医療用医薬品 : ザルティア |
List Top |
総称名 | ザルティア |
---|---|
一般名 | タダラフィル |
欧文一般名 | Tadalafil |
製剤名 | タダラフィル錠 |
薬効分類名 | 前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤(ホスホジエステラーゼ5阻害剤) |
薬効分類番号 | 2590 |
ATCコード | G04BE08 |
KEGG DRUG |
D02008
タダラフィル
|
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
---|---|---|---|---|---|
ザルティア錠2.5mg | Zalutia Tablets | 日本新薬 | 2590016F1020 | 60.8円/錠 | 処方箋医薬品注) |
ザルティア錠5mg | Zalutia Tablets | 日本新薬 | 2590016F2027 | 112.3円/錠 | 処方箋医薬品注) |
CYP3A4阻害剤 イトラコナゾール クラリスロマイシン テラプレビル グレープフルーツジュース等 [7.2、16.7.1参照] | 強いCYP3A4阻害作用を有するケトコナゾール(経口剤、国内未発売)との併用により、本剤のAUC及びCmaxが312%及び22%増加するとの報告がある4)。 | CYP3A4阻害によるクリアランスの減少。 |
HIVプロテアーゼ阻害剤 リトナビル インジナビル サキナビル ダルナビル等 [16.7.2参照] | リトナビルとの併用により、本剤のAUCが124%増加するとの報告がある4)。 | CYP3A4阻害によるクリアランスの減少。 |
CYP3A4誘導剤 リファンピシン フェニトイン フェノバルビタール等 | リファンピシンとの併用により、本剤のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下するとの報告がある5)。 | CYP3A4誘導によるクリアランスの増加により本剤の血漿中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。 |
α遮断剤 ドキサゾシン テラゾシン等 [16.7.3(1)参照] | ドキサゾシンとの併用により、立位収縮期血圧及び拡張期血圧は最大それぞれ9.81mmHg及び5.33mmHg下降するとの報告がある6)。また、α遮断剤との併用で失神等の症状を伴う血圧低下を来したとの報告がある。患者背景を考慮して治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ慎重に投与すること。 | 本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。 |
降圧剤 アムロジピン メトプロロール エナラプリル カンデサルタン等 | アンジオテンシンII受容体拮抗剤(単剤又は多剤)との併用により、自由行動下収縮期血圧及び拡張期血圧は最大それぞれ8mmHg及び4mmHg下降するとの報告がある7)。 | 本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。 |
カルペリチド | 併用により降圧作用が増強するおそれがある。 | 本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。 |
ベルイシグアト | 症候性低血圧を起こすおそれがある。治療上の有益性と危険性を十分に考慮し、治療上やむを得ないと判断された場合にのみ併用すること。 | 細胞内cGMP濃度が増加し、降圧作用を増強するおそれがある。 |
1%以上 | 1%未満 | 頻度不明 | |
循環器 | 動悸、ほてり、潮紅 | 心筋梗塞注1)、胸痛、心突然死注1)、失神、低血圧 | |
感覚器 | 眼痛、霧視、結膜充血、網膜動脈閉塞、網膜静脈閉塞、眼瞼腫脹、視野欠損、非動脈炎性前部虚血性視神経症注2)、突発性難聴注3)、中心性漿液性脈絡網膜症 | ||
消化器 | 消化不良 | 胃食道逆流性疾患、下痢、胃炎 | 腹痛 |
腎臓 | 腎クレアチニン・クリアランス減少 | ||
筋骨格 | 筋肉痛、背部痛 | 四肢痛 | |
精神・神経系 | 頭痛 | 浮動性めまい | 片頭痛、脳卒中注1) |
泌尿・生殖器 | 勃起増強、自発陰茎勃起 | 持続勃起症、勃起の延長 | |
呼吸器 | 呼吸困難、鼻出血 | ||
皮膚 | 多汗症 | ||
その他 | CK上昇 |
用量 | n | AUC0-∞(μg・h/L) | Cmax(μg/L) | Tmax(h)注2) | T1/2(h) |
5mg | 24 | 1784(35.3) | 95.6(30.0) | 3.00(0.500〜4.00) | 14.2(19.9) |
10mg | 23 | 3319(32.5) | 174(26.5) | 3.00(0.500〜4.00) | 14.6(20.9) |
20mg | 24 | 5825(23.2) | 292(26.1) | 3.00(1.00〜4.03) | 13.6(17.1) |
40mg | 23 | 10371(32.3) | 446(20.2) | 3.00(0.500〜4.00) | 14.9(20.0) |
日数 | n | AUC0-24(μg・h/L) | Cmax(μg/L) | Tmax(h)注3) | T1/2(h) |
1日目 | 12 | 1410(31) | 102(27) | 4.00(1.00〜4.00) | − |
10日目 | 12 | 2710(27) | 173(24) | 3.00(2.00〜4.00) | 23.9(25) |
n | AUC0-∞(μg・h/L) | Cmax(μg/L) | Tmax(h)注5) | T1/2(h) | |
高齢者 | 12 | 4881(31.7) | 196(26.9) | 2.00(1.00〜4.00) | 21.6(39.0) |
若年者 | 12 | 3896(42.6) | 183(25.5) | 2.50(1.00〜6.00) | 16.9(29.1) |
n | AUC0-24(μg・h/L) | Cmax(μg/L) | Tmax(h)注6) | T1/2(h) | ||
単回(Day1) | 高齢者 | 12 | 3900(39) | 273(32) | 4.00(2.00〜8.00) | − |
非高齢者 | 10注7) | 4500(26) | 328(23) | 4.00(3.00〜8.00) | − | |
反復(Day10) | 高齢者 | 12 | 7360(40) | 472(33) | 3.52(2.00〜4.03) | 25.7(21) |
非高齢者 | 10注7) | 8280(41) | 536(35) | 3.50(2.00〜4.00) | 23.6(20) |
投与群 | n | 投与前(平均値) | 投与12週後(平均値) | 変化量(最小二乗平均値) | プラセボ群との差 | p値 | |
第II相注1)臨床試験(試験[1]) | プラセボ | 140 | 16.5 | 12.8 | −3.8 | − | − |
2.5mg | 142 | 16.3 | 12.0 | −4.5 | −0.7 | 0.201 | |
5mg | 140 | 16.4 | 11.7 | −4.9 | −1.1 | 0.062 | |
第III相注1)臨床試験(試験[2]) | プラセボ | 154 | 16.8 | 13.6 | −3.0 | − | − |
5mg | 155 | 17.2 | 12.2 | −4.7 | −1.7 | 0.004 | |
第III相注2)臨床試験(試験[3]) | プラセボ | 304 | 18.7 | 13.9 | −4.5 | − | − |
5mg | 306 | 18.7 | 12.1 | −6.0 | −1.5 | <0.001 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/08/21 版 |