医療用医薬品 : グリベンクラミド |
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総称名 | グリベンクラミド |
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一般名 | グリベンクラミド |
欧文一般名 | Glibenclamide |
製剤名 | グリベンクラミド錠 |
薬効分類名 | 経口血糖降下剤 |
薬効分類番号 | 3961 |
ATCコード | A10BB01 |
KEGG DRUG |
D00336
グリベンクラミド
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KEGG DGROUP |
DG01734
スルホニル尿素薬 (SU薬)
DG02044
血糖降下薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
1.警告 2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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グリベンクラミド錠1.25mg「サワイ」 (後発品) | GLIBENCLAMIDE Tablets [SAWAI] | 沢井製薬 | 3961003F1168 | 5.7円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
グリベンクラミド錠2.5mg「サワイ」 (後発品) | GLIBENCLAMIDE Tablets [SAWAI] | 沢井製薬 | 3961003F2229 | 5.7円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
ボセンタン水和物 (トラクリア) [2.7参照] | 本剤との併用により、肝酵素値上昇の発現率が増加したとの報告がある。 | 本剤及びボセンタン水和物は胆汁酸塩の排泄を阻害し、肝細胞内に胆汁酸塩の蓄積をもたらす。 |
糖尿病用薬 インスリン製剤 ビグアナイド系薬剤 チアゾリジン系薬剤 α-グルコシダーゼ阻害剤 DPP-4阻害薬 GLP-1受容体作動薬 SGLT2阻害剤 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | 血糖降下作用が増強される。 |
プロベネシド | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | 腎排泄抑制 |
クマリン系薬剤 ワルファリンカリウム | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | 肝代謝抑制 |
サリチル酸剤 アスピリン サザピリン 等 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | 血中蛋白との結合抑制、サリチル酸剤の血糖降下作用 |
プロピオン酸系消炎剤 ナプロキセン ロキソプロフェンナトリウム水和物 等 アリール酢酸系消炎剤 アンフェナクナトリウム水和物 ナブメトン 等 オキシカム系消炎剤 ロルノキシカム 等 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | 血中蛋白との結合抑制 これらの消炎剤は蛋白結合率が高いので、血中に本剤の遊離型が増加して血糖降下作用が増強するおそれがある。 |
フィブラート系薬剤 ベザフィブラート クロフィブラート 等 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | 血中蛋白との結合抑制、肝代謝抑制、腎排泄抑制 |
β-遮断剤 プロプラノロール メトプロロール 等 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | 糖新生抑制、アドレナリンによる低血糖からの回復抑制、低血糖に対する交感神経症状抑制 |
シベンゾリンコハク酸塩 ジソピラミド ピルメノール塩酸塩水和物 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | インスリン分泌促進が考えられている。 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | インスリン分泌促進、糖新生抑制 |
クラリスロマイシン | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | 機序不明 左記薬剤が本剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。 |
サルファ剤 スルファメトキサゾール スルファジメトキシン 等 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | 血中蛋白との結合抑制、肝代謝抑制、腎排泄抑制 |
クロラムフェニコール | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | 肝代謝抑制 |
テトラサイクリン系抗生物質 テトラサイクリン塩酸塩 ミノサイクリン塩酸塩 等 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | インスリン感受性促進 |
シプロフロキサシン レボフロキサシン水和物 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | 機序不明 |
アゾール系抗真菌剤 ミコナゾール フルコナゾール 等 | 血糖降下作用の増強による低血糖症状が起こることがある。 併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分観察し、必要に応じて本剤又は併用薬剤の投与量を調節するなど慎重に投与すること。特にβ-遮断剤と併用する場合にはプロプラノロール等の非選択性薬剤は避けることが望ましい。 | 肝代謝抑制、血中蛋白との結合抑制 |
アドレナリン | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 | 末梢でのブドウ糖の取り込み抑制、肝臓での糖新生促進 |
副腎皮質ホルモン製剤 コルチゾン酢酸エステル ヒドロコルチゾン 等 | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 | 肝臓での糖新生促進、末梢組織でのインスリン感受性低下 |
甲状腺ホルモン製剤 レボチロキシンナトリウム水和物 乾燥甲状腺 等 | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 | 腸管でのブドウ糖吸収促進、グルカゴンの分泌促進、カテコラミンの作用増強、肝臓での糖新生促進 |
卵胞ホルモン製剤 エストラジオール安息香酸エステル エストリオール 等 | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 | 機序不明 コルチゾール分泌変化、組織での糖利用変化、成長ホルモンの過剰産生、肝機能の変化等が考えられている。 |
利尿剤 トリクロルメチアジド フロセミド 等 | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 | インスリン分泌の抑制、末梢組織でのインスリン感受性の低下 |
ピラジナミド | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 | 機序不明 血糖値のコントロールが難しいとの報告がある。 |
イソニアジド | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 | 糖質代謝の障害による、血中ブドウ糖濃度上昇及び糖耐性障害 |
リファンピシン | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 | 肝代謝促進 |
ニコチン酸 | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 | 肝臓でのブドウ糖の同化抑制 |
フェノチアジン系薬剤 クロルプロマジン フルフェナジンマレイン酸塩 等 | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 | インスリン遊離抑制、副腎からのアドレナリン遊離 |
フェニトイン | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 | インスリンの分泌阻害 |
ブセレリン酢酸塩 | 血糖降下作用の減弱による高血糖症状(嘔気・嘔吐、脱水、呼気のアセトン臭等)が起こることがある。併用する場合には、血糖値その他患者の状態を十分に観察しながら投与すること。 | 機序不明 ブセレリン酢酸塩投与により、インスリン非依存型糖尿病患者が依存型になったとの報告が海外である。 |
0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
血液 | 血小板減少、白血球減少 | |
肝臓 | AST・ALTの上昇 | |
消化器 | 下痢、胃部膨満感、便秘、悪心、食欲不振、心窩部痛 | |
過敏症 | そう痒感 | 発疹、光線過敏症 |
精神神経系 | めまい、けん怠感、眠気 | |
その他 | 脱毛 | 流涙、視力低下、浮腫、アルコール耐性低下 |
Tmax(h) | Cmax(ng/mL) | t1/2(h) |
1.5 | 82±27(平均値±SD) | 2.7 |
Cmax (ng/mL) | Tmax (hr) | T1/2 (hr) | AUC0-24hr (ng・hr/mL) | |
グリベンクラミド錠2.5mg「サワイ」 | 144.1±22.3 | 3.0±1.0 | 2.4±1.5 | 641.4±122.2 |
オイグルコン錠2.5mg | 141.2±32.6 | 2.9±0.8 | 2.5±1.3 | 655.6±171.0 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/09/18 版 |