医療用医薬品 : シルデナフィル |
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総称名 | シルデナフィル |
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一般名 | シルデナフィルクエン酸塩 |
欧文一般名 | Sildenafil Citrate |
製剤名 | シルデナフィルクエン酸塩錠 |
薬効分類名 | 勃起不全治療剤 |
薬効分類番号 | 2590 |
ATCコード | G04BE03 |
KEGG DRUG |
D02229
シルデナフィルクエン酸塩
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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シルデナフィル錠25mgVI「キッセイ」 | Sildenafil Tablets 25mg VI「KISSEI」 | キッセイ薬品工業 | 259000AF1075 | 処方箋医薬品注) | |
シルデナフィル錠50mgVI「キッセイ」 | Sildenafil Tablets 50mg VI「KISSEI」 | キッセイ薬品工業 | 259000AF2098 | 処方箋医薬品注) |
硝酸剤及びNO供与剤 ニトログリセリン 亜硝酸アミル 硝酸イソソルビド ニコランジル等 [1.1、2.2参照] | 併用により、降圧作用を増強することがある1)2)。 | NOはcGMPの産生を刺激し、一方、本剤はcGMPの分解を抑制することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介するNOの降圧作用が増強する。 |
アミオダロン塩酸塩(アンカロン)(経口剤) [2.8参照] | アミオダロン塩酸塩によるQTc延長作用が増強するおそれがある。 | 機序不明。 類薬とアミオダロン塩酸塩の併用により、QTc延長があらわれるおそれがあるとの報告がある3)。 |
sGC刺激剤 リオシグアト(アデムパス) [2.9参照] | 併用により、症候性低血圧を起こすことがある4)。 | リオシグアト投与によりcGMP濃度が増加し、一方、本剤はcGMPの分解を抑制することから、両剤の併用によりcGMPの細胞内濃度が増大し、全身血圧に相加的な影響を及ぼすおそれがある。 |
チトクロームP450 3A4阻害薬(リトナビル、ニルマトレルビル・リトナビル、ダルナビル、エリスロマイシン、シメチジン、ケトコナゾール、イトラコナゾール、エンシトレルビル フマル酸等) | リトナビル、エリスロマイシン、シメチジンとの併用により、本剤の血漿中濃度が上昇し、最高血漿中濃度(Cmax)がそれぞれ3.9倍、2.6倍、1.5倍に増加し、血漿中濃度−時間曲線下面積(AUC)がそれぞれ10.5倍、2.8倍、1.6倍に増加した5)6)7)。 低用量(25mg)から投与を開始するなど慎重に投与すること。 | 代謝酵素阻害薬によるクリアランスの減少 |
チトクロームP450 3A4誘導薬(ボセンタン、リファンピシン等) | 本剤の血漿中濃度が低下する。 | 代謝酵素誘導によるクリアランスの増加 |
降圧剤 | アムロジピン等の降圧剤との併用で降圧作用を増強したとの報告がある1)。 | 本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用による降圧作用を増強することがある。 |
α遮断剤 | ドキサゾシン等のα遮断剤との併用でめまい等の自覚症状を伴う血圧低下を来したとの報告がある。 降圧作用が増強することがあるので、低用量(25mg)から投与を開始するなど慎重に投与すること。 | 本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用による降圧作用を増強することがある。 |
カルペリチド | 併用により降圧作用が増強するおそれがある。 | 本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用による降圧作用を増強することがある。 |
1%以上 | 0.1〜1%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
循環器 | 血管拡張(ほてり、潮紅)(5.78%) | 胸痛、動悸、頻脈 | 高血圧、不整脈、不完全右脚ブロック、末梢性浮腫 | 心筋梗塞注)、低血圧、失神 |
精神・神経系 | 頭痛(3.87%) | めまい、傾眠、昏迷 | 異常感覚、下肢痙攣、記憶力低下、興奮、緊張亢進、錯乱、思考異常、神経炎、神経過敏、神経症、不安、不眠症、無気力 | |
肝臓 | AST増加 | ALT増加、LAP上昇、LDH増加、血中トリグリセリド増加、γ-GTP増加、血清リン脂質上昇、血中アミラーゼ増加、血中アルブミン減少、血中ビリルビン増加、総蛋白減少 | ||
消化器 | 悪心、胃腸障害、口渇、消化不良、腹痛 | おくび、胃炎、胃不快感、下痢、口唇乾燥、舌障害、白舌、腹部膨満、便秘、嘔吐、嚥下障害 | ||
泌尿・生殖器 | 陰茎痛、射精障害、朝立ちの延長、半勃起持続 | 勃起の延長、持続勃起、尿路感染、前立腺疾患 | ||
呼吸器 | 鼻炎 | 呼吸障害、鼻閉、咽頭炎、喘息 | 鼻出血、気道感染症、副鼻腔炎 | |
筋・骨格系 | 関節痛、筋肉痛 | 骨痛、背部痛 | ||
皮膚 | 発疹 | そう痒症、眼瞼そう痒症、脱毛症、男性型多毛症、発汗、皮膚乾燥、皮膚障害、紅斑 | ||
血液 | ヘマトクリット減少、ヘマトクリット増加、ヘモグロビン減少、リンパ球減少症、リンパ球増加症、好酸球増加症、赤血球減少症、赤血球増加症、白血球増加症 | |||
感覚器 | 眼充血、結膜炎、彩視症、視覚障害 | 眼乾燥、眼痛、屈折障害、光視症、味覚異常、味覚消失、流涙異常、羞明 | 霧視、視力低下、網膜出血、網膜静脈閉塞、突発性難聴 | |
その他 | CK増加、疼痛、熱感 | BUN増加、インフルエンザ症候群、リンパ節症、血中ナトリウム減少、血中リン増加、体重増加、血中尿酸増加、ウロビリノーゲン陽性、尿中ブドウ糖陽性、尿中赤血球陽性、尿中蛋白陽性、疲労、無力症 | 過敏性反応、感染症 |
AUCt(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | |
シルデナフィル錠50mgVI「キッセイ」 | 516.045±162.226 | 184.457±67.259 | 1.38±1.20 | 2.23±0.80 |
バイアグラ錠50mg | 544.216±180.767 | 187.487±80.253 | 1.21±0.86 | 2.07±0.64 |
スコア | |
性交の試み一度もなし | 0 |
毎回又はほぼ毎回(10回中9回以上) | 5 |
おおかた毎回(半分よりかなり上回る回数:10回中7回程度) | 4 |
時々(10回中5回) | 3 |
たまに(半分よりかなり下回る回数:10回中3回程度) | 2 |
全くなし又はほとんどなし(10回中1回以下) | 1 |
プライマリーエンドポイント | 統計量 | 実施国 | 投与前 | 投与後 | ANCOVA | ||
プラセボ群 | シルデナフィル群 | ||||||
25mg | 50mg | ||||||
挿入の頻度 | 平均値±SE(例数) | 日本 | 1.65±0.08(243) | 2.17±0.19(60) | 3.52++±0.19(60) | 3.82++±0.19(58) | p<0.001 |
平均値±SE(例数) | 欧州 | 2.20±0.08(481) | 2.17±0.14(117) | 3.18+±0.14(121) | 3.65+±0.14(123) | p<0.001 | |
平均値±SE(例数) | 米国 | 1.98±0.07(481) | 2.31±0.15(190) | 3.27+±0.19(95) | 3.65+±0.19(100) | p<0.001 | |
勃起の維持 | 平均値±SE(例数) | 日本 | 1.30±0.06(243) | 1.72±0.19(60) | 2.97++±0.19(60) | 3.53++±0.19(58) | p<0.001 |
平均値±SE(例数) | 欧州 | 1.83±0.07(474) | 1.96±0.15(115) | 2.99+±0.14(119) | 3.40+±0.14(122) | p<0.001 | |
平均値±SE(例数) | 米国 | 1.58±0.06(480) | 2.20±0.16(189) | 3.15+±0.20(95) | 3.51+±0.20(100) | p<0.001 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/01/22 版 |