医療用医薬品 : ヒドロクロロチアジド |
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総称名 | ヒドロクロロチアジド |
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一般名 | ヒドロクロロチアジド |
欧文一般名 | Hydrochlorothiazide |
製剤名 | ヒドロクロロチアジド口腔内崩壊錠 |
薬効分類名 | 降圧利尿剤 |
薬効分類番号 | 2132 2149 |
ATCコード | C03AA03 |
KEGG DRUG |
D00340
ヒドロクロロチアジド
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KEGG DGROUP |
DG03231
血圧降下薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 12.臨床検査結果に及ぼす影響 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ヒドロクロロチアジドOD錠12.5mg「トーワ」 (後発品) | HYDROCHLOROTHIAZIDE OD TABLETS 12.5mg"TOWA" | 東和薬品 | 2132004F3025 | 5.9円/錠 | 処方箋医薬品注) |
デスモプレシン酢酸塩水和物 ミニリンメルト (男性における夜間多尿による夜間頻尿) [2.5参照] | 低ナトリウム血症が発現するおそれがある。 | いずれも低ナトリウム血症が発現するおそれがある。 |
バルビツール酸誘導体 | 起立性低血圧が増強されることがある。 | これらの薬剤の中枢抑制作用と利尿剤の降圧作用による。 |
あへんアルカロイド系麻薬 | 起立性低血圧が増強されることがある。 | あへんアルカロイドの大量投与で血圧下降があらわれることが報告されている。 |
アルコール | 起立性低血圧が増強されることがある。 | 血管拡張作用を有するアルコールとの併用により降圧作用が増強される可能性がある。 |
昇圧アミン ノルアドレナリン アドレナリン | 昇圧アミンの作用を減弱することがある。手術前の患者に使用する場合、本剤の一時休薬等の処置を講ずること。 | チアジド系利尿剤は昇圧アミンに対する血管壁の反応性を低下させることが報告されている。 |
ツボクラリン及びその類似作用物質 ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物 パンクロニウム臭化物 | ツボクラリン及びその類似作用物質の麻痺作用を増強することがある。 手術前の患者に使用する場合、本剤の一時休薬等の処置を講ずること。 | 本剤による血清カリウム値の低下により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用を増強すると考えられている。 |
降圧作用を有する他の薬剤 ACE阻害剤 β-遮断剤 ニトログリセリン 等 | 降圧作用を増強するおそれがある。 降圧剤の用量調節等に注意すること。 | 作用機序の異なる降圧作用により互いに協力的に作用する。 |
ジギタリス剤 ジゴキシン ジギトキシン | ジギタリスの心臓に対する作用を増強し、不整脈等を起こすことがある。血清カリウム値に十分注意すること。 | 本剤による血清カリウム値の低下により多量のジギタリスが心筋Na-K ATPaseに結合し、心収縮力増強と不整脈が起こる。マグネシウム低下も同様の作用を示す。 |
乳酸ナトリウム | チアジド系薬剤による代謝性アルカローシス、低カリウム血症を増強することがある。 | 本剤によるカリウム排泄作用により低カリウム血症や代謝性アルカローシスが引き起こされることがある。アルカリ化剤である乳酸ナトリウムの併用はこの状態をさらに増強させる。 |
炭酸リチウム | 振戦、消化器愁訴等、リチウム中毒を増強することがある。血清リチウム濃度に注意すること。 | 本剤は腎におけるリチウムの再吸収を促進し、リチウムの血中濃度を上昇させる。 |
糖質副腎皮質ホルモン剤 ACTH | 低カリウム血症が発現することがある。 | 両薬剤ともカリウム排泄作用を持つ。 |
グリチルリチン製剤 | 血清カリウム値の低下があらわれやすくなる。 | グリチルリチン製剤は低カリウム血症を主徴とした偽アルドステロン症を引き起こすことがある。従って両剤の併用により低カリウム血症を増強する可能性がある。 |
糖尿病用剤 SU剤 インスリン | 糖尿病用剤の作用を著しく減弱することがある。 | 機序は明確ではないが、本剤によるカリウム喪失により膵臓のβ細胞のインスリン放出が低下すると考えられている。 |
コレスチラミン | チアジド系薬剤の作用が減弱することがある。 | コレスチラミンの吸着作用によりチアジド系薬剤の吸収が阻害されることがある。 |
非ステロイド性消炎鎮痛剤 インドメタシン | チアジド系薬剤の作用が減弱することがある。 | 非ステロイド系消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成酵素阻害作用により、腎内プロスタグランジンが減少し、水・ナトリウムの体内貯留が生じて本剤の作用と拮抗する。 |
スルフィンピラゾン | チアジド系薬剤はスルフィンピラゾンの尿酸排泄作用に拮抗することがある。 | チアジド系利尿剤は、腎での尿酸分泌の阻害、尿酸再吸収の増大作用を有すると考えられ、スルフィンピラゾンの尿酸排泄作用に拮抗することがある。 |
1〜5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | 呼吸困難、発疹、じん麻疹、顔面潮紅、光線過敏症 | ||
血液 | 白血球減少、血小板減少、紫斑 | ||
肝臓 | 黄疸 | ||
代謝異常 | 低マグネシウム血症、低クロール性アルカローシス、血清カルシウムの上昇等の電解質失調、血清脂質増加、高尿酸血症、高血糖症 | ||
消化器 | 食欲不振、悪心・嘔吐、腹部不快感 | 下痢・口渇 | 腹部の仙痛、膵炎、唾液腺炎、便秘 |
精神神経系 | 眩暈 | 頭痛 | 知覚異常 |
眼 | 視力異常(霧視等)、黄視症 | ||
循環器 | 起立性低血圧 | 不整脈 | |
皮膚 | 皮膚エリテマトーデス | ||
その他 | 倦怠感 | 鼻閉 | インポテンス、高カルシウム血症を伴う副甲状腺障害、筋痙攣 |
製剤投与量 (ヒドロクロロチアジドとして) | 判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
AUC0-24(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | T1/2(hr) | ||
ヒドロクロロチアジドOD錠12.5mg「トーワ」 | 2錠 (25mg) | 1251±321 | 221.9±77.1 | 2.00±0.52 | 9.06±1.22 |
ダイクロトライド錠25mg | 1錠 (25mg) | 1229±315 | 211.1±69.5 | 2.56±0.83 | 8.55±1.30 |
製剤投与量 (ヒドロクロロチアジドとして) | 判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
AUC0-24(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | T1/2(hr) | ||
ヒドロクロロチアジドOD錠12.5mg「トーワ」 | 2錠 (25mg) | 1382±299 | 224.5±44.4 | 2.06±0.48 | 9.19±1.39 |
ダイクロトライド錠25mg | 1錠 (25mg) | 1345±262 | 228.0±56.9 | 2.44±0.75 | 9.08±1.07 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/08/20 版 |