医療用医薬品 : プロ・バンサイン

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医薬品情報


総称名 プロ・バンサイン
一般名 プロパンテリン臭化物
欧文一般名 Propantheline Bromide
製剤名 プロパンテリン臭化物錠
薬効分類名 抗コリン性鎮痙剤
薬効分類番号 1231
ATCコード A03AB05
KEGG DRUG D00481 プロパンテリン臭化物
商品一覧 米国の商品 相互作用情報
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報 2019年6月 改訂 (第3版)


禁忌 効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 薬効薬理 理化学的知見 包装 主要文献

商品情報 組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
プロ・バンサイン錠15mg Pro-Banthine Tablets 15mg ファイザー 1231008F1032 10.1円/錠

禁忌

次の患者には投与しないこと

閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]

前立腺肥大による排尿障害のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]

重篤な心疾患のある患者[心悸亢進を起こすおそれがある。]

麻痺性イレウスのある患者[閉塞状態を悪化させるおそれがある。]

効能・効果及び用法・用量

効能効果

下記疾患における分泌・運動亢進並びに疼痛

胃・十二指腸潰瘍、胃酸過多症、幽門痙攣、胃炎、腸炎、過敏大腸症(イリタブルコロン)、膵炎、胆道ジスキネジー

夜尿症または遺尿症

多汗症

用法用量

通常、成人には1回1錠(プロパンテリン臭化物として15mg)を1日3〜4回経口投与する。
なお、年令、症状により適宜増減する。

使用上の注意

慎重投与

前立腺肥大の患者[排尿障害を起こすおそれがある。]

甲状腺機能亢進症、うっ血性心不全、不整脈のある患者[心悸亢進を起こすおそれがある。]

潰瘍性大腸炎のある患者[中毒性巨大結腸を起こすおそれがある。]

開放隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]

高温環境にある患者[発汗抑制が起こり、体温上昇のおそれがある。]

高齢者[「高齢者への投与」の項参照]

重要な基本的注意

眼の調節障害、眠気を起こすことがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。

相互作用

併用注意

三環系抗うつ剤
イミプラミン
アミトリプチリン
フェノチアジン系薬剤
プロクロルペラジン
クロルプロマジン
ジエチルペラジン等
本剤の作用が増強されることがあるので、用量を調節するなど注意する。抗コリン作用が相加的に増強されるおそれがある。
モノアミン酸化酵素阻害剤本剤の作用が増強されることがあるので、用量を調節するなど注意する。モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤は、MAO以外の薬物代謝酵素も非特異的に抑制することがあるため、同時に投与された抗コリン剤の作用を増強するおそれがある。
ジゴキシン
メチルジゴキシン
ジゴキシン、メチルジゴキシンの作用を増強するおそれがあるので、併用する場合は、血中濃度の推移、自覚症状、心電図等に注意し、慎重に投与する。本剤の抗コリン作用に基づく消化管運動の抑制により、ジゴキシン、メチルジゴキシンの消化管内の滞留時間を延長し、吸収を高めるおそれがある。

副作用

副作用発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度について文献、自発報告等を参考に集計した。

その他の副作用

 5%以上0.1〜5%未満0.1%未満頻度不明
眼の調節障害等   
精神神経系 頭痛・頭重、眩暈、眠気、不眠等  
消化器口渇、便秘腹部膨満・不快感、胸やけ等  
呼吸器・循環器 胸内苦悶等 心悸亢進
過敏症注)  発疹等 
泌尿器排尿障害   
その他 倦怠感、顔面潮紅、ほてり、嗄声  
注:投与を中止すること。

高齢者への投与

高齢者では、抗コリン作用による眼の調節障害、口渇、便秘、排尿障害等があらわれやすいので、慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中の投与に関する安全性は確立していない(使用経験がない)。

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

薬効薬理

抗コリン作用1)2)

プロパンテリン臭化物はモルモット摘出回腸のアセチルコリンによる収縮運動を抑制し、その強さはアトロピンの1.95〜2倍である。

自律神経節遮断作用1)

プロパンテリン臭化物は上頸交感神経節の節前線維電気刺激によるネコ瞬膜の収縮運動を抑制し、その強さはヘキサメトニウムの0.63倍である。

消化管運動抑制作用3)

健康人(性別不明)において、プロパンテリン臭化物の経口投与により、造影剤の胃排出時間及び小腸内通過時間の延長が認められている。

胃液分泌抑制作用4)

十二指腸潰瘍患者(男子)において、プロパンテリン臭化物の経口投与により、胃液分泌量の減少が認められている。

ペプシン分泌抑制作用5)

消化性潰瘍患者(性別不明)において、プロパンテリン臭化物の経口投与により、ペプシンの濃度低下及び分泌量減少が、基礎分泌時及びインスリン刺激時のいずれの場合にも認められている。

有効成分に関する理化学的知見

一般名プロパンテリン臭化物
一般名(欧名)Propantheline Bromide
化学名N-Methyl-N,N-bis(1-methylethyl)-2-[(9H-xanthen-9-ylcarbonyl)oxy]ethyl-aminium bromide
分子式C23H30BrNO3
分子量448.39
融点約161℃(分解、ただし乾燥後)。
性状白色〜帯黄白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は極めて苦い。水、エタノール(95)、酢酸(100)又はクロロホルムに極めて溶けやすく、無水酢酸にやや溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
1.0gを水50mLに溶かした液のpHは5.0〜6.0である。
KEGG DRUGD00481

包装

プロ・バンサイン錠15mg

100錠(SP)

主要文献


1. Johnson,E.A.et al.,  Br J Pharmacol,  9,  218,  (1954) »PubMed
2. Beiler,J.M.et al.,  Arch Int Pharmacodyn Ther,  153 (1-2),  139,  (1965)
3. Texter,E.C.Jr,et al.,  Gastroenterology,  30 (5),  772,  (1956) »PubMed
4. Alea,J.A.et al.,  Am J Dig Dis,  12 (11),  1122,  (1967) »PubMed
5. 山口 吉康ほか,  新薬と臨床,  3 (8),  463,  (1954)

作業情報


改訂履歴

2017年11月 改訂
2019年6月 改訂 (第3版)

文献請求先

ファイザー株式会社
151-8589
東京都渋谷区代々木3-22-7
学術情報ダイヤル 0120-664-467

業態及び業者名等

製造販売
ファイザー株式会社
東京都渋谷区代々木3-22-7


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2020/2/19 版