医療用医薬品 : トピナ |
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総称名 | トピナ |
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一般名 | トピラマート |
欧文一般名 | Topiramate |
製剤名 | トピラマート細粒 |
薬効分類名 | 抗てんかん剤 |
薬効分類番号 | 1139 |
ATCコード | N03AX11 |
KEGG DRUG |
D00537
トピラマート
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 7.用法及び用量に関連する注意 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 15.その他の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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トピナ細粒10% | Topina Fine Granules | 協和キリン | 1139008C1020 | 110.2円/g | 処方箋医薬品注) |
肝代謝酵素(CYP3A4)誘導作用を有する薬剤 フェニトイン カルバマゼピン等 [16.7.1、16.7.2参照] | 併用中の左記薬剤を減量又は中止する場合には本剤の血中濃度が上昇することがある。 | 左記薬剤により肝代謝酵素(CYP3A4)が誘導され、併用により本剤の血中濃度は非併用時に比べ低下する。 |
フェニトイン [16.7.1参照] | 左記薬剤の血中濃度が上昇することがある。 | 本剤が左記薬剤の代謝を阻害することがある。 |
中枢抑制薬 バルビツール酸誘導体等 | 相互に作用が増強されることがある。 | 本剤及び左記薬剤の中枢神経抑制作用による。 |
炭酸脱水酵素阻害剤 アセタゾラミド等 | 腎・尿路結石を形成するおそれがある。 | 本剤は弱い炭酸脱水酵素阻害作用を有する。 |
リスペリドン [16.7.3参照] | 左記薬剤の血中濃度が低下することがある。 | 左記薬剤のクリアランスが上昇することがある。 |
メトホルミン [16.7.4参照] | 左記薬剤の血中濃度が上昇し、血糖降下作用が増強するおそれがある。 | 左記薬剤のクリアランスが低下することがある。 |
ピオグリタゾン [16.7.5参照] | 左記薬剤のAUCが低下し、血糖降下作用が減弱するおそれがある。 | 左記薬剤のクリアランスが上昇することがある。 |
アミトリプチリン [16.7.6参照] | 左記薬剤の血中濃度が上昇することがあるので、必要に応じて用量を調節すること。 | 機序は不明である。 |
リチウム [16.7.7参照] | 左記薬剤の血中濃度が上昇又は低下することがある。 | 機序は不明である。 |
ジゴキシン [16.7.8参照] | ジゴキシンのAUCが低下することがある。 | 機序は不明である。 |
ヒドロクロロチアジド [16.7.9参照] | 本剤の血中濃度が上昇することがあるので、必要に応じて本剤の用量を調節すること。 | 左記薬剤により本剤の腎排泄が低下し、血中濃度が上昇すると考えられる。 |
経口避妊薬 エチニルエストラジオール等 [16.7.10参照] | 左記薬剤の血中濃度が低下し、効果の減弱化及び不正性器出血の発現率が増大するおそれがある。 | 本剤により誘導された代謝酵素(CYP3A4)が左記薬剤の代謝を促進することがある。 |
セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 | 本剤の血中濃度が低下するおそれがある。 | 左記含有食品により誘導された代謝酵素(CYP3A4)が本剤の代謝を促進することがある。 |
10%以上 | 5〜10%未満 | 0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
精神神経系 | 傾眠(30.3%)、めまい、摂食異常 | しびれ感、頭痛、思考力低下 | 会話障害、不安、易刺激性、抑うつ、歩行異常、不眠、記憶力低下、妄想、幻覚、振戦、味覚異常、動作緩慢、眼振、けいれん・てんかん増悪、筋緊張、自殺企図、気分不良、平衡障害、感覚異常、躁状態、思考異常、協調運動異常、多動、昏迷、認知障害 | 錯乱、離人症、興奮 |
消化器 | 腹痛、悪心、便秘、下痢、嘔吐、腹部不快感、口内炎、胃腸炎、歯肉腫脹 | 鼓腸放屁、嚥下障害、唾液分泌過多、便失禁 | ||
代謝及び栄養 | 血中重炭酸塩減少、電解質(カリウム、カルシウム、リン、クロール、ナトリウム)異常 | トリグリセリド上昇、血中アンモニア値上昇、血中コレステロール増加、総蛋白減少 | 低血糖 | |
眼 | 複視、視覚異常、眼痛、視力低下、羞明、眼精疲労、涙液減少 | |||
肝臓 | 肝機能異常〔AST,ALT,γ-GTP,Al-P,LDHの上昇〕 | ウロビリノーゲン陽性、胆石症 | ||
血液 | 白血球分画異常、白血球減少、貧血、血小板減少、白血球増加 | プロトロンビン量増加、鼻出血 | ||
腎臓・泌尿器 | 尿沈渣陽性、血尿、尿蛋白陽性、頻尿、尿中リン増加、尿失禁 | |||
循環器 | 胸痛、心電図異常、起立性低血圧、動悸 | 徐脈、血圧上昇 | ||
呼吸器 | 呼吸困難、咳嗽、鼻炎 | |||
皮膚 | 発汗減少 | 発疹、脱毛、皮膚炎、多汗、多毛 | 脂漏 | |
感覚器 | 耳鳴、聴力低下 | |||
筋骨格 | 筋肉痛、関節痛、四肢重感、筋痙攣 | |||
内分泌 | 月経異常 | 乳房痛 | ||
その他 | 体重減少(21.3%) | 倦怠感 | 発熱、CK上昇、脱力、浮腫、口渇、熱感、四肢冷感、体重増加 | 悪寒、性欲減退、体臭 |
用量(mg) | tmax(h) | Cmax(μg/mL) | AUC0-∞(μg・h/mL) | t1/2(h) |
25 | 2.4±1.6 | 0.25±0.03 | 1.7±2.2a) | −b) |
50 | 1.4±0.9 | 0.84±0.25 | 40.9±7.7 | 46.7±10.9 |
100 | 2.0±1.4 | 2.12±0.39 | 76.2±15.1 | 30.9±6.2 |
200 | 0.8±0.3 | 5.10±0.47 | 159.1±17.5 | 25.3±2.2 |
300 | 2.3±1.4 | 6.20±2.04 | 222.0±65.0 | 28.9±7.4 |
400 | 3.0±1.1 | 8.27±1.27 | 315.2±47.0 | 28.5±4.3 |
群 | 用量(mg/kg/日) | tmax(h) | Cmax(μg/mL) | AUC0-12a)(μg・h/mL) | t1/2(h) |
誘導(2〜15歳) (n=22) | 1 | 2.0±2.0 | 1.05±0.38 | 9.3±4.1 | 9.8±4.0b) |
誘導(2〜15歳) (n=16) | 5 | 1.8±0.9 | 5.31±1.69 | 44.3±18.0 | 9.1±3.7c) |
非誘導(12〜15歳) (n=5) | 1 | 2.4±1.5 | 1.95±0.27 | 19.9±3.3 | 17.3±4.4d) |
非誘導(12〜15歳) (n=3) | 5 | 2.6±1.1 | 8.51±2.14 | 86.6±26.9 | 23.4e) |
添加濃度(μg/mL) | 0.5 | 10 | 200 |
血漿蛋白結合率(%) | 41 | 24 | 15 |
発作発現頻度減少率a) | プラセボ群(65例b)) | トピラマート群(61例b)) | 優越性検定c) |
中央値 | 13.7% | 33.4% | 0.006 |
最小値〜最大値 | −102.2〜82.3% | −178.3〜96.6% |
試験 | 用量(mg/日) | 投与例数 | 最終全般改善度改善割合c) |
前期第II相試験 | 100〜400 | 39 | 41.2%(14/34例) |
前期第II相試験その2 | 200〜600 | 18a) | 50.0%(6/12例) |
後期第II相試験9) | 100〜600 | 122b) | 41.1%(39/95例) |
発作型a) | レスポンダー率 |
単純部分発作 | 33.8%(27/80例) |
複雑部分発作 | 32.0%(58/181例) |
二次性全般化強直間代発作 | 27.8%(10/36例) |
評価項目 | Zスコアのベースラインからの変化量の群間差(本剤−レベチラセタム) 最小二乗平均[95%信頼区間] |
腰椎骨密度a) | -0.296[-0.4910,-0.1020] |
TBLH骨密度a) | -0.394[-0.5807,-0.2081] |
体重 | -0.20[-0.312,-0.088] |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/05/21 版 |