結石又は腎結石のある患者
血中及び尿中の尿酸値が上昇し、症状が増悪することがある。[8.参照]
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 重篤な腎障害のある患者
尿酸の排泄が遅延することがある。[8.参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが報告されている。

11. 副作用

11.2 その他の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
 5%以上1〜5%未満頻度不明
代謝高尿酸血症 尿路結石
血液 赤血球増加、血小板増加、白血球減少等 
肝臓 AST・ALT・Al-P・LDHの上昇γ-GTPの上昇等
過敏症 発疹 
消化器 消化管出血、嘔気・嘔吐、胃痛 
その他 間質性肺炎 

14. 適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
幼児等への投与に際しては薬剤がのどにつかえることのないよう、十分注意し投与すること。

15. その他の注意

15.2 非臨床試験に基づく情報
動物実験(ラット)で一過性の角膜上皮の空胞化が認められている。

16. 薬物動態

16.1 血中濃度
健康成人男性各2例に本剤3g又は4gを単回経口投与し、本剤の構成成分であるinosine、p-acetamidobenzoic acid(PAcBA)及びN,N-dimethylamino-2-propanol(DIP)を測定したところ、PAcBAが投与後30分〜1時間、DIPが投与後1〜2時間で最高血中濃度を示し、以後低下し、投与後24時間にはほぼ消失した。一方、inosineは生体内物質であるため、本剤由来のinosineの血中動態は把握出来なかった1)
16.5 排泄
健康成人男性各2例に本剤3g又は4gを単回経口投与したところ、投与後24時間までのPAcBAの尿中総排泄量は投与量の54.7〜93.5%、DIPの尿中総排泄量は投与量の66.7〜80.0%であった1)

17. 臨床成績

17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内臨床成績
亜急性硬化性全脳炎(SSPE)患者を対象とした遡及的調査において、本剤を89例に1日26〜190mg/kg、37日〜5年1ヵ月間投与したところ、下図に示すとおり、本剤非投与62例(対照群)に比し、生存期間の延長がみられた。また、臨床経過の総合判定においては、経過良好以上が31.4%(27/86例)であった。
副作用発現頻度は、19.1%(17/89例)であった。主な副作用は、高尿酸血症6.7%(6/89例)であった2)

18. 薬効薬理

18.1 作用機序
イノシン プラノベクスは抗ウイルス作用と免疫賦活作用により、SSPE患者の臨床症状の進行を遅らせて、生存率を延長させる3)
18.2 抗ウイルス作用
本剤は、高濃度ではあるがSSPEウイルスの増殖を抑制した4)in vitro)。
本剤は単純ヘルペスウイルス、ワクチニアウイルスなどのDNAウイルス及びインフルエンザウイルス、パラインフルエンザウイルスなどのRNAウイルスの増殖を抑制し、比較的広い抗ウイルススペクトルを有する5)in vitro)。
単純ヘルペスウイルスType2感染ハムスターの生存率を上昇させ、また、免疫抑制下におけるインフルエンザウイルス感染マウスに対しても治療効果を示した5)
18.3 免疫賦活作用
本剤は、phytohemagglutinin(PHA)、concanavalin A(Con A)及びリンパ球混合培養によるリンパ球の分裂増殖を促進したが、lipopolysaccharide(LPS)による分裂増殖を促進しないことから、主としてTリンパ球に作用するものと思われた(in vitro)。また、抗体産生を増強し、特に二次反応をより強く増強した(in vitro)。さらに、細胞性免疫能及びマクロファージ機能を増強した6)(マウス)。

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1. イノシン プラノベクス

一般的名称 イノシン プラノベクス
一般的名称(欧名) Inosine Pranobex
化学名 1:3 Complex of inosine and 2-hydroxypropyldimethylammonium 4-acetamidobenzoate
分子式 C10H12N4O5・3(C9H9NO3・C5H13NO)
分子量 1115.25
物理化学的性状 白色〜微黄白色の結晶性の粉末で、吸湿性である。水に溶けやすく、メタノール又はエタノール(95)にやや溶けやすく、ジエチルエーテルに極めて溶けにくい。
KEGG DRUG D01995

22. 包装

SP
100錠(10錠×10)

23. 主要文献

  1. 持田製薬社内資料:Isoprinosineの第一相試験成績
  2. 福山幸夫 他, 日本小児科学会雑誌, 90 (10), 2310-2324, (1986)
  3. プリオン病及び遅発性ウイルス感染症に関する調査研究班, 亜急性硬化性全脳炎(subacute sclerosing panencephalitis:SSPE)診療ガイドライン 2023
  4. 持田製薬社内資料:イノシプレックスの亜急性硬化性全脳炎(SSPE)ウイルスの増殖に及ぼす影響(第1報)
  5. 大西治夫 他, 感染症学雑誌, 55 (7), 490-500, (1981) »PubMed
  6. 大西治夫 他, 感染症学雑誌, 55 (7), 479-489, (1981) »PubMed

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
持田製薬株式会社 くすり相談窓口
〒160-8515 東京都新宿区四谷1丁目7番地
電話:03-5229-3906
0120-189-522
FAX:03-5229-3955
製品情報問い合わせ先
持田製薬株式会社 くすり相談窓口
〒160-8515 東京都新宿区四谷1丁目7番地
電話:03-5229-3906
0120-189-522
FAX:03-5229-3955

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
持田製薬株式会社
東京都新宿区四谷1丁目7番地
26.2 提携
ニューポート ファーマシューティカルズ リミテッド

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/12/17 版