医療用医薬品 : ビオスミン

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医薬品情報


総称名 ビオスミン
一般名 ビフィズス菌
ラクトミン
欧文一般名 Bifidobacterium
Lactomin
製剤名 ビフィズス菌配合剤
薬効分類名 ビフィズス菌整腸剤
薬効分類番号 2316
KEGG DRUG
D08700 ビフィズス菌・ラクトミン
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
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添付文書情報2023年10月 改訂(第2版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
ビオスミン配合散 BIOSMIN POWDER ビオフェルミン製薬 2316003B1058 6.5円/g

4. 効能または効果

腸内菌叢の異常による諸症状の改善

6. 用法及び用量

通常成人1日3〜6gを3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意
アミノフィリン、イソニアジドとの配合により着色することがあるので配合をさけることが望ましい。

18. 薬効薬理

18.1 作用機序
ビフィズス菌及びラクトミンは腸内で増殖し、ビフィズス菌は乳酸と酢酸を、ラクトミンは乳酸等を産生して、腸内菌叢の正常化をはかり、整腸作用をあらわす。
18.2 腐敗産物産生抑制作用
ラットにおいて、ビフィズス菌(Bifidobacterium bifidum)及びラクトミン(Streptococcus faecalis)の同時連続投与により、糞便中の腐敗産物量(インドール量)は低下傾向にあった1)
18.3 ビフィズス菌増殖促進作用
18.3.1 ラットにおいて、ラクトミン(Streptococcus faecalis)の投与(5〜7日間)により、腸内有用菌であるビフィズス菌が増加した2)
18.3.2 健康乳幼児において、ラクトミン製剤(Streptococcus faecalis)の投与(10日間)により、腸内有用菌であるビフィズス菌は増加傾向にあった3)
18.4 ビフィズス菌拮抗球菌排除作用
ビフィズス菌拮抗球菌検出乳児において、本剤投与により、腸内のビフィズス菌拮抗球菌は排除された4)5)

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1. ビフィズス菌

一般的名称 ビフィズス菌
一般的名称(欧名) Bifidobacterium
物理化学的性状 白色〜わずかに黄褐色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。
理化学知見その他 Bifidobacterium bifidum 19.1 ビフィズス菌
KEGG DRUG D04346

19.2. ラクトミン

一般的名称 ラクトミン
一般的名称(欧名) Lactomin
物理化学的性状 白色〜わずかに黄褐色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。
理化学知見その他 Streptococcus faecalis 19.2 ラクトミン
KEGG DRUG D04349

20. 取扱い上の注意

本剤は生菌製剤であるので、開封後は湿気を避けて保存すること。

22. 包装

500g[バラ]、1kg[バラ]

23. 主要文献

  1. 吉原一郎 他, 第37回日本栄養・食糧学会総会講演要旨集, 187, (1983)
  2. 勝又俊太郎, 日本小児科学会雑誌, 58 (10), 893-899, (1954)
  3. 勝又俊太郎, 日本小児科学会雑誌, 58 (10), 899-902, (1954)
  4. 本間道 他, 日本小児科学会雑誌, 73 (3), 374-380, (1969) »PubMed
  5. 西原潔子, 小児科診療, 47 (5), 745-750, (1984)

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
大正製薬株式会社 メディカルインフォメーションセンター
〒170-8633 東京都豊島区高田3-24-1
電話:0120-591-818
製品情報問い合わせ先
大正製薬株式会社 メディカルインフォメーションセンター
〒170-8633 東京都豊島区高田3-24-1
電話:0120-591-818

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
ビオフェルミン製薬株式会社
神戸市西区井吹台東町七丁目3番4
26.2 販売
大正製薬株式会社
東京都豊島区高田3-24-1

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/08/20 版