外眼部細菌感染症患者252例(有効性解析対象181例)を対象に、0.3%
注1)、0.5%レボフロキサシン点眼液又は0.3%オフロキサシン点眼液を1回1滴、1日3回、原則3日以上(症状消失後2日まで、通算14日間まで)点眼した結果、有効率
※は0.3%レボフロキサシン点眼液群90.6%、(58/64例)、0.5%レボフロキサシン点眼液群92.2%(59/64例)、0.3%オフロキサシン点眼液群90.6%、(48/53例)であり、3群間に有意差は認められなかった。また、0.5%レボフロキサシン点眼液群の疾患別及び2例以上の株数の見られた菌種における有効菌種別臨床効果は表1及び表2のとおりであった。
0.5%レボフロキサシン点眼液群に副作用は認められなかった
6)。
※日本眼感染症学会制定の評価判定基準(1985年改訂、1988、1993年一部追加)に準拠し評価。
注1)本剤が承認されている濃度は0.5%である。
表1.疾患別臨床効果
| 疾患名 | 有効率※(%)〔有効以上〕 |
| 眼瞼炎 | 100.0(3/3) |
| 涙嚢炎 | 85.7(6/7) |
| 麦粒腫 | 87.5(7/8) |
| 結膜炎 | 90.2(37/41) |
| 瞼板腺炎 | 100.0(4/4) |
| 角膜炎(角膜潰瘍を含む) | 100.0(3/3) |
表2.有効菌種別臨床効果
| 菌種 | 有効率※(%)〔有効以上〕 |
| ブドウ球菌属 | 93.3(28/30) |
| 肺炎球菌 | 87.5(7/8) |
| 腸球菌属 | 100.0(2/2) |
| コリネバクテリウム属 | 100.0(3/3) |
| アクネ菌 | 85.7(6/7) |
外眼部細菌感染症患者366例(有効性解析対象287例)を対象に、0.5%レボフロキサシン点眼液又は0.3%オフロキサシン点眼液を1回1滴、1日3回、原則3日以上(症状消失後2日まで、通算14日間まで)点眼した結果、0.5%レボフロキサシン点眼液群の有効率
※は97.2%(140/144例)であり、0.3%オフロキサシン点眼液群の88.1%、(126/143例)と比較し、有意に優れた臨床効果が認められた。また、0.5%レボフロキサシン点眼液群の疾患別及び有効菌種別臨床効果は表3及び表4のとおりであった。
副作用は0.5%レボフロキサシン点眼液群176例中5例(2.8%)に認められ、主な副作用はしみる及びそう痒感1.1%(2/176例)であった
7)。
※日本眼感染症学会制定の評価判定基準(1985年改訂、1988、1993年一部追加)に準拠し評価。
表3.疾患別臨床効果
| 疾患名 | 有効率※(%)〔有効以上〕 |
| 眼瞼炎 | 100.0(7/7) |
| 涙嚢炎 | 100.0(12/12) |
| 麦粒腫 | 95.8(23/24) |
| 結膜炎 | 97.1(102/105) |
| 瞼板腺炎 | 100.0(7/7) |
| 角膜炎(角膜潰瘍を含む) | 100.0(11/11) |
表4.有効菌種別臨床効果
| 菌種 | 有効率※(%)〔有効以上〕 |
| ブドウ球菌属 | 98.7(77/78) |
| レンサ球菌属 | 100.0(10/10) |
| 肺炎球菌 | 100.0(9/9) |
| 腸球菌属 | 100.0(3/3) |
| ミクロコッカス属 | 100.0(2/2) |
| モラクセラ属 | 87.5(7/8) |
| コリネバクテリウム属 | 85.7(12/14) |
| クレブシエラ属 | 100.0(5/5) |
| エンテロバクター属 | 100.0(4/4) |
| セラチア属 | 100.0(2/2) |
| プロテウス属 | 100.0(1/1) |
| モルガネラ・モルガニー | 100.0(2/2) |
| インフルエンザ菌 | 100.0(7/7) |
| シュードモナス属 | 100.0(2/2) |
| 緑膿菌 | 100.0(2/2) |
| ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア | 100.0(1/1) |
| アシネトバクター属 | 100.0(7/7) |
| アクネ菌 | 92.9(13/14) |
外眼部細菌感染症患者152例(有効性解析対象115例)を対象に、0.5%レボフロキサシン点眼液を1回1滴、1日3回、原則3日以上(症状消失後2日まで、通算14日間まで)点眼した結果、有効率
※は84.3%(97/115例)であった。また、疾患別及び有効菌種別臨床効果は表5及び表6のとおりであった。
副作用は145例中3例(2.1%)に認められ、主な副作用はしみる1.4%(2/145例)であった
8)。
※日本眼感染症学会制定の評価判定基準(1985年改訂、1988、1993年一部追加)に準拠し評価。
表5.疾患別臨床効果
| 疾患名 | 有効率※(%)〔有効以上〕 |
| 眼瞼炎 | 80.0(4/5) |
| 涙嚢炎 | 76.9(10/13) |
| 麦粒腫 | 87.5(7/8) |
| 結膜炎 | 83.8(57/68) |
| 瞼板腺炎 | 90.0(9/10) |
| 角膜炎(角膜潰瘍を含む) | 90.5(19/21) |
表6.有効菌種別臨床効果
| 菌種 | 有効率※(%)〔有効以上〕 |
| ブドウ球菌属 | 83.1(49/59) |
| レンサ球菌属 | 88.9(8/9) |
| 肺炎球菌 | 100.0(2/2) |
| 腸球菌属 | 50.0(1/2) |
| モラクセラ属 | 100.0(4/4) |
| コリネバクテリウム属 | 83.3(10/12) |
| プロテウス属 | 50.0(1/2) |
| インフルエンザ菌 | 100.0(3/3) |
| シュードモナス属 | 66.7(2/3) |
| 緑膿菌 | 100.0(2/2) |
| ステノトロホモナス(ザントモナス)・マルトフィリア | 66.7(2/3) |
| アシネトバクター属 | 83.3(5/6) |
| アクネ菌 | 95.5(21/22) |