医療用医薬品 : ロコア |
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総称名 | ロコア |
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一般名 | エスフルルビプロフェン ハッカ油 |
欧文一般名 | Esflurbiprofen Mentha Oil |
製剤名 | エスフルルビプロフェン・ハッカ油製剤 |
薬効分類名 | 経皮吸収型鎮痛消炎剤 |
薬効分類番号 | 2649 |
KEGG DRUG |
D10746
エスフルルビプロフェン・ハッカ油
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ロコアテープ | LOQOA tapes | 大正製薬 | 2649896S1022 | 33.3円/枚 | 劇薬 |
ニューキノロン系抗菌剤(ただし、エノキサシン水和物、ロメフロキサシン、ノルフロキサシン、プルリフロキサシンは併用禁忌) オフロキサシン 等 | 併用により痙攣があらわれるおそれがある。併用は避けることが望ましい。 | ニューキノロン系抗菌剤のGABA阻害作用が併用により増強されるためと考えられる。 |
クマリン系抗凝血剤 ワルファリン | クマリン系抗凝血剤(ワルファリン)の作用を増強するおそれがあるので、用量を調節するなど注意すること。 | エスフルルビプロフェンがワルファリンの血漿蛋白結合と競合し、遊離型ワルファリンが増加するためと考えられる。 |
メトトレキサート | メトトレキサートの作用が増強され、中毒症状(貧血、血小板減少等)があらわれるおそれがあるので、用量を調節するなど注意すること。 | エスフルルビプロフェンのプロスタグランジン合成阻害作用により腎血流が減少し、メトトレキサートの腎排泄が抑制されることにより、メトトレキサートの血中濃度が上昇すると考えられる。 |
リチウム製剤 炭酸リチウム | リチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒を呈するおそれがあるので、併用する場合にはリチウムの血中濃度をモニターするなど観察を十分に行い、慎重に投与すること。 | エスフルルビプロフェンのプロスタグランジン合成阻害作用により、腎でのナトリウム排泄が減少してリチウムクリアランスを低下させ、リチウムの血中濃度が上昇すると考えられる。 |
チアジド系利尿薬 ヒドロクロロチアジド 等 ループ利尿薬 フロセミド 等 | 左記薬剤の作用を減弱するおそれがある。 | エスフルルビプロフェンのプロスタグランジン合成阻害作用により、水・塩類の体内貯留が生じるためと考えられる。 |
副腎皮質ホルモン剤 メチルプレドニゾロン 等 | 相互に消化器系の副作用(消化性潰瘍、消化管出血等)が増強されるおそれがある。 | 両薬剤の消化器系の副作用が併用により増強されると考えられる。 |
CYP2C9阻害作用を有する薬剤 フルコナゾール 等 | エスフルルビプロフェンの血中濃度が上昇するおそれがある。 | 代謝酵素(CYP2C9)の競合によりエスフルルビプロフェンの代謝が阻害されると考えられる。 |
5%以上 | 1〜5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 | |
適用部位障害 | 皮膚炎 | 紅斑、そう痒感、湿疹、発疹 | 内出血、刺激感、色素沈着 | 浮腫、変色、疼痛、熱感 |
神経系障害 | 浮動性めまい | 頭痛 | ||
胃腸障害 | 腹部不快感、胃炎、消化性潰瘍、腹痛、悪心、嘔吐、口内炎 | 便秘、下痢、食欲減退、変色便 | ||
過敏症 | 発疹 | 血管浮腫(顔面、眼瞼等)、湿疹、紅斑、蕁麻疹、潮紅、そう痒症 | ||
臨床検査 | 血中尿素増加 | 血中クレアチニン増加、AST増加、ALT増加、尿中血陽性、血中ビリルビン増加、血中乳酸脱水素酵素増加、尿中ブドウ糖陽性、尿中蛋白陽性 | 血圧上昇 | |
その他 | 動悸 | 末梢性浮腫 |
投与量 (例数) | Cmax(ng/mL) | tmax(h) | t1/2(h) | AUC0-∞(ng・h/mL) |
40mg (7例) | 751±360 | 17.7±5.94 | 8.60±0.615 | 19000±9390 |
投与量 (例数) | 投与日 | Cmax(ng/mL) | tmax(h) | t1/2(h) | AUC0-23h(ng・h/mL) |
80mg (6例) | 1日目 | 1360±551 | 10.3±1.51 | − | 23500±8530 |
7日目 | 2710±669 | 6.67±2.07 | 8.13±0.503 | 47000±10100 |
10mg群 | 20mg群 | 40mg群 | 基剤群 | |
ベースライン | 57.8±12.3 (121) | 56.0±12.5 (127) | 57.0±12.4 (134) | 58.4±13.5 (126) |
最終評価時 | 26.1±17.5 (121) | 24.5±17.6 (127) | 21.5±16.7 (134) | 28.4±18.9 (126) |
変化量 | −31.7±17.1 (121) | −31.5±16.1 (127) | −35.5±17.1 (134) | −30.1±18.8 (126) |
群間差a) [95%信頼区間]a) p値a),b) | −1.9 [−6.0,2.2] | −2.5 [−6.5,1.5] p=0.112 | −6.1 [−10.1,−2.1] p=0.001 | − |
40mg群 | フルルビプロフェン貼付剤群 | |
ベースライン | 59.5±12.7 (315) | 59.3±12.5 (317) |
最終評価時 | 18.5±15.3 (315) | 28.8±18.1 (317) |
変化量 | −41.0±15.5 (315) | −30.5±15.9 (317) |
群間差a) [95%信頼区間]a) p値a) | −10.4 [−12.7,−8.0] p<0.001 | − |
一般的名称 | ハッカ油 |
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一般的名称(欧名) | Mentha Oil |
物理化学的性状 | 無色〜微黄色澄明の液で、特異でそう快な芳香があり、味は初め舌をやくようで、後に清涼となる。エタノール(95)、エタノール(99.5)、温エタノール(95)又はジエチルエーテルと混和する。水にほとんど溶けない。 |
KEGG DRUG | D06461 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/06/18 版 |