医療用医薬品 : キャベジン

List   Top

医薬品情報


総称名 キャベジン
一般名 メチルメチオニンスルホニウムクロリド
欧文一般名 Methylmethionine Sulfonium Chloride
製剤名 メチルメチオニンスルホニウムクロリド錠
薬効分類名 消化性潰瘍・胃炎・慢性肝疾患治療剤
薬効分類番号 2321
ATCコード A02BX04
KEGG DRUG D00177 メチルメチオニンスルホニウムクロライド
商品一覧
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報


効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 臨床成績 薬効薬理 理化学的知見 包装 主要文献

商品情報 詳細

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
キャベジンUコーワ錠25mg CABAGIN-U KOWA Tab.25mg 興和 2321001F1042 5.6円/錠

効能・効果及び用法・用量

効能効果

下記疾患における自覚症状及び他覚所見の改善

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎

慢性肝疾患における肝機能の改善

用法用量

メチルメチオニンスルホニウムクロリドとして、通常成人1回25〜75mgを1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

副作用

副作用発現状況の概要

総症例1269例中、副作用が報告されたのは5例(0.39%)であり、いずれも軽度の便秘1件(0.08%)、下痢1件(0.08%)、おくび1件(0.08%)などであった。(第一次再評価における文献調査による集計)

その他の副作用

 0.1%未満
過敏症発疹等
消化器便秘、下痢、おくび等
※症状があらわれた場合には投与を中止すること。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。〕

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

適用上の注意

薬剤交付時

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)

臨床成績

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、慢性肝炎における二重盲検比較試験の結果、有用性が認められている[1][2][3][4][5]

薬効薬理

各種実験潰瘍、胃粘膜損傷に対する作用

実験潰瘍(酢酸、clamping)を抑制し、胃粘膜組織ムコ多糖成分の分解を防止(β-グルクロニダーゼ活性およびN-アセチル-β-グルコサミニダーゼ活性の抑制)する(ラット)[6]

実験潰瘍(エタノール、塩酸エタノール、塩酸アスピリン)における胃粘膜損傷を抑制する。インドメタシン前処理ではこれらの作用は低下する(ラット)[7]

実験潰瘍で胃血流を増加する(イヌ)[8]

エタノール潰瘍に対して胃粘膜表層部の粘液糖蛋白量を増加・保持させる(ラット)[9]

胃切除後の残胃粘膜の変性防止を認め、上皮の再生、粘液分泌を認める(イヌ)[10]

肝障害改善作用

四塩化炭素障害肝で血清膠質反応を改善する(マウス)[11]

四塩化炭素障害肝でリン脂質、リン蛋白、RNAの代謝を改善する(ウサギ)[11]

四塩化炭素障害肝で肝のローズベンガル摂取の低下、キニノーゲンの一過性の増大を抑制する(ラット)[12]

メチルメチオニンスルホニウムクロリドはlabile-CH3基を有しており、体内においてメチル基供与体として作用し、ヒスタミンを不活化する(マウス)[13]

ケファリンからレシチンヘの合成を促進する(マウス)[14]

コレステロール脂肝に対して肝ならびに血清中の脂質を減少させる(ウサギ)[15]

有効成分に関する理化学的知見

一般名メチルメチオニンスルホニウムクロリド
一般名(欧名)Methylmethionine Sulfonium Chloride
化学名(3-Amino-3-carboxypropyl)dimethylsulfonium chloride
分子式C6H14ClNO2S
分子量199.70
融点約140℃(分解)
性状白色の結晶又は結晶性の粉末で、わずかに特異なにおいがある。水に極めて溶けやすく、エタノール(99.5)、アセトン又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
また、吸湿性である。
KEGG DRUGD00177

包装

PTP

100錠、1000錠、5000錠

1000錠

主要文献


1. 伊藤 緩他,  薬理と治療,  3,  687,  (1975)
2. 三好秋馬他,  薬理と治療,  3,  677,  (1975)
3. 三好秋馬他,  薬理と治療,  5,  1290,  (1977)
4. 三好秋馬他,  薬理と治療,  5,  1301,  (1977)
5. 鈴木 宏他,  医学のあゆみ,  105,  844,  (1978)
6. 鈴木 良雄,  日本薬学会第94年会発表,  (1974)
7. 岡部 進他,  Ther.Res.,  17,  3663,  (1996)
8. 佐島敬清他,  基礎と臨床,  11,  3182,  (1977)
9. Watanabe T.et al.,  Dig.Dis.Sci.,  41,  49,  (1996)
10. 赤木正信他,  新薬と臨床,  14,  887,  (1965)
11. 市原 千城,  京府医大誌,  70,  955,  (1961)
12. 久保寺昭子,  薬理と治療,  4,  1109,  (1976)
13. 鈴江緑衣郎,  綜合臨床,  17,  2579,  (1968)
14. 鈴江緑衣郎,  興和医報,  14,  26,  (1970)
15. 鮫島美子他,  関西医大誌,  15,  58,  (1963) »J-STAGE

作業情報


改訂履歴

2011年9月 改訂
2013年4月 第6版 改訂(顆粒25%販売中止に伴う改訂)

文献請求先

興和株式会社
103-8433
東京都中央区日本橋本町3-4-14

お問い合わせ先

興和株式会社
0120-508-514
03-3279-7587

業態及び業者名等

製造販売元
興和株式會社
東京都中央区日本橋本町三丁目4-14

販売元
興和創薬株式会社
東京都中央区日本橋本町三丁目4-14


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2018/10/24 版