医療用医薬品 : オメプラゾール |
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総称名 | オメプラゾール |
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一般名 | オメプラゾール |
欧文一般名 | Omeprazole |
薬効分類名 | プロトンポンプ・インヒビター |
薬効分類番号 | 2329 |
ATCコード | A02BC01 |
KEGG DRUG |
D00455
オメプラゾール
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KEGG DGROUP |
DG00020
オメプラゾール
DG01646
プロトンポンプ阻害薬 (PPI)
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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オメプラゾール錠10mg「TSU」 (後発品) | Omeprazole Tablets 10mg「TSU」 | 鶴原製薬 | 2329022H2139 | 14.9円/錠 | 処方箋医薬品注) |
オメプラゾール錠20mg「TSU」 (後発品) | Omeprazole Tablets 20mg「TSU」 | 鶴原製薬 | 2329022H1140 | 22.9円/錠 | 処方箋医薬品注) |
効能・効果 | 錠10mg | 錠20mg | 1回投与量 | 用法 |
胃潰瘍、吻合部潰瘍、十二指腸潰瘍、Zollinger-Ellison症候群 | ○ | ○ | 20mg | 1日1回 |
逆流性食道炎 逆流性食道炎(維持療法) | ○ | ○ | 20mg 10〜20mg | 1日1回 |
非びらん性胃食道逆流症 | ○ | − | 10mg | 1日1回 |
下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎 | ○ | ○ | 20mg | 1日2回 |
効能・効果 | 錠10mg | 錠20mg | 1回投与量 | 用法 |
胃潰瘍、吻合部潰瘍、十二指腸潰瘍、Zollinger-Ellison症候群 | ○ | ○ | 20mg | 1日1回 |
逆流性食道炎 逆流性食道炎(維持療法) | ○ | ○ | 20mg 10〜20mg | 1日1回 |
非びらん性胃食道逆流症 | ○ | − | 10mg | 1日1回 |
下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎 | ○ | ○ | 20mg | 1日2回 |
ジアゼパム フェニトイン シロスタゾール [16.7.1参照] | これらの薬剤の作用を増強することがある。 | 本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させるおそれがある。 |
ワルファリン [16.7.1参照] | 抗凝血作用を増強し、出血に至るおそれがある。プロトロンビン時間国際標準比(INR)値等の血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。 | 本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させるおそれがある。 |
タクロリムス水和物 | タクロリムスの作用を増強することがある。 | 相互作用の機序は不明である。これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。 |
メトトレキサート | 高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的に本剤の投与を中止することを考慮すること。 | 相互作用の機序は不明である。これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。 |
ジゴキシン メチルジゴキシン | これらの薬剤の作用を増強することがある。 | 本剤の胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。 |
イトラコナゾール | これらの薬剤の作用を減弱することがある。 | 本剤の胃酸分泌抑制作用によりこれらの薬剤の溶解性が低下し、これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。 |
チロシンキナーゼ阻害剤 ゲフィチニブ エルロチニブ | これらの薬剤の作用を減弱することがある。 | 本剤の胃酸分泌抑制作用によりこれらの薬剤の溶解性が低下し、これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。 |
ボリコナゾール | 本剤の作用を増強することがある。 | 本剤のCmax及びAUCが増加したとの報告がある。ボリコナゾールは本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を阻害することが考えられる。 |
ネルフィナビルメシル酸塩 | ネルフィナビルの作用を減弱することがある。 | 相互作用の機序は不明である。 ネルフィナビルの血中濃度が低下することがある。 |
クロピドグレル硫酸塩 | クロピドグレル硫酸塩の作用を減弱することがある。 | 本剤がCYP2C19を阻害することにより、クロピドグレル硫酸塩の活性代謝物の血中濃度が低下する。 |
セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 | 本剤の作用を減弱することがある。 | セイヨウオトギリソウが本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を誘導し、本剤の代謝が促進され血中濃度が低下することが考えられる。 |
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | 発疹 | 蕁麻疹 | 多形紅斑、光線過敏症、そう痒感 |
消化器 | 下痢・軟便、便秘、悪心 | 嘔吐、鼓腸放屁、腹痛、口内炎 | 舌炎、顕微鏡的大腸炎(collagenous colitis、lymphocytic colitis)、腹部膨満感、カンジダ症、口渇 |
肝臓 | AST、ALT、Al-P、γ-GTP、LDHの上昇 | ||
血液 | 白血球数減少、血小板数減少、貧血 | ||
精神神経系 | 頭痛 | 眠気、しびれ感 | めまい、振戦、傾眠、不眠(症)、異常感覚、うつ状態 |
その他 | 発熱 | 脱毛、倦怠感、関節痛 | 頻尿、味覚異常、動悸、月経異常、筋肉痛、発汗、筋力低下、低マグネシウム血症、霧視、浮腫、女性化乳房、及びBUN、クレアチニン、尿酸、トリグリセライド、血清カリウム、総コレステロールの上昇 |
5%以上 | 1〜5%未満 | 1%未満注) | |
過敏症 | 発疹 | ||
消化器 | 下痢・軟便(33.4%)、味覚異常(10.5%) | 口内炎、腹痛、食道炎、悪心、腹部膨満感、便秘 | 舌炎、口渇、十二指腸炎 |
肝臓 | AST上昇 | 肝機能異常、ALT上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、LDH上昇 | |
血液 | 好酸球数増多、血小板数減少、貧血、白血球数増多、白血球分画異常 | ||
精神神経系 | 頭痛、しびれ感、めまい、睡眠障害 | ||
その他 | 尿糖陽性 | 尿蛋白陽性、尿酸上昇、総コレステロール上昇、QT延長、発熱、倦怠感、カンジダ症、動悸、霧視 |
投与量 | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | AUC0-10hr(ng・hr/mL) | T1/2(hr) |
10mg | 184.1±31.5 | 2.3±0.6 | 480.7±160.2 | 2.8 |
20mg | 406.2±152.0 | 2.3±0.2 | 1160.4±646.3 | 1.6 |
Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | AUC0-∞(μg・hr/mL) | T1/2(hr) |
794±410 | 2.7±1.6 | 2.94±1.75 | 1.78±0.62 |
AUC0-24(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | |
オメプラゾール錠10mg「TSU」 | 277.4±209.5 | 212.5±119.2 | 2.2±0.88 | 約0.7 |
オメプラゾン錠10mg | 252.7±149.5 | 217.1±122.4 | 2.1±0.88 | 約0.6 |
AUC0-24(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | |
オメプラゾール錠20mg「TSU」 | 709.8±447.6 | 475.1±268.0 | 1.9±0.8 | 約0.7 |
オメプラゾン錠20mg | 662.6±379.6 | 439.9±235.9 | 1.8±0.7 | 約0.7 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/08/21 版 |