医療用医薬品 : カデュエット |
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総称名 | カデュエット |
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一般名 | アムロジピンベシル酸塩 アトルバスタチンカルシウム水和物 |
欧文一般名 | Amlodipine Besilate Atorvastatin Calcium Hydrate |
製剤名 | アムロジピンベシル酸塩・アトルバスタチンカルシウム水和物配合剤 |
薬効分類名 | 持続性Ca拮抗薬 HMG-CoA還元酵素阻害剤 |
薬効分類番号 | 2190 |
ATCコード | C10BX03 |
KEGG DRUG |
D08488
アムロジピンベシル酸塩・アトルバスタチンカルシウム
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KEGG DGROUP |
DG01946
脂質低下薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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カデュエット配合錠1番 | Caduet Combination Tablets | ヴィアトリス製薬 | 2190101F1020 | 40.2円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
カデュエット配合錠2番 | Caduet Combination Tablets | ヴィアトリス製薬 | 2190102F1025 | 64.1円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
カデュエット配合錠3番 | Caduet Combination Tablets | ヴィアトリス製薬 | 2190103F1020 | 53.7円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
カデュエット配合錠4番 | Caduet Combination Tablets | ヴィアトリス製薬 | 2190104F1024 | 78円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
グレカプレビル・ピブレンタスビル (マヴィレット) [2.4参照] | グレカプレビル・ピブレンタスビル(400mg・120mg)との併用により、アトルバスタチンのAUCが8.28倍、Cmaxが22.0倍に上昇したとの報告がある。本剤の血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。 | 機序:グレカプレビルのOATP1B1/1B3及びBCRP阻害、ピブレンタスビルのOATP1B1及びBCRP阻害に基づく作用によるものと考えられている。 |
降圧作用を有する薬剤 | 降圧作用が増強されるおそれがある。 | 相互に作用を増強するおそれがある。 |
CYP3A4阻害剤 エリスロマイシン ジルチアゼム リトナビル ニルマトレルビル・リトナビル イトラコナゾール等 | エリスロマイシン及びジルチアゼムとの併用により、アムロジピンの血中濃度が上昇したとの報告がある。 | アムロジピンの代謝が競合的に阻害される可能性が考えられる。 |
CYP3A4誘導剤 リファンピシン等 | アムロジピンの血中濃度が低下するおそれがある。 | アムロジピンの代謝が促進される可能性が考えられる。 |
グレープフルーツジュース | アムロジピンの降圧作用が増強されるおそれがある。 | グレープフルーツに含まれる成分がアムロジピンの代謝を阻害し、アムロジピンの血中濃度が上昇する可能性が考えられる。 |
タクロリムス | 併用によりタクロリムスの血中濃度が上昇し、腎障害等のタクロリムスの副作用が発現するおそれがある。併用時にはタクロリムスの血中濃度をモニターし、必要に応じてタクロリムスの用量を調整すること。 | アムロジピンとタクロリムスは、主としてCYP3A4により代謝されるため、併用によりタクロリムスの代謝が阻害される可能性が考えられる。 |
フィブラート系薬剤 ベザフィブラート等 [9.1.3、9.2.3、11.1.5参照] | 筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。 | 機序:フィブラート系薬剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用が示唆されている。 危険因子:腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者 |
ニコチン酸製剤 ニセリトロール等 [11.1.5参照] | 筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。 | 機序:ニコチン酸製剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用が示唆されている。 危険因子:腎機能障害 |
免疫抑制剤 シクロスポリン等 [11.1.5参照] | 1)筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。 2)シクロスポリンとの併用により、アトルバスタチンのAUC0-24hが8.7倍に上昇したとの報告がある。 | 機序:1)シクロスポリンとHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用、2)シクロスポリンによるHMG-CoA還元酵素阻害剤の代謝・胆汁中排泄に対する競合阻害に基づく相互作用、3)シクロスポリンによるアトルバスタチンの肝への取り込み阻害に基づく相互作用が示唆されている。 危険因子:腎機能障害 |
アゾール系抗真菌薬 イトラコナゾール等 エリスロマイシン [11.1.5参照] | 筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。 | 機序:アゾール系抗真菌薬又はエリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用が考えられている。 危険因子:腎機能障害 |
クラリスロマイシン | アトルバスタチンの血漿中薬物濃度の有意な上昇(Cmax:+55.9%、AUC0-Tlast:+81.8%)がみられた。 | 機序:クラリスロマイシンのCYP3A4に対する阻害作用が考えられている。 |
HIVプロテアーゼ阻害剤 ロピナビル・リトナビル等 | ロピナビル・リトナビルとの併用によりアトルバスタチンのAUCが5.88倍に上昇するとの報告がある。 | 機序:これらの薬剤によるCYP3A4の阻害が考えられている。 |
ニルマトレルビル・リトナビル | 併用によりアトルバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。アトルバスタチンの副作用が発現しやすくなるおそれがあるため、十分な観察を行いながら慎重に投与し、必要に応じて減量や休薬等の適切な措置を講ずること。 | 機序:アトルバスタチンの代謝を競合的に阻害するためと考えられている。 |
エンシトレルビル フマル酸 | 併用によりアトルバスタチンの血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。 | 機序:エンシトレルビル フマル酸のCYP3Aに対する阻害作用が考えられている。 |
グラゾプレビル | グラゾプレビル(200mg)との併用によりアトルバスタチンの血漿中薬物濃度が上昇した(Cmax:5.66倍、AUC0-∞:3.00倍)との報告がある。 | 機序:グラゾプレビルによる腸管のCYP3A及びBCRPの阻害が考えられている。 |
レテルモビル | レテルモビルとの併用によりアトルバスタチンの血漿中薬物濃度が上昇した(Cmax:2.17倍、AUC0-∞:3.29倍)との報告がある。 | 機序:レテルモビルによるCYP3A、OATP1B1/1B3及びBCRPの阻害が考えられている。 |
フチバチニブ | 併用によりアトルバスタチンの血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすくなるおそれがある。 | 機序:フチバチニブによるBCRPの阻害が考えられている。 |
グレープフルーツジュース | グレープフルーツジュース1.2L/日との併用により、アトルバスタチンのAUC0-72hが約2.5倍に上昇したとの報告がある。 | 機序:グレープフルーツジュースによるCYP3A4の阻害が考えられている。 |
エファビレンツ | アトルバスタチンの血漿中薬物濃度が低下した(Cmax:−12%、AUC0-24h:−43%)との報告がある。 | 機序:エファビレンツによるCYP3A4の誘導が考えられている。 |
リファンピシン | リファンピシン投与17時間後にアトルバスタチンを投与したところアトルバスタチンの血漿中薬物濃度が低下した(Cmax:−40%、AUC:−80%)との報告がある。 | 機序:リファンピシンによるCYP3A4の誘導が考えられている。 |
ベキサロテン | ベキサロテンとの併用により本剤のAUCが約50%低下したとの報告がある。 | 機序:ベキサロテンによるCYP3A4の誘導が考えられている。 |
陰イオン交換樹脂 | アトルバスタチンの血漿中薬物濃度が約25%低下したが、LDL-コレステロールの低下率はそれぞれを単独で使用したときより大きかった。 | 機序:これらの薬剤によるアトルバスタチンの吸収阻害(吸着)に基づく血漿中薬物濃度の低下が考えられている。 |
ジゴキシン | 定常状態において血漿中ジゴキシン濃度が上昇する(アトルバスタチン10mg投与でCmax:+9.9%、AUC0-24h:+3.6%、CLr:129→128mL/min、80mg投与でCmax:+20.0%、AUC0-24h:+14.8%、CLr:160→149mL/min)ことが報告されている。併用する場合は、血漿中薬物濃度のモニターを十分に行うこと。 | 機序:アトルバスタチンによるジゴキシンのP-gpを介した排出の抑制が示唆されている。 |
経口避妊薬 ノルエチンドロン−エチニルエストラジオール | ノルエチンドロン(Cmax:+24%、AUC0-24h:+28%)及びエチニルエストラジオール(Cmax:+30%、AUC0-24h:+19%)の血漿中濃度の上昇が認められた。 | 機序:アトルバスタチンによるノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールの初回通過効果の減少が考えられている。 |
1%〜2%未満a) | 1%未満a) | 頻度不明b) | |
過敏症 | そう痒 | 光線過敏、発疹、多形紅斑、蕁麻疹、血管炎、血管浮腫 | |
皮膚 | 脱毛、帯状疱疹、発赤、皮膚変色、皮膚乾燥、皮膚亀裂、多汗、爪の障害 | ||
血液 | 好酸球増加 | 血小板減少、白血球減少、白血球増加、貧血、紫斑 | |
肝臓 | 肝機能障害 | Al-P上昇、ALT上昇 | AST上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、黄疸、腹水 |
消化器 | 歯肉障害、膵炎、胃炎、胃食道逆流性疾患、胃不快感、腹部膨満、過敏性腸症候群、嘔気・嘔吐、便秘 | 口内炎、舌痛、舌炎、舌のしびれ、口のしびれ、口唇炎、口渇、(連用により)歯肉肥厚、消化不良、アミラーゼ上昇、食欲不振、腹痛、下痢・軟便、排便回数増加、胃腸炎 | |
呼吸器 | 咳、呼吸困難、咽頭不快感、肺炎、鼻炎、鼻出血 | ||
筋骨格系 | 筋肉痛 | CK上昇、血中ミオグロビン上昇、無力症、筋痙攣、筋緊張亢進、筋炎、関節痛、背部痛、腱炎、腱痛 | |
感覚器 | 視力異常、霧視、耳鳴、味覚異常 | ||
精神・神経系 | 頭痛、眩暈・ふらつき | 片頭痛、不眠症 | 振戦、眠気、気分動揺、末梢神経障害、健忘症、抑うつ、悪夢、錐体外路症状 |
内分泌 | 甲状腺腫 | テストステロン低下、コリンエステラーゼ上昇、TSH上昇、ACTH上昇、アルドステロン低下、女性化乳房 | |
代謝異常 | 血清コレステロール上昇、HbA1c上昇、高血糖、糖尿病、尿中ブドウ糖陽性、低血糖症、血清鉄低下 | ||
循環器 | 動悸 | 浮腫c)、ほてり(熱感、顔面潮紅等)、期外収縮、血圧上昇 | 洞房又は房室ブロック、洞停止、心房細動、頻脈、徐脈、血圧低下、失神 |
腎臓・泌尿器 | BUN上昇、クレアチニン上昇、血中カリウム増加、血中カリウム減少、頻尿・夜間頻尿、排尿困難、勃起障害、尿管結石、尿潜血陽性、尿中蛋白陽性 | ||
その他 | 脳梗塞、全身倦怠感、脱力感、疲労、しびれ、発熱、体重増加、体重減少、疼痛、異常感覚、胸痛、着色尿 |
本剤投与量 | 薬物名 | Cmax(ng/mL) | Tmax(h) | AUC0-Tlast(ng・h/mL) | T1/2(h) |
2.5mg/5mg (N=16) | アムロジピン | 1.46±0.347 | 6.3±1.2 | 55.4±19.9 | 43.5±10.6 |
アトルバスタチン | 1.42±0.708 | 1.0±1.4 | 9.51±4.77 | NC | |
M-2 | 0.568±0.295 | 5.5±3.1 | 9.11±4.67 | NC | |
5mg/10mg (N=16) | アムロジピン | 3.15±0.545 | 6.6±1.0 | 125±31.8 | 43.2±6.6 |
アトルバスタチン | 3.61±1.54 | 1.0±0.7 | 21.4±8.73 | 11.0±3.6a) | |
M-2 | 1.57±0.943 | 2.6±2.8 | 21.4±10.7 | NC |
本剤投与量 | アムロジピン | アトルバスタチン | ||
Cmax(ng/mL) | AUCt(ng・h/mL) | Cmax(ng/mL) | AUCt(ng・h/mL) | |
2.5mg/5mg (N=36) | 1.26 | 50.5 | 1.40 | 11.5 |
2.5mg/10mg (N=40) | 1.18 | 50.4 | 3.31 | 24.9 |
5mg/5mg (N=39) | 3.32 | 125 | 1.34 | 8.84 |
5mg/10mg (N=55) | 2.84 | 124 | 3.18 | 21.3 |
パラメータ/解析 | アトルバスタチン | ||||||
0mg | 10mg | 20mg | 40mg | 80mg | |||
アムロジピン | 5mg | 平均変化量(mmHg) | −12.6 | −13.6 | −15.3 | −12.8 | −12.6 |
アムロジピン単独投与との差 | − | −1.0 | −2.7 | −0.2 | 0.1 | ||
10mg | 平均変化量(mmHg) | −16.5 | −15.9 | −16.0 | −16.5 | −17.5 | |
アムロジピン単独投与との差 | − | 0.6 | 0.5 | 0.0 | −1.1 |
パラメータ/解析 | アトルバスタチン | |||||
10mg | 20mg | 40mg | 80mg | |||
アムロジピン | 0mg | 平均変化率(%) | −33.5 | −39.5 | −43.1 | −47.0 |
5mg | 平均変化率(%) | −39.0 | −42.2 | −44.9 | −48.2 | |
アトルバスタチン単独投与との差 | −5.5 | −2.8 | −1.8 | −1.2 | ||
10mg | 平均変化率(%) | −36.6 | −38.6 | −43.2 | −49.2 | |
アトルバスタチン単独投与との差 | −3.2 | 0.9 | −0.2 | −2.2 |
用量(mg) | 例数 | 総コレステロール(%) | トリグリセリド(%) | HDL-コレステロール(Δmg/dL) |
5 | 51 | −25.0 | −19.7 | 3.2 |
10 | 51 | −30.2 | −16.7 | 5.2 |
20 | 52 | −33.8 | −12.0 | 6.1 |
用量(mg) | 例数 | LDL-コレステロール(%) | 総コレステロール<220mg/dL割合(%) | LDL-コレステロール<150mg/dL割合(%) |
5 | 51 | −32.0 | 56.9 | 74.5 |
10 | 51 | −39.6 | 72.5 | 86.3 |
20 | 52 | −49.5 | 86.5 | 90.4 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/08/21 版 |