医療用医薬品 : シスプラチン |
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| 総称名 | シスプラチン |
|---|---|
| 一般名 | シスプラチン |
| 欧文一般名 | Cisplatin |
| 製剤名 | シスプラチン点滴静注 |
| 薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 |
| 薬効分類番号 | 4291 |
| ATCコード | L01XA01 |
| KEGG DRUG |
D00275
シスプラチン
|
| JAPIC | 添付文書(PDF) |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| シスプラチン点滴静注10mg「マルコ」 | CISPLATIN for I.V. Infusion | 日医工ファーマ | 4291401A1119 | 983円/瓶 | 毒薬, 処方箋医薬品注) |
| シスプラチン点滴静注25mg「マルコ」 | CISPLATIN for I.V. Infusion | 日医工ファーマ | 4291401A2115 | 2167円/瓶 | 毒薬, 処方箋医薬品注) |
| シスプラチン点滴静注50mg「マルコ」 | CISPLATIN for I.V. Infusion | 日医工ファーマ | 4291401A3111 | 3363円/瓶 | 毒薬, 処方箋医薬品注) |
| 抗悪性腫瘍剤 | 骨髄抑制を増強することがある。患者の状態を観察しながら、減量するなど用量に注意すること。 | 骨髄抑制作用を有する。 |
| 放射線照射 | 骨髄抑制を増強することがある。患者の状態を観察しながら、減量するなど用量に注意すること。 | 骨髄抑制作用を有する。 |
| 放射線照射 | 胸部への放射線照射の併用療法を行った場合に、重篤な皮膚炎、食道炎、嚥下障害又は肺臓炎が発現したとの報告がある。患者の状態を観察しながら、肺陰影等が出現した場合には、本剤の投与及び放射線照射を直ちに中止すること。 | 機序不明 動物試験(マウス)で本剤による放射線感受性増加が認められている。 |
| パクリタキセル | 本剤をパクリタキセルの前に投与した場合、逆の順序で投与した場合より骨髄抑制が増強するおそれがある。本剤をパクリタキセルの後に投与すること。 | 本剤をパクリタキセルの前に投与した場合、パクリタキセルのクリアランスが低下し、パクリタキセルの血中濃度が上昇する。 |
| パクリタキセル | 末梢神経障害が増強するおそれがある。患者の状態を観察しながら、減量するか又は投与間隔を延長すること。 | 末梢神経障害を有する。 |
| アミノグリコシド系抗生物質 ストレプトマイシン ゲンタマイシン アミカシン 等 バンコマイシン フロセミド | 腎障害及び聴器障害が増強されることがある。 | 腎障害及び聴覚障害を有する。 |
| アムホテリシンB(注射剤) | 腎障害が増強されることがある。 | 腎障害を有する。 |
| 頭蓋内放射線照射 | 聴器障害が増強することがある。 | 機序不明 |
| ピレタニド | 聴器障害が増強することがある。 | 聴覚障害を有する。 |
| フェニトイン | フェニトインの血漿中濃度が低下したとの報告がある。 | 機序不明 |
| 10%以上 | 1〜10%未満 | 1%未満 | 頻度不明 | |
| 消化器 | 悪心・嘔吐注)(85.3%)、食欲不振(74.6%) | 下痢、口内炎 | イレウス、腹痛 | 便秘、腹部膨満感、口角炎 |
| 過敏症 | 発疹 | ほてり | ||
| 精神神経系 | 末梢神経障害(しびれ、麻痺等)、頭痛 | 痙攣 | 言語障害、味覚異常、意識障害、見当識障害、レールミッテ徴候 | |
| 肝臓 | AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇 | ビリルビン上昇、γ‐GTP上昇 | ||
| 循環器 | 動悸、頻脈、心電図異常、レイノー様症状 | |||
| 電解質 | 血清ナトリウム、カリウム、クロール、カルシウム、マグネシウム等の異常 | テタニー様症状、血清リン異常 | ||
| 皮膚 | 脱毛(24.4%) | そう痒、色素沈着 | 紅斑 | |
| その他 | 全身倦怠感(42.0%) | 発熱、吃逆 | 眩暈、疼痛、全身浮腫、血圧低下、胸痛 | 注射部位反応(発赤、腫脹、疼痛、壊死、硬結等)、血圧上昇、高尿酸血症、脱水 |
| 腫瘍別 | 奏効率注) |
| 睾丸腫瘍 | 68.9%(31/45) |
| 膀胱癌 | 52.9%(27/51) |
| 腎盂・尿管腫瘍 | 36.4%(4/11) |
| 前立腺癌 | 19.0%(11/58) |
| 卵巣癌 | 57.6%(49/85) |
| 頭頸部癌 | 26.0%(19/73) |
| 非小細胞肺癌 | 20.0%(21/105) |
| 食道癌 | 21.3%(10/47) |
| 子宮頸癌 | 35.9%(14/39) |
| 神経芽細胞腫 | 37.5%(3/8) |
| 胃癌 | 17.2%(16/93) |
| 腫瘍別 | 奏効率注) |
| 小細胞肺癌 | 21.9%(14/64) |
| 骨肉腫 | 20.4%(34/167) |
| ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)とCCRTとの併用注2)(529例) | プラセボとCCRTとの併用注3)(531例) | ||
| OS† | 中央値[月] (95%信頼区間) | NE (NE,NE) | NE (NE,NE) |
| ハザード比†† (95%信頼区間) P値§ | 0.67 (0.50,0.90) 0.0040 | ||
| PFS‖¶ | 中央値[月] (95%信頼区間) | NE (NE,NE) | NE (NE,NE) |
| ハザード比†† (95%信頼区間) P値§ | 0.70 (0.55,0.89) 0.0020 | ||
| 投与群 | 例数 | 中央値 [95%信頼区間] (ヵ月) | ハザード比 | |
| OS | N+C併用群 | 304 | 21.72 [18.63‐26.38] | 0.78 [95.59%信頼区間:0.63‐0.96] |
| 化学療法群 | 304 | 18.86 [14.72‐22.44] | ||
| PFS | N+C併用群 | 304 | 7.92 [7.62‐9.49] | 0.72 [99%信頼区間:0.55‐0.94] |
| 化学療法群 | 304 | 7.56 [6.05‐7.75] |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |