医療用医薬品 : メフルシド |
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総称名 | メフルシド |
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一般名 | メフルシド |
欧文一般名 | Mefruside |
薬効分類名 | 非チアジド系降圧利尿剤 |
薬効分類番号 | 2135 |
ATCコード | C03BA05 |
KEGG DRUG |
D01877
メフルシド
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KEGG DGROUP |
DG02992
チアジド類似利尿薬
DG03231
血圧降下薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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メフルシド錠25mg「日医工」 (後発品) | 日医工 | 2135001F1136 | 6.3円/錠 | 処方箋医薬品注) |
バルビツール酸誘導体 | 起立性低血圧を増強することがある。 | これらの薬剤の中枢抑制作用と利尿剤の降圧作用による。 |
あへんアルカロイド系麻薬 | 起立性低血圧を増強することがある。 | あへんアルカロイドの大量投与で血圧下降があらわれることが報告されている。 |
アルコール(飲酒) | 起立性低血圧を増強することがある。 | アルコールは心血管系の抑制作用があり、利尿剤の降圧作用を増強する。 |
昇圧アミン(ノルアドレナリン等) | 昇圧アミンの作用を減弱させるおそれがある。手術前の患者に使用する場合には一時休薬等の処置を行うこと。 | ノルアドレナリン等の昇圧アミンに対する血管壁の反応性を低下させる可能性が考えられる。 |
ツボクラリン及びその類似作用物質(ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物等) | 麻痺作用を増強するおそれがある。手術前の患者に使用する場合には一時休薬等の処置を行うこと。 | チアジド系利尿剤は低カリウム血症を起こすことによりツボクラリンの神経遮断作用を増強すると考えられている。 |
他の降圧剤(ACE阻害剤、β遮断剤等) | 血圧低下を起こすおそれがあるので、降圧剤の用量調節等に注意すること。 | β遮断剤、ACE阻害剤、Ca拮抗剤、α遮断剤、クロニジン、メチルドパとの併用により、降圧作用が増強される。 |
ジギタリス剤(ジゴキシン、ジギトキシン) [11.1.2参照] | 不整脈等を起こすおそれがある。本剤の連用により電解質失調があらわれることがあるので、血清カリウム値に十分注意すること。 | 低カリウム血症を起こし、ジギタリスの心臓毒性を増強する可能性が考えられる。 |
グリチルリチン製剤 [11.1.2参照] | 血清カリウム値の低下があらわれやすくなる。 | グリチルリチン製剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがある。したがって両剤の併用により低カリウム血症を増強する可能性がある。 |
糖質副腎皮質ホルモン剤 ACTH [11.1.2参照] | 低カリウム血症を起こすおそれがある。 | 糖質副腎皮質ホルモンを併用するとカリウム排泄が促進される。 |
糖尿病用剤(SU剤、インスリン) | 糖尿病用剤の作用を著しく減弱するおそれがある。 | カリウム欠乏時には、血糖上昇反応に対して膵臓のβ細胞のインスリンを放出する能力が低下すると考えられている。また、末梢でのインスリン作用が影響を受けるとの考えもある。 |
リチウム | リチウム中毒(手指の振戦、せん妄、痙攣等)を起こすおそれがある。血清リチウム濃度に注意すること。 | チアジド系利尿剤の長期投与ではナトリウムの近位尿細管再吸収が代償的に増加し、その結果、リチウムの再吸収も同様に増加するといわれている。 |
コレスチラミン | 利尿降圧効果を減弱するおそれがある。 | コレスチラミンの吸着作用により、利尿剤の吸収が阻害される。 |
非ステロイド系消炎鎮痛剤(インドメタシン等) | 利尿降圧効果を減弱するおそれがある。 | 非ステロイド系消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成抑制による水・Na体内貯留傾向が、本剤の水・Na排泄作用に拮抗するためと考えられている。 |
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
肝臓 | AST、ALTの上昇 | LDHの上昇 | |
代謝異常 | 高尿酸血症、高血糖症 | 低クロル性アルカローシス | |
過敏症 | 発疹 | 光線過敏症 | |
消化器 | 悪心、嘔吐、胃部不快感、食欲不振 | 便秘、下痢、口内炎、口渇 | |
精神神経系 | 眩暈 | 頭重感 | |
循環器 | 起立性低血圧 | ||
その他 | 脱力感 | 紫斑 |
投与量 | 例数 | tmax(h) | t1/2(h) |
25mg | 2 | 2,2.5 | 10.4,12.5 |
50mg | 6 | 1.5〜5.5 | 2.9〜11.4 |
判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
AUC0→24(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | |
メフルシド錠25mg「日医工」 | 5929±2305 | 861±290 | 1.32±1.19 | 5.85±1.76 |
バイカロン錠25mg | 5707±2378 | 935±311 | 1.29±1.01 | 6.27±3.17 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |