医療用医薬品 : ナイキサン |
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総称名 | ナイキサン |
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一般名 | ナプロキセン |
欧文一般名 | Naproxen |
製剤名 | ナプロキセン錠 |
薬効分類名 | 鎮痛・抗炎症剤 |
薬効分類番号 | 1149 |
ATCコード | M01AE02 M02AA12 |
KEGG DRUG |
D00118
ナプロキセン
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KEGG DGROUP |
DG01504
非ステロイド性抗炎症薬 (NSAID)
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ナイキサン錠100mg | NAIXAN Tablets | ニプロ | 1149007F1142 | 6.1円/錠 |
ヒダントイン系抗てんかん剤 フェニトイン | ヒダントインの血中濃度が上昇し、作用が増強することがある。 異常が認められた場合には本剤を減量するなど適切な処置を行う。 | 血漿蛋白結合の競合的拮抗作用 (本剤の蛋白結合率が高く、併用により作用が増強する。) |
スルホニル尿素系血糖降下剤 クロルプロパミド トルブタミド グリベンクラミド | 血糖降下剤の作用が増強(低血糖)することがある。 血糖値に注意し、異常が認められた場合には本剤を減量するなど適切な処置を行う。 | 血漿蛋白結合の競合的拮抗作用 (本剤の蛋白結合率が高く、併用により作用が増強する。) |
抗凝固剤 ワルファリン ダビガトランエテキシラート等 | 出血の危険性が増大する可能性がある。このような場合には、患者の状態を十分に観察するなど注意すること。 | 本剤は血小板凝集抑制作用を有するため、これら薬剤と併用すると出血を助長するおそれがある。 |
抗血小板剤 クロピドグレル等 | 出血の危険性が増大する可能性がある。このような場合には、患者の状態を十分に観察するなど注意すること。 | 本剤は血小板凝集抑制作用を有するため、これら薬剤と併用すると出血を助長するおそれがある。 |
プロベネシド | 本剤の血中濃度が上昇し、半減期が延長することがある。 異常が認められた場合には本剤を減量するなど適切な処置を行う。 | プロベネシドは、本剤の腎排泄ならびに肝代謝を抑える可能性がある。 |
メトトレキサート | メトトレキサートの血中濃度が上昇し、副作用(骨髄抑制、腎機能不全等)が増強することがある。 異常が認められた場合にはメトトレキサートを減量するなど適切な処置を行う。 | メトトレキサートの腎クリアランス及び尿細管分泌を抑制する。 |
降圧剤 β遮断剤 利尿剤 ACE阻害剤 A-II受容体拮抗剤等 | 降圧作用及び利尿作用が低下することがある。 併用する場合には、定期的に血圧を測定し、用量について注意する。 | 本剤はPGを介する血管拡張作用及び水、Na排泄作用を抑制する。 |
ACE阻害剤 A-II受容体拮抗剤 | 腎障害があらわれることがある。 異常が認められた場合には両剤を減量するなど適切な処置を行う。 | 本剤のPG合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられる。 |
リチウム製剤 炭酸リチウム | リチウム中毒(振戦、悪心、嘔吐等)を起こすことがある。 定期的にリチウムの血中濃度を測定し、異常が認められた場合にはリチウム製剤を減量するなど適切な処置を行う。 | 本剤はリチウムの腎クリアランスを低下させ、血中濃度を上昇させる。 |
ジドブジン | ジドブジンの血中濃度が上昇し、副作用(骨髄抑制等)があらわれるおそれがある。 定期的に血液検査を行うなど観察を十分行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行う。 | ジドブジンの代謝を抑制する。 |
ニューキノロン系抗菌剤 エノキサシン等 | 痙攣発作が増強するおそれがある。 異常が認められた場合には両剤の投与を中止し、適切な処置を行う。 | ニューキノロン系抗菌剤の持つGABA結合阻害作用が考えられる。 |
イグラチモド [11.1.4参照] | 胃腸障害の発現率が増加するおそれがあるので、特に消化性潰瘍があらわれた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。 | 両剤ともにPG生合成阻害作用を有する。 |
アスピリン製剤 (抗血小板剤として投与している場合) | アスピリンの血小板凝集抑制作用を減弱するとの報告がある。 | 本剤が血小板シクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)とアスピリンの結合を阻害するためと考えられる。 |
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | 発疹、そう痒 | 蕁麻疹 | |
皮膚 | 光線過敏症 | ||
消化器 | 胃部不快感、胃痛、悪心・嘔吐、食欲不振、下痢、便秘、口内炎 | 腹部膨満感、口渇 | |
血液 | 血小板機能低下(出血時間の延長)注1) | ||
肝臓 | 黄疸、AST・ALTの上昇 | ||
精神神経系 | 眠気 | めまい、頭痛、手足のしびれ感、耳鳴、聴力減退 | 痙攣、集中力低下、見当識障害、不眠症、脱毛 |
その他 | 浮腫 | 心悸亢進、脱力感、血尿 |
疾患名 | 有効率(有効以上) | |
関節リウマチ | 48.6% | 87例/179例 |
変形性関節症 | 55.8% | 149例/267例 |
痛風発作 | 82.6% | 76例/92例 |
強直性脊椎炎 | 61.3% | 19例/31例 |
腰痛症 | 60.6% | 97例/160例 |
肩関節周囲炎 | 73.3% | 63例/86例 |
頸肩腕症候群 | 62.2% | 56例/90例 |
腱・腱鞘炎 | 68.5% | 50例/73例 |
月経困難症 | 63.9% | 69例/108例 |
帯状疱疹 | 86.2% | 188例/218例 |
外傷後・手術後 | 54.4% | 191例/351例 |
抜歯後・小手術後 | 69.2% | 301例/435例 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/08/20 版 |