医療用医薬品 : ボリコナゾール |
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総称名 | ボリコナゾール |
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一般名 | ボリコナゾール |
欧文一般名 | Voriconazole |
薬効分類名 | 深在性真菌症治療剤 |
薬効分類番号 | 6179 |
ATCコード | J02AC03 |
KEGG DRUG |
D00578
ボリコナゾール
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KEGG DGROUP |
DG01523
トリアゾール系抗真菌薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ボリコナゾール錠50mg「アメル」 (後発品) | Voriconazole Tablets「AMEL」 | 共和薬品工業 | 6179001F1058 | 138.8円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
ボリコナゾール錠100mg「アメル」 (後発品) | Voriconazole Tablets「AMEL」 | 共和薬品工業 | 6179001F3034 | 251.2円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
ボリコナゾール錠200mg「アメル」 (後発品) | Voriconazole Tablets「AMEL」 | 共和薬品工業 | 6179001F2054 | 457.9円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
成人(体重40kg以上) | 通常、ボリコナゾールとして初日は1回300mgを1日2回、2日目以降は1回150mg又は1回200mgを1日2回食間に経口投与する。なお、患者の状態に応じて、又は効果不十分の場合には、増量できるが、初日投与量の上限は1回400mg1日2回、2日目以降投与量の上限は1回300mg1日2回までとする。 |
成人(体重40kg未満) | 通常、ボリコナゾールとして初日は1回150mgを1日2回、2日目以降は1回100mgを1日2回食間に経口投与する。なお、患者の状態に応じて、又は効果不十分の場合には2日目以降の投与量を1回150mg1日2回まで増量できる。 |
小児(2歳以上12歳未満及び12歳以上で体重50kg未満) | ボリコナゾール注射剤による投与を行った後、通常、ボリコナゾールとして1回9mg/kgを1日2回食間に経口投与する。なお、患者の状態に応じて、又は効果不十分の場合には1mg/kgずつ増量し、忍容性が不十分の場合には1mg/kgずつ減量する(最大投与量として350mgを用いた場合は50mgずつ減量する)。 ただし、1回350mg1日2回を上限とする。 |
小児(12歳以上で体重50kg以上) | ボリコナゾール注射剤による投与を行った後、通常、ボリコナゾールとして1回200mgを1日2回食間に経口投与する。なお、患者の状態に応じて、又は効果不十分の場合には1回300mg1日2回まで増量できる。 |
リファンピシン (リマクタン、アプテシン、リファジン) [2.1参照] | リファンピシンとの併用により、本剤のCmaxは93%、AUCは96%減少した3)。 | リファンピシンは、本剤の代謝酵素(CYP3A4)を誘導する。 |
リファブチン (ミコブティン) [2.1参照] | リファブチンとの併用により、本剤のCmaxは69%、AUCは78%減少した3)。 | リファブチンは、本剤の代謝酵素(CYP3A4)を誘導する。 |
リファブチン (ミコブティン) [2.1参照] | 本剤との併用によりリファブチンのCmaxは3.0倍、AUCは4.3倍増加した4)。 | 本剤はリファブチンの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
エファビレンツ (ストックリン) [2.1参照] | エファビレンツとの併用により、本剤のCmaxは61%、AUCは77%減少した5)。 | エファビレンツは、本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP2C9)を誘導する。 |
エファビレンツ (ストックリン) [2.1参照] | 本剤との併用によりエファビレンツのCmaxは1.4倍、AUCは1.4倍増加した5)。 | 本剤はエファビレンツの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
リトナビル (ノービア) ロピナビル・リトナビル (カレトラ) ニルマトレルビル・リトナビル (パキロビッドパック) [2.1参照] | リトナビルとの併用により、本剤のCmaxは66%、AUCは82%減少した6)。 | リトナビルは、本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP2C9)を誘導する。 |
カルバマゼピン (テグレトール) 長時間作用型バルビツール酸誘導体 バルビタール フェノバルビタール (フェノバール) [2.1参照] | これらの薬剤との併用により、本剤の代謝が促進され血中濃度が減少するおそれがある。 | これらの薬剤は、本剤の代謝酵素(CYP3A4)を誘導する。 |
ピモジド (オーラップ) キニジン [2.1参照] | 本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加し、QT延長、心室性不整脈(torsade de pointesを含む)などの心血管系の副作用を引き起こすおそれがある。 | 本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
イバブラジン (コララン) [2.1参照] | 本剤との併用により、イバブラジンの血中濃度が増加し、過度の徐脈があらわれるおそれがある。 | 本剤はイバブラジンの代謝酵素(CYP3A)を阻害する。 |
麦角アルカロイド エルゴタミン・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン (クリアミン配合錠) ジヒドロエルゴタミン エルゴメトリン メチルエルゴメトリン (パルタンM) [2.1参照] | 本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加し、麦角中毒を引き起こすおそれがある。 | 本剤はこれら薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
トリアゾラム (ハルシオン) [2.1参照] | 本剤との併用により、トリアゾラムの血中濃度が増加し、作用の増強や作用時間延長を引き起こすおそれがある。 | 本剤はトリアゾラムの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
チカグレロル (ブリリンタ) [2.1参照] | 本剤との併用により、チカグレロルの血中濃度が上昇し、血小板凝集抑制作用が増強するおそれがある。 | 本剤はチカグレロルの代謝酵素(CYP3A)を阻害する。 |
アスナプレビル (スンベプラ) [2.1参照] | 本剤との併用により、アスナプレビルの血中濃度が上昇し、肝臓に関連した有害事象が発現、又は重症化するおそれがある。 | 本剤はアスナプレビルの代謝酵素(CYP3A)を阻害する。 |
ロミタピド (ジャクスタピッド) [2.1参照] | 本剤との併用により、ロミタピドの血中濃度が上昇するおそれがある。 | 本剤はロミタピドの代謝酵素(CYP3A)を阻害する。 |
ブロナンセリン (ロナセン) [2.1参照] | 本剤との併用により、ブロナンセリンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 | 本剤はブロナンセリンの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
スボレキサント (ベルソムラ) [2.1参照] | 本剤との併用により、スボレキサントの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 | 本剤はスボレキサントの代謝酵素(CYP3A)を阻害する。 |
リバーロキサバン (イグザレルト) [2.1参照] | 本剤との併用により、リバーロキサバンの血中濃度が上昇し、抗凝固作用が増強することにより、出血の危険性が増大するおそれがある。 | 本剤はリバーロキサバンの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
リオシグアト (アデムパス) [2.1参照] | 本剤との併用により、リオシグアトの血中濃度が上昇するおそれがある。 | 本剤はリオシグアトの代謝酵素である複数のCYP分子種(CYP1A1、CYP3A等)を阻害する。 |
アゼルニジピン (カルブロック) オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン (レザルタス) [2.1参照] | 本剤との併用により、アゼルニジピンの血中濃度が上昇するおそれがある。 | 本剤はアゼルニジピンの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期) (ベネクレクスタ) [2.1参照] | 本剤との併用により、ベネトクラクスの血中濃度が増加し、腫瘍崩壊症候群の発現が増強されるおそれがある。 | 本剤はベネトクラクスの代謝酵素(CYP3A)を阻害する。 |
アナモレリン (エドルミズ) [2.1参照] | 本剤との併用により、アナモレリンの血中濃度が増加し、副作用の発現が増強されるおそれがある。 | 本剤はアナモレリンの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
ルラシドン (ラツーダ) [2.1参照] | 本剤との併用により、ルラシドンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 | 本剤はルラシドンの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
イサブコナゾニウム (クレセンバ) [2.1参照] | 本剤との併用により、イサブコナゾールの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 | 本剤はイサブコナゾールの代謝酵素(CYP3A)を阻害する。 |
フィネレノン (ケレンディア) [2.1参照] | 本剤との併用により、フィネレノンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 | 本剤はフィネレノンの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、急性骨髄性白血病) | 本剤との併用により、ベネトクラクスの血中濃度が増加するおそれがある。 ベネトクラクスを減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | 本剤はベネトクラクスの代謝酵素(CYP3A)を阻害する。 |
バレメトスタット | 本剤との併用により、バレメトスタットの血中濃度が増加するおそれがある。 バレメトスタットを減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | 本剤はバレメトスタットの代謝酵素(CYP3A)を阻害する。 |
抗てんかん薬 フェニトイン | フェニトインとの併用により、本剤のCmaxは49%、AUCは69%減少した7)。 | フェニトインは、本剤の代謝酵素(CYP3A4)を誘導する。 |
抗てんかん薬 フェニトイン | 本剤との併用により、フェニトインのCmaxは1.7倍、AUCは1.8倍増加した7)。 | 本剤はフェニトインの代謝酵素(CYP2C9)を阻害する。 |
レテルモビル | レテルモビルとの併用により、本剤のCmaxは39%、AUC0-12は44%減少した。 | レテルモビルは本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP2C9)を誘導すると考えられる。 |
レテルモビル | レテルモビルとの併用により、作用が減弱するおそれがある。 | レテルモビルは本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP2C9)を誘導すると考えられる。 |
チロシンキナーゼ阻害剤 ボスチニブ、ニロチニブ、イブルチニブ、ラロトレクチニブ、ロルラチニブ | 本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加するおそれがあるため、代替薬への変更を考慮すること。 | 本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A)を阻害する。 |
HIVプロテアーゼ阻害薬 ホスアンプレナビル | 本剤との併用により、ホスアンプレナビルの活性代謝物であるアンプレナビルの血中濃度が増加するおそれがある。 | In vitro試験結果において、本剤はアンプレナビルの代謝酵素(CYP3A4)を阻害した8)。 |
HIVプロテアーゼ阻害薬 ホスアンプレナビル | ホスアンプレナビルとの併用により、本剤の血中濃度が増加するおそれがある。 | In vitro試験において、アンプレナビルは本剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害した8)。 |
非ヌクレオシド逆転写酵素阻害薬(NNRTI) デラビルジン | これらの薬剤との併用により、本剤の血中濃度が増加するおそれがある。 | In vitro試験結果において、これらの薬剤は本剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害した9)。 |
非ヌクレオシド逆転写酵素阻害薬(NNRTI) デラビルジン | これらの薬剤との併用により、本剤の血中濃度が減少するおそれがある。 | これらの薬剤は本剤の代謝酵素(CYP3A4)を誘導するおそれがある。 |
非ヌクレオシド逆転写酵素阻害薬(NNRTI) デラビルジン | 本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加するおそれがある。 | In vitro試験結果において、本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害した9)。 |
トレチノイン | 本剤との併用により、トレチノインの血中濃度が増加するおそれがある。 | 本剤はトレチノインの代謝酵素(CYP)を阻害する。 |
免疫抑制剤 シクロスポリン、タクロリムス、エベロリムス | 本剤との併用により、シクロスポリンのCmaxは1.1倍に、AUCは1.7倍に増加した10)。 | 本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
免疫抑制剤 シクロスポリン、タクロリムス、エベロリムス | 本剤との併用により、タクロリムスのCmaxは2.2倍に、AUCは3.2倍に増加した11)。 | 本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
免疫抑制剤 シクロスポリン、タクロリムス、エベロリムス | 本剤との併用により、エベロリムスの血中濃度が増加するおそれがある。 | 本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
クマリン系抗凝血薬 ワルファリンカリウム [8.8参照] | 本剤との併用により、プロトロンビン時間が1.9倍延長した12)。また、ワルファリンの作用が増強し、著しいINR上昇を来した症例が報告されている。 | 本剤はワルファリンの代謝酵素(CYP2C9)を阻害する。 |
プロトンポンプ阻害薬 オメプラゾール | 本剤との併用により、オメプラゾールのCmaxは2.2倍、AUCは3.8倍増加した13)。 | 本剤はオメプラゾールの代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を阻害する。 |
ミダゾラム | 本剤との併用により、ミダゾラム0.05mg/kg単回静脈内投与時のミダゾラムのAUCは3.7倍に増加し、ミダゾラム7.5mg単回経口投与時(本邦未承認)のミダゾラムのCmaxは3.8倍に、AUCは10.3倍に増加した15)。 | 本剤はミダゾラムの代謝酵素(CYP3A4)を阻害する14)。 |
HMG-CoA還元酵素阻害薬 | 本剤との併用により、HMG-CoA還元酵素阻害薬の血中濃度が増加するおそれがある。 | In vitro試験において、本剤はHMG-CoA還元酵素阻害薬の代謝酵素(CYP3A4)を阻害した9)。 |
ジアゼパム | 本剤との併用により、ジアゼパムのAUCは増加し、血中濃度半減期は延長した16)。 | 本剤はジアゼパムの代謝酵素(CYP3A4及びCYP2C19)を阻害する。 |
ゾルピデム | 本剤との併用により、ゾルピデムのCmaxは1.2倍、AUCは1.5倍増加した17)。 | 本剤はゾルピデムの代謝酵素(CYP3A4及びCYP2C9)を阻害する。 |
スルホニル尿素系血糖降下薬 トルブタミド | 本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加するおそれがある。 | 本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP2C9)を阻害する。 |
ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍薬 ビンクリスチン ビンブラスチン | 本剤との併用により、これらの薬剤の血中濃度が増加するおそれがある。 | 本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
メサドン | 本剤との併用により、メサドンのCmaxが30.7%、AUCが47.2%増加した。 | 本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
オキシコドン | 本剤との併用により、オキシコドンのCmaxとAUCが増加した18)。 | 本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
フェンタニル | 本剤との併用により、フェンタニルのAUCが増加した19)。 | 本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
イブプロフェン、ジクロフェナク | 本剤との併用により、これらの薬剤のCmaxとAUCが増加した20)21)。 | 本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP2C9)を阻害する。 |
経口避妊薬 ノルエチステロン・エチニルエストラジオール | ノルエチステロン・エチニルエストラジオールとの併用により、本剤のCmaxは14%、AUCは46%増加した。 | これらの薬剤は本剤の代謝酵素(CYP2C19)を阻害する。 |
経口避妊薬 ノルエチステロン・エチニルエストラジオール | 本剤との併用により、エチニルエストラジオールのCmaxは36%、AUCは61%増加し、ノルエチステロンのCmaxは15%、AUCは53%増加した。 | 本剤はこれらの薬剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害する。 |
セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 | セイヨウオトギリソウとの併用により、本剤のAUCは59%減少した22)。本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。 | セイヨウオトギリソウは、本剤の代謝酵素(CYP3A4)を誘導する。 |
5%以上 | 1〜5%未満 | 1%未満a) | 頻度不明 | |
血液及びリンパ系障害 | 白血球減少症、血小板減少症 | 貧血、リンパ節症 | ||
心臓障害 | 動悸、心嚢液貯留 | 肺水腫、脚ブロック | ||
耳・迷路障害 | 聴覚過敏、耳鳴、回転性眩暈 | |||
内分泌障害 | ADH不適合分泌 | 副腎皮質機能不全、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症 | ||
眼障害 | 羞明b)、霧視b)、視覚障害b) | 眼の異常感、調節障害、色覚異常、複視、眼瞼浮腫、流涙増加、縮瞳、視神経乳頭浮腫、光視症、網膜滲出物、網膜出血、網膜毛細血管瘤、網膜裂孔、網膜血管炎、黄視症 | 眼瞼炎、視神経炎、強膜炎、角膜混濁、視神経萎縮 | |
胃腸障害 | 悪心、嘔吐 | 腹部膨満、口唇のひび割れ、便秘、下痢、消化不良、胃潰瘍、痔核、イレウス、口唇乾燥、口唇粘膜脱落、口唇炎、逆流性食道炎、口内炎 | 腹痛、胃腸炎、十二指腸炎、歯肉炎、舌炎、膵炎、舌浮腫、腹膜炎 | |
全身障害及び投与局所様態 | 無力症、胸痛、胸部圧迫感、異常感、倦怠感、末梢性浮腫、発熱、口渇 | 悪寒、注射部位反応/炎症、インフルエンザ症候群 | ||
肝胆道系障害 | 胆嚢炎、胆石症、肝腫大 | |||
感染症及び寄生虫症 | 副鼻腔炎 | |||
代謝及び栄養障害 | 食欲不振 | 高血糖、低カリウム血症 | 低ナトリウム血症 | 高コレステロール血症 |
筋骨格及び結合組織障害 | 背部痛、四肢痛 | 関節炎 | 骨膜炎 | |
神経系障害 | 頭痛 | 認知不能症、健忘、浮動性めまい、味覚異常、感覚減退、傾眠、会話障害、振戦、視野欠損 | 末梢性ニューロパチー | 錯感覚、失調、脳浮腫、筋緊張亢進、眼振、失神、注視痙攣、錐体外路症候群 |
精神障害 | 不眠症 | 錯乱状態、幻覚、幻聴、幻視 | 不安 | うつ病、激越 |
腎及び尿路障害 | 血尿、アルブミン尿 | |||
呼吸器、気管支及び縦隔障害 | 喀血 | |||
皮膚及び皮下組織障害 | 皮膚乾燥、湿疹、紅斑、結節性紅斑、発疹、毛髪変色、光線過敏性反応、多汗、そう痒症、丘疹、皮膚落屑 | 蕁麻疹 | 顔面浮腫、斑状丘疹状皮疹、脱毛症、剥脱性皮膚炎、紫斑、固定薬疹、乾癬、血管浮腫、皮膚エリテマトーデス、偽性ポルフィリン症 | |
血管障害 | 潮紅 | 低血圧、血栓性静脈炎、静脈炎、リンパ管炎 | ||
臨床検査 | ALT増加、AST増加、ALP増加、γ-GTP増加 | 血中ビリルビン増加、血中カルシウム増加、血中クレアチニン増加、LDH増加、血中カリウム減少、血中カリウム増加、血圧低下、血圧上昇、フィブリンDダイマー増加、血清FDP増加、膵アミラーゼ増加、好酸球増加、血小板数減少 | BUN増加 |
投与量(mg) | Cmax(μg/mL) | Tmax(hr) | AUC(μg・hr/mL) | T1/2(hr) |
100 | 0.39(54) | 1.2(33) | 1.82(101) | 4.8(42) |
200 | 0.91(41) | 1.6(44) | 5.12(70) | 6.1(41) |
300 | 1.80(8) | 1.3(23) | 11.58(41) | 6.8(31) |
400 | 2.88(26) | 2.0(0) | 31.01(62) | 11.9(51) |
CYP2C19遺伝子型 | 例数 | Cmax(μg/mL) | AUCτ(μg・hr/mL) | Tmax(hr) | T1/2(hr) |
EM | 5 | 2.15(30) | 12.02(45) | 1.4(39) | 6.1(15) |
HEM | 5 | 3.36(24) | 20.01(37) | 1.6(68) | 6.1(14) |
PM | 10 | 6.87(14) | 65.05(17) | 1.6(47) | 9.0(12) |
CYP2C19遺伝子型 | 例数 | Cmax(μg/mL)a) | AUCτ(μg・hr/mL)a) | Tmax(hr)b) |
EM | 6 | 5.49(2.03-11.0) | 31.2(10.0-80.8) | 1.5(0.95-3.8) |
HEM | 10 | 7.66(4.45-18.3) | 49.3(14.5-156) | 1.1(0.92-2.2) |
PM | 2 | 12.3(11.6,13.0) | 99.1(84.0,117) | 1.0(0.95,1.1) |
全例 | 18 | 7.22(2.03-18.3) | 45.8(10.0-156) | 1.0(0.92-3.8) |
判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
AUC(0→30)(μg・hr/mL) | Cmax(μg/mL) | Tmax(hr) | T1/2(hr) | |
ボリコナゾール錠200mg「アメル」 | 5.57±1.98 | 1.31±0.48 | 1.65±0.98 | 6.27±0.92 |
ブイフェンド錠200mg | 5.52±1.86 | 1.33±0.39 | 1.49±0.91 | 6.11±1.19 |
菌種 | 疾患名 | 有効例/症例 |
カンジダ属 | カンジダ血症 | 1/2 |
食道カンジダ症 | 5/5 | |
カンジダ腹膜炎 | 4/4 | |
気管支・肺カンジダ症 | 1/1 | |
小計 | 11/12(91.7%) | |
アスペルギルス属 | 侵襲性肺アスペルギルス症 | 10/16 |
慢性壊死性肺アスペルギルス症 | 3/5 | |
肺アスペルギローマ | 14/18 | |
小計 | 27/39(69.2%) | |
クリプトコックス属 | クリプトコックス髄膜炎 | 1/1 |
肺クリプトコックス症 | 7/7 | |
小計 | 8/8(100%) | |
フサリウム属 | 全身性フサリウム・ソラニ感染症 | 0/1 |
小計 | 0/1 | |
合計 | 46/60(76.7%) |
菌種 | 疾患名 | 有効例/症例 |
アスペルギルス属 | 侵襲性肺アスペルギルス症 | 77/144 |
小計 | 77/144(53.5%) | |
合計 | 77/144(53.5%) |
菌種 | 疾患名 | 有効例/症例 |
カンジダ属 | カンジダ血症 | 11/21 |
食道カンジダ症 | 23/38 | |
小計 | 34/59(57.6%) | |
アスペルギルス属 | 侵襲性肺アスペルギルス症 | 40/86 |
小計 | 40/86(46.5%) | |
クリプトコックス属 | クリプトコックス髄膜炎 | 1/4 |
クリプトコックス血症とクリプトコックス髄膜炎の併発 | 1/2 | |
小計 | 2/6(33.3%) | |
フサリウム属 | フサリウム血症 | 1/2 |
フサリウム副鼻腔炎 | 1/1 | |
フサリウム眼内炎 | 2/4 | |
肺フサリウム症とフサリウム皮下感染症の併発 | 0/1 | |
その他のフサリウム症 | 1/3 | |
小計 | 5/11(45.5%) | |
スケドスポリウム属 | スケドスポリウム脳感染症 | 0/3 |
肺スケドスポリウム症 | 1/2 | |
スケドスポリウム皮下感染症 | 2/2 | |
スケドスポリウム脳感染症とスケドスポリウム皮下感染症の併発 | 0/1 | |
スケドスポリウム血症 | 0/1 | |
その他のスケドスポリウム症 | 0/1 | |
小計 | 3/10(30.0%) | |
合計 | 84/172(48.8%) |
菌種 | 疾患名 | 有効例/症例 |
カンジダ属 | カンジダ血症 | 162/248 |
小計 | 162/248(65.3%) | |
合計 | 162/248(65.3%) |
予防成功率a) | 群間差[95%信頼区間]b) | |
ボリコナゾール群 | イトラコナゾール群 | |
48.9% (109/223) | 33.5% (80/239) | 16.3[7.6,25.0]% |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/05/21 版 |