医療用医薬品 : ネオイスコチン |
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総称名 | ネオイスコチン |
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一般名 | イソニアジドメタンスルホン酸ナトリウム水和物 |
欧文一般名 | Isoniazid Sodium Methanesulfonate Hydrate(Sodium Methaniazide) |
製剤名 | イソニアジドメタンスルホン酸ナトリウム水和物製剤 |
薬効分類名 | 結核化学療法剤 |
薬効分類番号 | 6222 |
ATCコード | J04AC01 |
KEGG DRUG |
D02002
イソニアジドメタンスルホン酸ナトリウム水和物
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KEGG DGROUP |
DG00642
イソニアジド
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ネオイスコチン原末 | NEOISCOTIN Powder | アルフレッサファーマ | 6222005A1035 | 13円/g | 処方箋医薬品注) |
ネオイスコチン錠100mg | NEOISCOTIN Tablets 100mg | アルフレッサファーマ | 6222005F1032 | 6円/錠 | 処方箋医薬品注) |
他の抗結核薬 リファンピシン等 [8.1参照] | 重篤な肝障害があらわれることがある。 | リファンピシンの肝薬物代謝酵素誘導作用により、本剤の代謝が促進され、肝毒性を有する代謝物の産生が増加すると考えられている。 |
クマリン系抗凝固薬 ワルファリン | ワルファリンの作用を増強し、プロトロンビン時間の延長が認められることがある。 | 本剤がワルファリンの肝薬物代謝を阻害し、血中濃度が上昇すると考えられている。 |
抗てんかん薬 フェニトイン カルバマゼピン等 | これらの作用を増強し、中毒症状が発現することがある。また、カルバマゼピンでは本剤の肝毒性が増強されることがある。 | 本剤が抗てんかん薬の肝薬物代謝を阻害し、血中濃度が上昇する。また、カルバマゼピンが肝毒性を有する本剤の代謝物の産生を促進すると考えられている。 |
経口糖尿病用薬 インスリン | これらの血糖降下作用を減弱又は増強することがある。血糖値の観察を十分に行う。 | 血糖降下作用の減弱については、本剤が炭水化物代謝を阻害し、血中ブドウ糖濃度上昇及び糖耐性障害を引き起こすと考えられている。 |
ジスルフィラム | 協調困難、情緒障害等があらわれることがある。 | 本剤とジスルフィラムがそれぞれカテコールアミン代謝酵素を阻害すると考えられている。 |
サイクロセリン | めまい、眠気等の中枢神経系の副作用を増強するとの報告がある。 | 機序は不明である。 |
シクロスポリン | シクロスポリンの作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、シクロスポリンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
イトラコナゾール | イトラコナゾールの作用が減弱するおそれがある。 | 機序は明らかではないが、本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、イトラコナゾールの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
血圧降下薬 交感神経興奮薬 副交感神経抑制薬 三環系抗うつ薬 | これらの作用を増強するおそれがある。 | 機序は明らかではないが、MAO阻害に関連していると考えられている。 |
レボドパ | レボドパの作用が減弱するおそれがある。 | 機序は明らかではないが、本剤によりドパ脱炭酸酵素が阻害されると考えられている。 |
水酸化アルミニウム含有の制酸薬 | 本剤の効果が減弱されるおそれがある。この作用は薬剤の服用時間をずらすことにより、弱まるとの報告がある。 | これらの薬剤とキレートを形成又は、吸着し、本剤の吸収が低下すると考えられている。 |
ペチジン塩酸塩 | 呼吸抑制、低血圧、昏睡、痙攣等があらわれるおそれがある。併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。 | 神経系のセロトニンの取り込みを阻害するペチジン塩酸塩とMAO阻害作用をもつ本剤との併用により、中枢神経のセロトニンが蓄積すると考えられている。 |
ヒスチジンを多く含有する魚 マグロ等 | 頭痛、紅斑、嘔吐、そう痒等のヒスタミン中毒を起こすことがある。 | 本剤のヒスタミン代謝酵素阻害作用により、体内にヒスタミンが蓄積すると考えられている。 |
チラミンを多く含有する食物 チーズ等 | 血圧上昇、動悸があらわれることがある。 | 本剤のMAO阻害作用により、チラミンは不活性化されず、アドレナリン作動性神経終末部において蓄積されているカテコールアミンの遊離を促進すると考えられている。 |
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
肝臓 | AST上昇、ALT上昇 | 黄疸 | − |
過敏症注) | − | − | 発熱、発疹 |
血液 | 出血傾向(喀血、血痰、鼻出血、眼底出血等) | 貧血、赤芽球癆、白血球減少、好酸球増多 | − |
精神神経系 | 頭痛、めまい、倦怠感 | 精神障害(せん妄、抑うつ、記憶力低下、幻覚、感情異常、興奮等) | − |
中枢神経系 | − | 小脳障害(平衡障害、運動失調、企図振戦、言語障害、眼球運動障害、嚥下障害等) | − |
消化器 | 食欲不振、悪心、嘔吐、胃部膨満感、腹痛、便秘 | − | − |
内分泌 | − | − | 女性化乳房、乳汁分泌、月経障害、インポテンス |
その他 | − | − | 関節痛 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |