医療用医薬品 : ビフロキシン |
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総称名 | ビフロキシン |
一般名 | リボフラビン, ピリドキシン塩酸塩 |
欧文一般名 | Riboflavin, Pyridoxine Hydrochloride |
薬効分類名 | リボフラビン・ピリドキシン塩酸塩配合剤 |
薬効分類番号 | 3179 |
KEGG DRUG |
D04937
リボフラビン・ピリドキシン塩酸塩
商品一覧 相互作用情報 |
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ビフロキシン配合錠 | BIFUROXIN COMBINATION TABLETS | ゾンネボード製薬 | 3179100F1031 | 5.9円/錠 |
下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
湿疹・皮膚炎群、口唇炎・口角炎・口内炎
上記の適応(効能又は効果)に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
通常成人1日3〜6錠を1〜3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
相互作用
併用注意
レボドパ | 作用を減弱することがある。(ビタミンB6による) | ビタミンB6はレボドパ脱炭酸酵素の補酵素であるため併用により末梢での脱炭酸化を促し作用部位への到達量を減少させると考えられる。 |
副作用
その他の副作用
大量・長期投与
観察を十分に行い、異常が認められた場合は投与を中止すること。
頻度不明 | |
末梢神経障害 | 海外で、大量・長期投与により手足のしびれ、知覚異常等の末梢神経障害があらわれるとの報告がある。(ビタミンB6による) |
高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、減量するなど注意すること。
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊婦、産婦、授乳婦等への投与に対する安全性は確立していない。
小児等への投与
小児等への投与に対する安全性は確立していない。
臨床検査結果に及ぼす影響
尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。(ビタミンB2による。)
適用上の注意
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
ピリドキシン塩酸塩は生体内でピリドキサールリン酸エステルとなり、各種の補酵素としてたん白質、脂肪等の代謝に関与する。1)またリボフラビンは肝臓で活性型のFMN、FADとなり、フラビン酵素として、酸化還元機構に作用する。2)このように両者は、たん白質、アミノ酸、あるいは脂肪の代謝に不可欠であることから、これらの欠乏に伴う代謝異常を成因とするいくつもの疾患が発症する。トリプトファンをはじめとする各種アミノ酸の代謝異常に対して、リボフラビンおよびピリドキシンはその治療及び予防に用いられる。3)4)5)
ピリドキシンが生体内で補酵素型のピリドキサールリン酸エステルに活性化される反応は、ピリドキシンリン酸オキシダーゼによって触媒されるが、この酵素はフラビン酵素であるので、ビタミンB6とB2の両者は酵素学的に不可分の関係にある。6)7)8)9)
(PTP)
100錠(10錠×10)、500錠(10錠×50)、1,000錠(10錠×100)
(瓶入り)
100錠
1. | 日本ビタミン学会編, ビタミン学〔II〕, 131-225, (1980) |
2. | 日本ビタミン学会編, ビタミン学〔II〕, 69-129, (1980) |
3. | 安田利顕, ビタミン, 10, 1, (1956) »DOI |
4. | 竹内 勝, ビタミン, 30, 95, (1964) »DOI |
5. | 有井義公, ビタミン, 20, 49, (1960) »DOI |
6. | Nakahara,I.et al., The Journal of Biochemistry, 49, 343, (1961) »PubMed »DOI |
7. | Lakshmi,A.V.et al., Br.J.Nutr., 32, 249, (1974) »PubMed »DOI |
8. | 坂本幸哉, ビタミン, 24, 223, (1961) »DOI |
9. | 和田 博ほか, ビタミン, 49, 483, (1975) |
改訂履歴 |
2009年9月 改訂 |
文献請求先 |
ゾンネボード製薬株式会社 |
業態及び業者名等 |
製造販売元 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2022/6/22 版 |