医療用医薬品 : アロチノロール塩酸塩 |
List Top |
総称名 | アロチノロール塩酸塩 |
---|---|
一般名 | アロチノロール塩酸塩 |
欧文一般名 | Arotinolol Hydrochloride |
製剤名 | アロチノロール塩酸塩錠 |
薬効分類名 | 高血圧症・狭心症・不整脈治療剤 本態性振戦治療剤 |
薬効分類番号 | 2123 |
KEGG DRUG |
D01830
アロチノロール塩酸塩
|
KEGG DGROUP |
DG03231
血圧降下薬
DG01653
抗不整脈薬
|
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
---|---|---|---|---|---|
アロチノロール塩酸塩錠5mg「DSP」 | Arotinolol Hydrochloride Tablets"DSP" | 住友ファーマ | 2123014F1094 | 8.8円/錠 | 処方箋医薬品注) |
アロチノロール塩酸塩錠10mg「DSP」 | Arotinolol Hydrochloride Tablets"DSP" | 住友ファーマ | 2123014F2201 | 13.2円/錠 | 処方箋医薬品注) |
交感神経系に対し抑制的に作用する他の薬剤 (レセルピン等) | 過剰の抑制を来すことがある。 減量するなど慎重に投与すること。 | レセルピン等の交感神経抑制作用と本剤のβ遮断作用が相加的に作用する可能性がある。 |
血糖降下剤 | 血糖降下作用が増強されることがある。 | 血糖回復作用が本剤のβ遮断作用により妨げられる可能性がある。 また、低血糖時の頻脈等の症状を本剤のβ遮断作用がマスクすることがある。 |
カルシウム拮抗剤 ベラパミル、ジルチアゼム等 | 相互に作用が増強されることがある。 | 両剤の陰性変力作用及び房室伝導抑制作用を相加的に増強する可能性がある。 |
クロニジン | クロニジンの投与中止後のリバウンド現象を増強し、血圧が上昇する可能性がある。 | クロニジンはα2受容体に選択的に作用してノルアドレナリンの遊離を抑制しているため、急激な中止により血中ノルアドレナリンが上昇する。この時、β遮断作用が存在するとノルアドレナリンのα受容体刺激作用のみが働き、急激な血圧上昇が発現する可能性がある。 |
クラスI抗不整脈剤 ジソピラミド、プロカインアミド等 アミオダロン ソタロール | 過度の心機能抑制があらわれることがある。 減量するなど慎重に投与すること。 | 両剤の心機能抑制作用を相加的に増強する可能性がある。 |
ジギタリス製剤 | 心刺激伝導障害(徐脈、房室ブロック等)があらわれることがある。 心機能に注意し、減量するなど慎重に投与すること。 | 両剤の作用(心刺激伝導抑制作用)を相加的に増強する可能性がある。 |
フィンゴリモド | フィンゴリモドの投与開始時に併用すると徐脈が増強されることがある。 | ともに徐脈を引き起こすおそれがある。 |
非ステロイド性抗炎症剤 | 本剤の降圧作用が減弱することがある。 | 非ステロイド性抗炎症剤は、血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成・遊離を阻害する。 |
降圧作用を有する薬剤 | 降圧作用が増強することがある。 減量するなど慎重に投与すること。 | 両剤の降圧作用を相加的に増強する可能性がある。 |
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
循環器 | 胸痛・胸部不快感、めまい・ふらつき、立ちくらみ、低血圧 | 心房細動、末梢循環障害(レイノー症状、冷感等)、動悸・息切れ | |
精神神経系 | 脱力・倦怠感、頭痛・頭重、眠気 | 抑うつ、不眠 | |
消化器 | 軟便・下痢、腹部不快感、腹痛、悪心・嘔吐 | 食欲不振、消化不良、腹部膨満感、便秘 | |
肝臓 | AST、ALTの上昇 | ALP、LDH、γ-GTPの上昇 | |
呼吸器 | 気管支痙攣、喘鳴、咳嗽 | ||
泌尿・生殖器 | BUN、クレアチニンの上昇 | インポテンス | |
眼 | 霧視、眼精疲労 | ||
過敏症 | 発疹、じん麻疹、そう痒、灼熱感 | ||
その他 | 中性脂肪値、尿酸値の上昇 | 総コレステロール、空腹時血糖値、CKの上昇、白血球増多、浮腫、しびれ、心胸郭比の増大、筋肉痛、口渇 | 脱毛 |
疾患名 | 有効率(「中等度改善」以上) | |
本態性高血圧症 | 67.3%(332例/493例) | |
狭心症 | 67.0%(191例/285例) | |
頻脈性不整脈 | 上室性期外収縮 | 70.4%( 38例/ 54例) |
心室性期外収縮 | 58.2%( 78例/134例) | |
洞性頻脈 | 92.5%( 37例/ 40例) | |
本態性振戦 | 59.4%(228例/384例) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/08/20 版 |