医療用医薬品 : ビジュアリン |
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総称名 | ビジュアリン |
一般名 | デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム |
欧文一般名 | Dexamethasone Metasulfobenzoate Sodium |
製剤名 | デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム点眼液 |
薬効分類名 | 抗炎症ステロイド点眼剤 |
薬効分類番号 | 1315 |
ATCコード | S01BA01 S01CB01 S03BA01 |
KEGG DRUG |
D01510
デキサメタゾンメタスルホ安息香酸エステルナトリウム
商品一覧 商品一覧(他薬効を含む) |
KEGG DGROUP |
DG00011
デキサメタゾン
商品一覧 商品一覧(他薬効を含む) |
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ビジュアリン点眼液0.05% (後発品) | VISUALIN OPHTHALMIC SOLUTION 0.05% | 千寿製薬 | 1315701Q2061 | 19.7円/mL |
次の患者には投与しないこと
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
次の患者には投与しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に投与すること
角膜上皮はく離又は角膜潰瘍のある患者[これらの疾患が増悪するおそれがある。また、角膜穿孔を生ずるおそれがある。]
ウイルス性結膜・角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患又は化膿性眼疾患のある患者[これらの疾患が増悪するおそれがある。また、角膜穿孔を生ずるおそれがある。]
外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、上強膜炎、前眼部ブドウ膜炎、術後炎症)
通常、1回1〜2滴ずつ、1日3〜4回点眼する。
なお、症状により適宜増減する。
副作用
副作用発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
なお、副作用発現頻度については文献等を参考にした。
重大な副作用及び副作用用語
重大な副作用
(まれに:0.1%未満、ときに:0.1〜5%未満、副詞なし:頻度不明)
眼
連用により、ときに数週後から眼内圧亢進、また、まれに緑内障があらわれることがあるので、定期的に眼内圧検査を実施すること。
角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症等を誘発することがある。このような場合には、適切な処置を行うこと。
角膜ヘルペス、角膜潰瘍又は外傷等に使用した場合には穿孔を生ずることがある。
長期使用により、まれに後のう下白内障があらわれることがある。
その他の副作用
(まれに:0.1%未満、ときに:0.1〜5%未満、副詞なし:頻度不明)
創傷治癒の遅延
創傷治癒の遅延をきたすことがある。
下垂体・副腎皮質系機能
長期使用により、下垂体・副腎皮質系機能の抑制をきたすことがある。
過敏症
まれに刺激感等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には使用を中止すること。
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には長期・頻回投与を避けること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。]
小児等への投与
特に2歳未満の場合には慎重に投与すること。[乳児・小児に対する安全性は確立していない。]
適用上の注意
投与経路
点眼用にのみ使用すること。
投与時
点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
抗炎症作用1)
ラットのクロトン油誘発結膜炎モデルを用いて本剤の抗炎症効果を検討した結果、結膜浮腫の抑制作用が認められた。
<生物学的同等性試験>
ラットにクロトン油を点眼して結膜浮腫を誘発し、上部眼瞼重量を結膜浮腫の指標として、本剤及び標準製剤について得られた上部眼瞼重量をt検定にて統計解析を行った。その結果、本剤と標準製剤間に有意な差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された。
上部眼瞼重量(mg) | |
ビジュアリン点眼液0.05% | 28.42±4.02 |
標準製剤(点眼液、0.05%) | 30.12±3.60 |
ウサギの牛血清アルブミン誘発ブドウ膜炎モデルを用いて本剤の抗炎症効果を検討した結果、ブドウ膜炎の抑制作用が認められた。
<生物学的同等性試験>
ウサギの硝子体に牛血清アルブミンを注入し、ブドウ膜炎を誘発した。さらに炎症症状の軽快した29日目に牛血清アルブミンを耳静脈に注入しブドウ膜炎を再発させた。内・外眼部の炎症を採点基準により点数化し、スコアの合計点数をブドウ膜炎の指標とした。本剤及び標準製剤について得られた、ブドウ膜炎を誘発して7日目から28日目までの合計点数の最高値(表1)、合計点数−時間(日)曲線下面積(表2)及び30日目の合計点数(表3)をt検定にて統計解析を行った。また、30日目(ブドウ膜炎再発24時間後)に採取した房水の蛋白濃度(表4)について、t検定にて統計解析を行った。いずれの結果においても、本剤と標準製剤間に有意な差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された。
(表1)
7日〜28日目までの合計点数の最高値 | |
ビジュアリン点眼液0.05% | 6.6±2.3 |
標準製剤(点眼液、0.05%) | 7.9±2.4 |
(表2)
7日〜28日目までの合計点数−時間(日)曲線下面積 | |
ビジュアリン点眼液0.05% | 91.8±36.55 |
標準製剤(点眼液、0.05%) | 108.6±35.66 |
(表3)
30日目の合計点数 | |
ビジュアリン点眼液0.05% | 5.5±4.1 |
標準製剤(点眼液、0.05%) | 7.6±2.8 |
(表4)
30日目の房水蛋白濃度(mg/mL) | |
ビジュアリン点眼液0.05% | 8.16±9.36 |
標準製剤(点眼液、0.05%) | 11.84±9.98 |
<安定性試験>2)
最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ月)の結果、本剤は通常の市場流通下において、3年間安定であることが推測された。
5mL×10
改訂履歴 |
2013年9月 改訂 |
文献請求先 |
主要文献に記載の社内資料をご請求の場合は、下記までお問合せ下さい。 |
お問い合わせ先 |
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業態及び業者名等 |
製造販売元 販売 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2021/1/20 版 |