医療用医薬品 : 消毒用フェノール

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医薬品情報


総称名 消毒用フェノール
薬効分類名 殺菌消毒剤
薬効分類番号 2619
ATCコード D08AE03
KEGG DRUG D00033 フェノール
商品一覧
KEGG DGROUP DG00301 フェノール
商品一覧
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報 1999年4月 作成 (新様式第1版)


禁忌 効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 薬効薬理 取扱い上の注意 包装 主要文献

商品情報 組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
消毒用フェノール「司生堂」 司生堂製薬 2619706X1038 1.13円/mL 劇薬 , 指定医薬品

禁忌

次の部位には使用しないこと

損傷皮膚及び粘膜(吸収され、中毒症状を起こすおそれがある)

効能・効果及び用法・用量

効能効果

効能・効果用法・用量
手指・皮膚の消毒フェノールとして1.5〜2%溶液を用いる。
医療用具、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒フェノールとして2〜5%溶液を用いる。
排泄物の消毒フェノールとして3〜5%溶液を用いる。
痒疹(小児ストロフルスを含む)、じん麻疹、虫さされの鎮痒フェノール1〜2%溶液、または2〜5%軟膏として用いる。

用法用量

効能・効果用法・用量
手指・皮膚の消毒フェノールとして1.5〜2%溶液を用いる。
医療用具、手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒フェノールとして2〜5%溶液を用いる。
排泄物の消毒フェノールとして3〜5%溶液を用いる。
痒疹(小児ストロフルスを含む)、じん麻疹、虫さされの鎮痒フェノール1〜2%溶液、または2〜5%軟膏として用いる。

使用上の注意

重要な基本的注意

原液または濃厚液が皮膚に付着した場合には腐蝕及び吸収され、中毒症状を起こすことがあるので、直ちに拭きとりエタノールまたは多量の水でよく洗い落すこと。

眼に入らないように注意すること。眼に入った場合には水でよく洗い落すこと。

本剤は必ず希釈し、濃度に注意して使用すること。

炎症または易刺激性の部位に使用する場合には、濃度に注意して正常の部位に使用するよりも低濃度とすることが望ましい。

副作用

副作用発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない

その他の副作用

過敏症(頻度不明)

発疹等の過敏症状があらわれることがあるので、このような場合には使用を中止すること。

適用上の注意

人体使用時

外用にのみ使用すること。

長期間または広範囲に使用しないこと。(吸収され、中毒症状を起こすおそれがある)

密封包帯、ギプス包帯、パックに使用すると刺激症状及び吸収され、中毒症状があらわれるおそれがあるので、使用しないこと。

薬効薬理

本剤は、使用濃度においてグラム陽性菌、グラム陰性菌、結核菌には有効であるが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌等)及び大部分のウイルスに対する効果は期待できない

取扱い上の注意

金属器具を長時間浸漬する必要がある場合は、腐蝕を防止するために0.5〜1.0%の亜硝酸ナトリウムを添加すること。

合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装カテーテル等には変質するものがあるので、このような器具は長時間浸しないこと。

誤飲を避けるため、保管及び取扱いには十分注意すること。

包装

500ml

主要文献


1. 第14改正日本薬局方解説書,  (2001)  広川書店<br />参考文献

作業情報


改訂履歴

1999年4月 作成 (新様式第1版)

文献請求先

司生堂製薬株式会社

業態及び業者名等

製造販売元
司生堂製薬株式会社
161-0033
東京都新宿区下落合2-12-10


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/05/21 版