医療用医薬品 : ヨードチンキ

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医薬品情報


総称名 ヨードチンキ
一般名 ヨウ素
欧文一般名 Iodine
薬効分類名 外皮用殺菌消毒剤
薬効分類番号 2612
ATCコード D08AG03
KEGG DRUG
D04723 ヨードチンキ
KEGG DGROUP
DG00425 ヨウ素
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
日米の医薬品添付文書はこちらから検索することができます。

添付文書情報2024年2月 改訂(第1版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
ヨードチンキ「コザカイ・M」 小堺製薬 2612703X1084 1.81円/mL 劇薬

2. 禁忌

次の患者には投与しないこと
ヨード過敏症の患者

4. 効能または効果

○皮膚表面の一般消毒
○創傷・潰瘍の殺菌・消毒
○歯肉及び口腔粘膜の消毒、根管の消毒

6. 用法及び用量

5〜10倍に希釈し、1日2〜3回患部及び皮膚に適量塗布する。

11. 副作用

11.2 その他の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
 頻度不明
過敏症ヨード疹等
皮膚刺激症状

12. 臨床検査結果に及ぼす影響

血漿蛋白結合ヨード(PBI)及び甲状腺放射性ヨード摂取率の検査値に影響を及ぼすことがある。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意
深い創傷に使用する場合の希釈液としては注射用水か滅菌精製水を用い、水道水や精製水を用いないこと。
14.2 薬剤使用時の注意
14.2.1 外用にのみ使用し、内服しないこと。
14.2.2 眼に入らないように注意すること。入った場合には水でよく洗い流すこと。
14.2.3 粘膜、創傷面又は炎症部位に長期間又は広範囲に使用しないこと。
14.2.4 同一部位に反復使用した場合には、表皮のはく離を伴う急性の皮膚炎を起こすことがあるので注意すること。
14.2.5 口腔内に使用するときは、患部を乾燥させて塗布すること。
14.2.6 引火性があり、爆発の危険性もあるため、火気には十分注意すること。

18. 薬効薬理

18.1 作用機序
ヨウ素及びエタノールの揮散性、殺菌作用、局所刺激作用により、主として外用殺菌、刺激剤としての薬効を有する。本剤の局所刺激作用は強力で、作用は速やかに発揮され持続性を有する。皮膚に塗布すると表皮細胞を壊死させ、皮膚から徐々に吸収されて内部組織にまで及ぶと考えられる1)

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1. ヨウ素

一般的名称 ヨウ素
一般的名称(欧名) Iodine
化学名 Iodine
分子式 I
物理化学的性状 灰黒色の板状又は粒状の重い結晶で、金属性の光沢があり、特異なにおいがある。
ジエチルエーテルに溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、クロロホルムにやや溶けにくく、水に極めて溶けにくい。
ヨウ化カリウム試液に溶ける。
常温で揮散する。
理化学知見その他 126.90
KEGG DRUG D00108

20. 取扱い上の注意

火気を避けて保存すること。

22. 包装

500mL[ガラス瓶]

23. 主要文献

  1. 第十八改正日本薬局方解説書, C-5931-5933, (2021), (廣川書店)

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
岩城製薬株式会社
〒103-8434 東京都中央区日本橋本町4-8-2
電話:03-6626-6252
製品情報問い合わせ先
岩城製薬株式会社
〒103-8434 東京都中央区日本橋本町4-8-2
電話:03-6626-6252

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
小堺製薬株式会社
東京都墨田区両国4-36-9
26.2 販売元
岩城製薬株式会社
東京都中央区日本橋本町4-8-2

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2024/04/01 版