医療用医薬品 : ポビドンヨード

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医薬品情報


総称名 ポビドンヨード
一般名 ポビドンヨード
欧文一般名 Povidone-Iodine
薬効分類名 外皮用殺菌消毒剤
薬効分類番号 2612
ATCコード D08AG02 D09AA09 D11AC06 G01AX11 R02AA15 S01AX18
KEGG DRUG D00863 ポビドンヨード
商品一覧 商品一覧(他薬効を含む) 米国の商品
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報 2009年10月 改訂 (第2版)


禁忌 効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 薬効薬理 理化学的知見 取扱い上の注意 包装 主要文献

商品情報 組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
ポビドンヨード10%消毒用綿球20「ハクゾウ」 ハクゾウメディカル 261270AY8026

禁忌

次の患者には使用しないこと

本剤又はヨウ素に対し過敏症の既往歴のある患者

効能・効果及び用法・用量

効能効果

手術部位(手術野)の皮膚の消毒、手術部位(手術野)の粘膜の消毒、皮膚・粘膜の創傷部位の消毒、熱傷皮膚面の消毒、感染皮膚面の消毒

用法用量

手術部位(手術野)の皮膚の消毒、手術部位(手術野)の粘膜の消毒

本剤を塗布する。

皮膚・粘膜の創傷部位の消毒、熱傷皮膚面の消毒、感染皮膚面の消毒

本剤を患部に塗布する。

使用上の注意

慎重投与

甲状腺機能に異常のある患者〔血中ヨウ素の調節ができず甲状腺ホルモン関連物質に影響を与えるおそれがある。〕

重症の熱傷患者〔ヨウ素の吸収により、血中ヨウ素値が上昇することがある。〕

副作用

副作用発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、不快感、浮腫、潮紅、蕁麻疹等)(頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに使用を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

 頻度不明
過敏症注) 発疹等
皮膚接触皮膚炎、そう痒感、灼熱感、皮膚潰瘍、皮膚変色
甲状腺血中甲状腺ホルモン値(T3、T4値等)の上昇あるいは低下などの甲状腺機能異常
注)症状があらわれた場合には、使用を中止すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中及び授乳中の婦人には、長期にわたる広範囲の使用を避けること1)

臨床検査結果に及ぼす影響

酸化反応を利用した潜血試験において、本剤が検体に混入すると偽陽性を示すことがある2)

適用上の注意

使用部位

経口投与しないこと。

使用時

大量かつ長時間の接触によって接触皮膚炎、皮膚変色があらわれることがあるので、溶液の状態で長時間皮膚と接触させないこと3)。(本剤が手術時に体の下にたまった状態や、ガーゼ・シーツ等にしみ込み湿った状態で、長時間皮膚と接触しないよう消毒後は拭き取るか乾燥させるなど注意すること。)

眼に入らないように注意すること。入った場合には、水でよく洗い流すこと。

深い創傷に使用する場合の希釈液としては生理食塩液か注射用水を用い、水道水や精製水を用いないこと。

石けん類は本剤の殺菌作用を弱めるので、石けん分を洗い落としてから使用すること。

電気的な絶縁性をもっているので、電気メスを使用する場合には、本剤が対極板と皮膚の間に入らないよう注意すること。

その他の注意

ポビドンヨード製剤を新生児に使用し、一過性の甲状腺機能低下を起こしたとの報告がある4)

ポビドンヨード製剤を膣内に使用し、血中総ヨウ素値及び血中無機ヨウ素値が一過性に上昇したとの報告がある5)

ポビドンヨード製剤を妊婦の膣内に長期間使用し、新生児に一過性の甲状腺機能低下があらわれたとの報告がある6)

ポビドンヨード製剤を膣内に使用し、乳汁中の総ヨウ素値が一過性に上昇したとの報告がある7)

薬効薬理

有効成分であるポビドンヨードはポリビニルピロリドンとヨウ素の錯化合剤で、ヨウ素を遊離することにより殺菌作用を示し、その作用は、持続的である。
抗菌スペクトルは広く、グラム陽性菌・陰性菌、真菌、結核菌及びHBV、HIVを含む一部のウィルスに有効である。また抗生物質耐性菌にも有効である。

細菌に対する効果(in vitro)

ポビドンヨード10%消毒用綿球20「ハクゾウ」が細菌を殺菌するのに要する最小時間は次のとおりであった8)

供試菌殺菌時間
Escherichia coli NBRC380630秒以下
Proteus vulgaris NBRC398815秒以下
Staphylococcus aureus NBRC1273230秒以下
Staphylococcus epidermidis NBRC1299330秒以下
Pseudomonas aeruginosa NBRC1327515秒以下
Enterobacter cloacae NBRC1353515秒以下

ウイルスに対する効果(in vitro)

ポビドンヨード10%消毒用綿球20「ハクゾウ」のウイルスに対する効果は次のとおりであった8)

ウイルス作用時間ウイルス不活化率
エコーウイルス7型10分99.9%以上
単純ヘルペスウイルス30秒99.9%以上
アデノウイルス2型1分99.9%以上
A型インフルエンザウイルス30秒99.9%以上

有効成分に関する理化学的知見

一般名ポビドンヨード
一般名(欧名)Povidone-Iodine
化学名Poly〔(2-oxopyrrolidin-1-yl)ethylene〕iodine
分子式(C6H9NO)n・xI
性状ポビドンヨードは暗赤褐色の粉末で、わずかに特異なにおいがある。本品は水又はエタノール(99.5)に溶けやすい。本品1.0gを水100mLに溶かした液のpHは1.5〜3.5である。
KEGG DRUGD00863

取扱い上の注意

本剤は外用消毒剤であるので、経口投与、吸入、注射、眼及び体腔内(腹腔内、胸腔内等)に使用しないこと。

衣類に付いた場合は水で容易に洗い落とせる。またチオ硫酸ナトリウム溶液で脱色できる。

包装

ポビドンヨード10%消毒用綿球20「ハクゾウ」1球入 4.5mL

ポビドンヨード10%消毒用綿球20「ハクゾウ」2球入 9.0mL

ポビドンヨード10%消毒用綿球20「ハクゾウ」3球入 13.5mL

その他、本品の容器若しくは被包に入数を記載

主要文献


1. Danziger.Y.,et al,  Arch.Dis.Child.,  62,  295,  (1987) »PubMed
2. Bar-Or,D.,et al.,  Lancet,  2 (8246),  589,  (1981) »PubMed
3. Okano,M.,  J.Am.Acad.Derm.,  20 (5),  860,  (1985) »PubMed
4. 竹内 敏ほか,  日本小児外科学会雑誌,  30 (4),  749,  (1994) »J-STAGE
5. 小室順義ほか,  産科と婦人科,  52 (10),  1696,  (1994)
6. 大塚春美ほか,  第30回日本新生児学会総会学術集会プログラム,  328,  (1994)
7. 北村 隆ほか,  Progress in Medicine,  7 (5),  1031,  (1987)
8. ハクゾウメディカル社内資料

作業情報


改訂履歴

2008年1月 作成 (第1版)
2009年10月 改訂 (第2版)

文献請求先

ハクゾウメディカル株式会社
540-0025
大阪市中央区徳井町2丁目4番9号
06-6942-0451(代)

業態及び業者名等

製造販売元
ハクゾウメディカル株式会社
540-0025
大阪市中央区徳井町2丁目4番9号


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2020/9/16 版