医療用医薬品 : ニカルジピン塩酸塩 |
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総称名 | ニカルジピン塩酸塩 |
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一般名 | ニカルジピン塩酸塩 |
欧文一般名 | Nicardipine Hydrochloride |
薬効分類名 | Ca拮抗性降圧剤 |
薬効分類番号 | 2149 |
ATCコード | C08CA04 |
KEGG DRUG |
D00617
ニカルジピン塩酸塩
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KEGG DGROUP |
DG01928
ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬
DG03231
血圧降下薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ニカルジピン塩酸塩錠10mg「ツルハラ」 | Nicardipine Hydrochloride Tablets「TSURUHARA」 | 鶴原製薬 | 2149019F1158 | 8.2円/錠 | 処方箋医薬品注) |
ニカルジピン塩酸塩錠20mg「ツルハラ」 (後発品) | Nicardipine Hydrochloride Tablets「TSURUHARA」 | 鶴原製薬 | 2149019F2294 | 8.6円/錠 | 処方箋医薬品注) |
他の血圧降下剤 | 血圧降下作用が増強されることがある。 | 両剤の薬理学的な相加作用等による。 |
β-遮断剤 プロプラノロール 等 | うっ血性心不全患者では、過度の血圧低下、心機能の低下があらわれることがある。必要に応じどちらかを減量又は投与を中止する。 | 両剤の薬理学的な相加作用による。 (1)血圧降下作用の増強 (2)陰性変力作用の増強 |
ジゴキシン | ジゴキシンの作用を増強し、中毒症状(嘔気、嘔吐、めまい、徐脈、不整脈等)があらわれることがある。必要に応じジゴキシンを減量する。 | 本剤が、主に腎でのクリアランスを減少させ、ジゴキシンの血中濃度が上昇する。 |
ダントロレンナトリウム水和物 | 他のCa拮抗剤(ベラパミル等)の動物実験で心室細動、循環虚脱がみられたとの報告がある。 | 高カリウム血症を来すと考えられる。 |
タンドスピロンクエン酸塩 | 動物実験で血圧降下作用が増強されたとの報告がある。 | タンドスピロンクエン酸塩は中枢性の血圧降下作用を有し、相加的な降圧作用を示す。 |
ニトログリセリン | 動物実験で房室ブロックを起こしたとの報告がある。 | 機序不明 |
免疫抑制剤 シクロスポリン タクロリムス水和物 等 | 免疫抑制剤の作用を増強し、中毒症状(特に腎機能異常)があらわれることがある。また、本剤の作用を増強し、血圧低下、頻脈等があらわれることがある。必要に応じ免疫抑制剤及び本剤を減量する。 | 本剤あるいは免疫抑制剤によりCYP3A4が阻害され、免疫抑制剤あるいは本剤の血中濃度が上昇する。 |
フェニトイン | (1)フェニトインの作用を増強し、中毒症状(神経的)があらわれることがある。必要に応じフェニトインを減量する。 (2)本剤の作用が減弱されることがある。必要に応じ本剤を増量する。 | (1)本剤の蛋白結合率が高いため、血漿蛋白結合競合により、遊離型フェニトインが上昇する。 (2)CYP3A4が誘導され、本剤の代謝が促進される。 |
リファンピシン | 本剤の作用が減弱されることがある。必要に応じ本剤を増量する。 | CYP3A4が誘導され、本剤の代謝が促進される。 |
シメチジン | 本剤の作用が増強され、血圧低下、頻脈等があらわれることがある。必要に応じ本剤を減量する。 | これらの薬剤によりCYP3A4が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する。 |
HIVプロテアーゼ阻害剤 サキナビル リトナビル 等 | 本剤の血中濃度が上昇し、本剤の作用が増強されるおそれがある。 | これらの薬剤によりCYP3A4が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する。 |
グレープフルーツジュース | 本剤の作用が増強されるおそれがある。 | グレープフルーツジュースによりCYP3A4が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する。 |
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | |
肝臓 | AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇 | ビリルビン上昇 |
腎臓 | BUN上昇、クレアチニン上昇 | |
血液 | 顆粒球減少 | |
消化器 | 悪心・嘔吐、胃部不快感、食欲不振 | 胸やけ、口渇、便秘、下痢、腹痛 |
循環器 | 顔面潮紅、熱感、動悸、血圧低下、浮腫、倦怠感、のぼせ | 立ちくらみ、頻脈 |
過敏症 | 発疹 | そう痒感、光線過敏症 |
口腔 | 歯肉肥厚 | |
その他 | 頭痛・頭重、めまい | 耳鳴、眠気、しびれ感、不眠、胸部不快感、流涎、発赤、頻尿 |
判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
AUC0-6(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | |
ニカルジピン塩酸塩錠10mg「ツルハラ」 | 50.1±1.9 | 27.7±1.1 | 1.13±0.07 | 1.0±0.2 |
ペルジピン錠10mg | 50.9±1.6 | 26.2±0.9 | 1.17±0.07 | 1.2±0.3 |
判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
AUC0-6(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | |
ニカルジピン塩酸塩錠20mg「ツルハラ」 | 56.0±2.3 | 28.7±1.0 | 1.04±0.04 | 1.0±0.2 |
ペルジピン錠20mg | 58.0±3.5 | 28.0±1.3 | 1.21±0.07 | 1.2±0.2 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |