医療用医薬品 : ダイフェン |
List Top |
総称名 | ダイフェン |
---|---|
一般名 | スルファメトキサゾール トリメトプリム |
欧文一般名 | Sulfamethoxazole Trimethoprim |
製剤名 | スルファメトキサゾール・トリメトプリム製剤 |
薬効分類名 | 合成抗菌剤 |
薬効分類番号 | 6290 |
ATCコード | J01EE01 |
KEGG DRUG |
D00285
スルファメトキサゾール・トリメトプリム
|
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
---|---|---|---|---|---|
ダイフェン配合錠 | DAIPHEN Tablets | 鶴原製薬 | 6290100F2107 | 15.1円/錠 | 処方箋医薬品注) |
ダイフェン配合顆粒 | DAIPHEN Granules | 鶴原製薬 | 6290100D1070 | 50.2円/g | 処方箋医薬品注) |
葉酸代謝阻害作用を有する薬剤 メトトレキサート [11.1.1参照] | メトトレキサートの作用を増強し、汎血球減少等があらわれることがある。 | 共に葉酸代謝阻害作用を有するためと考えられている。 |
葉酸代謝阻害作用を有する薬剤 スルファドキシン・ピリメタミン [11.1.1参照] | ピリメタミンとの併用により、巨赤芽球性貧血があらわれることがある。 | 共に葉酸代謝阻害作用を有するためと考えられている。 |
葉酸代謝阻害作用を有する薬剤 ジアフェニルスルホン [11.1.1、16.7参照] | ジアフェニルスルホンとの併用により、血液障害(巨赤芽球性貧血、汎血球減少等)があらわれることがある。 | 共に葉酸代謝阻害作用を有するため、また、トリメトプリムがCYP2C8を阻害するためと考えられている。 |
レパグリニド [16.7参照] | レパグリニドの血中濃度が上昇することがある。 | トリメトプリムがCYP2C8を阻害するためと考えられている。 |
スルホニルウレア系経口糖尿病用剤 グリクラジド、グリベンクラミド等 [11.1.12参照] | これらの薬剤の血糖降下作用を増強し、低血糖症状があらわれることがある。 | 本剤がこれらの薬剤の肝臓での代謝を抑制する。 |
クマリン系抗凝血剤 ワルファリンカリウム | クマリン系抗凝血剤の作用を増強し、出血があらわれることがある。 | 本剤がこれらの薬剤の肝臓での代謝を抑制する。 |
フェニトイン | フェニトインの作用を増強することがある。 | 本剤がフェニトインの肝臓での代謝を抑制するためと考えられている。 |
シクロスポリン [11.1.9参照] | 腎機能障害が増強されることがある。 | 共に腎毒性を有するためと考えられている。 危険因子:特に腎移植後の患者 |
タクロリムス水和物 [11.1.9参照] | 腎機能障害が増強されることがある。 | 共に腎毒性を有するためと考えられている。 |
ジドブジン | ジドブジンの毒性を増強し、顆粒球減少等があらわれることがある。 | 機序は不明である。 |
ガンシクロビル、バルガンシクロビル塩酸塩 | ガンシクロビルの腎クリアランスが12.9%減少し、消失半減期が18.1%延長し、トリメトプリムのCminが12.7%増加したとの報告がある。 | 機序は不明である。 |
ラミブジン含有製剤 | ラミブジンのAUCが43%増加し、全身クリアランスが30%、腎クリアランスが35%減少したとの報告がある。 | 本剤の成分であるトリメトプリムがこれらの薬剤の尿細管分泌を低下させるためと考えられている。 |
ジゴキシン製剤 | ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。 | 本剤の成分であるトリメトプリムがこれらの薬剤の尿細管分泌を低下させるためと考えられている。 |
三環系抗うつ剤等 クロミプラミン塩酸塩、イミプラミン塩酸塩、アミトリプチリン塩酸塩等 | 三環系抗うつ剤等の効果が減弱することがある。 | 機序は不明である。 |
アンジオテンシンII受容体拮抗剤 オルメサルタン メドキソミル等 アンジオテンシン変換酵素阻害剤 エナラプリルマレイン酸塩等 抗アルドステロン剤・カリウム保持性利尿剤 スピロノラクトン等 [11.1.13参照] | これらの薬剤との併用により、高カリウム血症があらわれることがある。 | 共に血清カリウムを上昇させるためと考えられている。 |
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
血液 | 顆粒球減少 | 血小板減少 | |
過敏症 | 発疹、そう痒感 | 紅斑 | 水疱、蕁麻疹、光線過敏症 |
皮膚 | 皮膚血管炎(白血球破砕性血管炎、IgA血管炎等) | ||
消化器 | 食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、便秘、腹痛、胃不快感、舌炎、口角炎・口内炎 | 口渇 | 血便 |
肝臓 | AST上昇、ALT上昇 | 黄疸、Al-P上昇 | |
腎臓 | 腎障害(BUNの上昇、血尿等) | ||
精神神経系 | 頭痛 | めまい・ふらふら感、しびれ感 | ふるえ、脱力・倦怠感、うとうと状態 |
その他 | 発熱・熱感 | 血圧下降、胸内苦悶、発汗、血色素尿 | 関節痛、筋(肉)痛、ぶどう膜炎、血圧上昇、動悸、顔面潮紅、浮腫 |
判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
AUC0-36hr(μg・hr/mL) | Cmax(μg/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | |
ダイフェン配合顆粒 | 655.0±27.7 | 47.7±1.6 | 3.8±0.1 | 約10 |
バクタ配合顆粒 | 663.8±28.1 | 47.4±1.4 | 3.8±0.2 | 約10 |
判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
AUC0-36hr(μg・hr/mL) | Cmax(μg/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | |
ダイフェン配合顆粒 | 21.5±0.9 | 1.7±0.1 | 3.5±0.2 | 約9 |
バクタ配合顆粒 | 20.6±0.8 | 1.7±0.1 | 3.6±0.2 | 約8 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/05/21 版 |