医療用医薬品 : メコバラミン

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医薬品情報


総称名 メコバラミン
一般名 メコバラミン
欧文一般名 Mecobalamin
薬効分類名 末梢性神経障害改善剤
薬効分類番号 3136
ATCコード B03BA05
KEGG DRUG
D03246 メコバラミン
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
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添付文書情報2023年10月 改訂(第1版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
メコバラミン錠500μg「TCK」 (後発品) MECOBALAMIN Tablets「TCK」 辰巳化学 3136004F2260 5.9円/錠

4. 効能または効果

末梢性神経障害

6. 用法及び用量

通常、成人は1日3錠(メコバラミンとして1日1,500μg)を3回に分けて経口投与する。ただし、年齢及び症状により適宜増減する。

8. 重要な基本的注意

本剤投与で効果が認められない場合、月余にわたって漫然と使用すべきではない。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

11. 副作用

11.2 その他の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
 頻度不明
消化器食欲不振、悪心・嘔吐、下痢
過敏症発疹

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

15. その他の注意

15.2 非臨床試験に基づく情報
水銀及びその化合物を取り扱う職業従事者に長期にわたって大量に投与することは避けることが望ましい。

18. 薬効薬理

18.1 作用機序
生体内補酵素型ビタミンB12の1種で、ホモシステインからメチオニンを合成するメチル基移転反応に重要な役割を果たす。メチオニン合成反応を通じて貯蔵型葉酸の利用を促進すると共に、t-RNAのメチル化など、核酸代謝にも関与する1)

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1. メコバラミン

一般的名称 メコバラミン
一般的名称(欧名) Mecobalamin
化学名 Coα-[α-(5,6-Dimethyl-1H-benzimidazol-1-yl)]-Coβ-methylcobamide
分子式 C63H91CoN13O14P
分子量 1344.38
物理化学的性状 暗赤色の結晶又は結晶性の粉末である。
水にやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくく、アセトニトリルにほとんど溶けない。
光によって分解する。
KEGG DRUG D03246

20. 取扱い上の注意

PTP包装はアルミピロー包装開封後、バラ包装はアルミ袋開封後、湿気を避けて遮光して保存すること。

22. 包装

100錠(10錠×10)
1,000錠(10錠×100)
1,200錠(アルミニウム袋、乾燥剤入り)

23. 主要文献

  1. 第十八改正 日本薬局方解説書, C5618-C5623, (2021), (廣川書店)

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
辰巳化学株式会社 薬事・学術課
〒921-8164 金沢市久安3丁目406番地
電話:076-247-2132
FAX:076-247-5740
製品情報問い合わせ先
辰巳化学株式会社 薬事・学術課
〒921-8164 金沢市久安3丁目406番地
電話:076-247-2132
FAX:076-247-5740

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
辰巳化学株式会社
金沢市久安3丁目406番地

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/05/21 版