医療用医薬品 : コンバントリン

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医薬品情報


総称名 コンバントリン
一般名 ピランテルパモ酸塩
欧文一般名 Pyrantel Pamoate
製剤名 ピランテルパモ酸塩ドライシロップ製剤
薬効分類名 広域駆虫剤
薬効分類番号 6429
ATCコード P02CC01
KEGG DRUG D00486 ピランテルパモ酸塩
商品一覧 相互作用情報
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報 2009年9月 改訂(販売名変更等に伴う改訂) (第2版)


禁忌 効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 薬物動態 臨床成績 薬効薬理 理化学的知見 包装 主要文献

商品情報 組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
コンバントリンドライシロップ100mg COMBANTRIN DRY SYRUP 100mg 佐藤製薬 6429001R1032 79.8円/g 処方箋医薬品

禁忌

次の患者には投与しないこと

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

ピペラジン系駆虫薬を投与中の患者(「相互作用」の項参照)

効能・効果及び用法・用量

効能効果
用法用量

通常小児に対し体重1kg当りピランテルとして10mgを1回経口投与する。

体重換算による服用量の概算は、次表の通りである。

体重10kg20kg30kg40kg50kg以上
服用量1包2包3包4包5包

本剤は食事に関係なく投与することができ、また下剤を使用する必要はない。
本剤は、用時適量の水を加えシロップ剤として投与するが、そのまま経口投与することもできる。
なお、投与は1回のみである。

使用上の注意

相互作用

併用禁忌

ピペラジン系駆虫薬両剤の駆虫作用が減弱するおそれがある。両剤の駆虫作用が拮抗したとの報告がある1)

副作用

副作用発現状況の概要

2)

コンバントリン錠100mgを投与した、9,544例中372例(3.90%)に副作用が認められ、その主なものは腹痛(1.34%)、頭痛(1.17%)、悪心・嘔吐(1.16%)等であった。(副作用調査終了時)

その他の副作用

 1%以上又は頻度不明0.1〜1%未満0.1%未満
精神・神経系頭痛、嗜眠*1、不眠*1 めまい 
消化器腹痛、悪心・嘔吐下痢、食欲不振 
肝臓AST(GOT)の上昇*2   
過敏症*3そう痒*1、蕁麻疹*1  発疹
その他冷汗*1、多汗*1 倦怠感 
*1:文献報告又は外国での報告のため頻度不明。*2:肝障害のある患者には慎重に投与すること(少数例に一過性の軽微なAST(GOT)上昇の報告がある。文献報告のため頻度不明。)。*3:発現した場合には投与を中止すること。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。

小児等への投与

2歳未満の乳・小児に対する安全性は確立していないので、2歳未満の乳・小児に投与する場合には、慎重に投与すること。

薬物動態

健常成人5例にピランテルパモ酸塩500mg(ピランテルとして)を経口投与した場合、糞中には4例で60〜65%、1例で93%の排泄率を示し、尿中には全例とも1〜3%の排泄率を示し、いずれもその大部分が48時間以内に排泄された3)
経口投与した場合、3時間後に血中にピランテル関連物質として0.2〜1.1μg/mLが検出されたが、そのほとんどは代謝物と考えられ、5時間以内にほぼ消失した4)4)は外国人データ:参考〕。

臨床成績

コンバントリン錠100mgの各種寄生虫症に対する臨床試験の成績は次表の通りである。

寄生虫別疾患名陰転率
蟯虫症5) 6) 7) 8) 90.8%(177/195)
回虫症9) 10) 11) 93.7%(252/269)
鉤虫症ズビニ鉤虫12) 13) 97.4%(37/38)
アメリカ鉤虫14) 15) 16) 78.7%(207/263)
東洋毛様線虫症17) 93.3%(83/89)

薬効薬理

ピランテルパモ酸塩は、イヌ回虫あるいはイヌ鉤虫による感染動物(イヌ)及びネズミ蟯虫による感染動物(マウス)のいずれに対しても、1回投与により優れた駆虫効果を示している18)19)20)
本剤の駆虫効果は、虫体の神経−筋伝達を遮断して運動麻痺を起こすことによるものと考えられている1)

有効成分に関する理化学的知見

一般名ピランテルパモ酸塩
一般名(欧名)Pyrantel Pamoate
化学名1-Methyl-2-[1(E)-2-(thien-2-yl)vinyl]-1,4,5,6-tetrahydro-pyrimidine mono[4,4'-methylenebis(3-hydroxy-2-naphthoate)]
分子式C11H14N2S・C23H16O6
分子量594.68
融点256〜264℃(分解)
性状ピランテルパモ酸塩は、淡黄色〜黄色の結晶性粉末で、におい及び味はない。N,N-ジメチルホルムアミドにやや溶けにくく、メタノール又はエタノール(95)に極めて溶けにくく、水、酢酸エチル又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
KEGG DRUGD00486

包装

コンバントリンドライシロップ100mg

1g×60包

主要文献


1. Aubry,M.L.et al.,  Br.J.Pharmacol.,  38,  332,  (1970) »PubMed
2. 厚生省薬務局:医薬品副作用情報No.36  日本医事新報No.2871:108,1979
3. 木村 義尚ほか,  応用薬理,  5 (3),  347,  (1971)
4. 佐藤製薬株式会社 社内資料:Pyrantel pamoateのヒトにおける代謝研究
5. 堀 栄太郎,  寄生虫学雑誌,  20 (2),  142,  (1971)
6. 佐藤製薬株式会社 社内資料:広島県豊浜町における蟯虫症集団治療の試み
7. 横川 宗雄ほか,  寄生虫学雑誌,  19 (6),  593,  (1970)
8. 山本 久ほか,  寄生虫学雑誌,  20 (5),  359,  (1971)
9. 小林 昭夫ほか,  寄生虫学雑誌,  19 (3),  296,  (1970)
10. 佐藤製薬株式会社 社内資料:Pyrantel pamoateとPiperazine malateによる回虫駆除効果比較
11. 石崎 達ほか,  医学のあゆみ,  83 (2),  106,  (1972)
12. 堀 栄太郎,  寄生虫学雑誌,  20 (2),  87,  (1971)
13. 佐藤製薬株式会社 社内資料:Pyrantel pamoateに依る鉤虫治療成績
14. 石崎 達ほか,  寄生虫学雑誌,  20 (3),  164,  (1971)
15. 横川 宗雄ほか,  寄生虫学雑誌,  19 (3),  301,  (1970)
16. 佐藤製薬株式会社 社内資料:Pyrantel pamoateのアメリカ鉤虫(Necator americanus)集団駆除効果について
17. 谷 重和ほか,  秋田県農村医学会雑誌,  21 (2),  11,  (1975)
18. 尾崎 文雄ほか,  寄生虫学雑誌,  20 (3),  188,  (1971)
19. 林 滋生ほか,  寄生虫学雑誌,  20 (3),  195,  (1971)
20. 影井 昇ほか,  寄生虫学雑誌,  20 (3),  222,  (1971)

作業情報


改訂履歴

2007年10月 作成 (第1版)
2009年9月 改訂(販売名変更等に伴う改訂) (第2版)

文献請求先

佐藤製薬株式会社
107-0051
東京都港区元赤坂1丁目5番27号
03-5412-7817

業態及び業者名等

製造販売元
佐藤製薬株式会社
東京都港区元赤坂1丁目5番27号


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2020/11/18 版