14.1.1 本剤1バイアル(ヒドロキソコバラミンとして5g)につき日本薬局方生理食塩液200mLを加え、転倒又は穏やかに振り混ぜて溶解する。少なくとも投与開始前30秒間は激しく振り混ぜないこと。
14.1.2 本剤は、以下の薬剤との混合によって不溶性粒子を形成する:ジアゼパム、ドブタミン、ドーパミン、フェンタニル、ニトログリセリン、ペントバルビタール、フェニトインナトリウム、プロポフォール、チオペンタール。したがって、本剤と上記の薬剤を含む他剤を使用する場合は同じ静脈ラインでの同時投与は避けること。
14.1.3 本剤は、以下の薬剤との混合によって、化学的配合変化が認められる:エピネフリン、塩酸リドカイン、アデノシン、アトロピン、ミダゾラム、ケタミン、塩化サクシニルコリン、塩酸アミオダロン、炭酸水素ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム及びアスコルビン酸。したがって、本剤と上記の薬剤を含む他剤を使用する場合は同じ静脈ラインでの同時投与は避けること。[
8.2、
10.2参照]
14.1.4 血液製剤(全血、濃縮赤血球、濃縮血小板及び/又は新鮮凍結血漿)を本剤と同時に投与する場合には、同じ静脈ラインを使用しないこと。可能ならば、対側四肢からの投与とすること。
調製した溶液は速やかに使用すること。なお、やむを得ず保存を必要とする場合でも、2〜40℃で調製後6時間以内に使用すること。添付の溶解液注入針、輸液セット(22ゲージ翼付注射針付き)及び23ゲージ翼付注射針は再使用しないこと。