血液凝固時間を延長し、血液凝固抑制作用を示す(ヒト
3)4)、イヌ
3)、ウサギ
4))。
水素クリアランス法による実験で、皮膚組織血流量の増加を認めた
5)6)(ウサギ)。
皮膚に対する保湿効果を有し(ヒト)
7)、実験的乾燥性皮膚において角質水分保持増強作用を認めた
6)8)(モルモット)。
組織癒着防止に関する実験で、線維芽細胞増殖の抑制を認めた
3)9)(ウサギ)。
ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「日医工」及びヒルドイドソフト軟膏0.3%を、健康成人男子の左右前腕屈側部にそれぞれ50μL単回塗布(半径2cm)し、塗布部位の皮表角層水分含有量(以下、水分量)を経時的に測定した。
薬物塗布前後における水分量の変化量−時間曲線下面積(AUC)を評価項目とし、90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)〜log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された
11)。
| 判定パラメータ |
AUC0→10(a.u.・hr) |
ヘパリン類似物質油性クリーム0.3%「日医工」 | 98.2±35.1 |
ヒルドイドソフト軟膏0.3% | 101.9±35.8 |
水分量の変化量並びにAUC等のパラメータは、被験者の選択、水分量の測定回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。