医療用医薬品 : オランザピン |
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総称名 | オランザピン |
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一般名 | オランザピン |
欧文一般名 | Olanzapine |
製剤名 | オランザピン細粒 |
薬効分類名 | 抗精神病薬 双極性障害治療薬 制吐剤 |
薬効分類番号 | 1179 2391 |
ATCコード | N05AH03 |
KEGG DRUG |
D00454
オランザピン
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KEGG DGROUP |
DG01482
ヒスタミンH1受容体拮抗薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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オランザピン細粒1%「タカタ」 (後発品) | Olanzapine fine granules"TAKATA" | 高田製薬 | 1179044C1146 | 63.3円/g | 劇薬, 処方箋医薬品 |
中枢神経抑制剤 バルビツール酸誘導体等 | 減量するなど注意すること。 | 本剤及びこれらの薬剤は中枢神経抑制作用を有する。 |
アルコール | 相互に作用を増強することがある。 | アルコールは中枢神経抑制作用を有する。 |
抗コリン作用を有する薬剤 抗コリン性抗パーキンソン剤 フェノチアジン系化合物 三環系抗うつ剤等 | 腸管麻痺等の重篤な抗コリン性の毒性が強くあらわれることがある。 | 本剤及びこれらの薬剤は抗コリン作用を有する。 |
ドパミン作動薬 レボドパ製剤 | これらの薬剤のドパミン作動性の作用が減弱することがある。 | ドパミン作動性神経において、本剤がこれらの薬剤の作用に拮抗することによる。 |
フルボキサミン [16.7.1参照] | 本剤の血漿中濃度を増加させるので、本剤を減量するなど注意すること。 | これらの薬剤は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)阻害作用を有するため本剤のクリアランスを低下させる。 |
シプロフロキサシン | 本剤の血漿中濃度を増加させる可能性がある。 | これらの薬剤は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)阻害作用を有するため本剤のクリアランスを低下させる。 |
カルバマゼピン [16.7.2参照] | 本剤の血漿中濃度を低下させる。 | これらの薬剤は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)を誘導するため本剤のクリアランスを増加させる。 |
オメプラゾール リファンピシン | 本剤の血漿中濃度を低下させる可能性がある。 | これらの薬剤は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)を誘導するため本剤のクリアランスを増加させる。 |
喫煙 | 本剤の血漿中濃度を低下させる。 | 喫煙は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)を誘導するため本剤のクリアランスを増加させる。 |
アドレナリン含有歯科麻酔剤 リドカイン・アドレナリン | 重篤な血圧降下を起こすことがある。 | アドレナリンはアドレナリン作動性α、β-受容体の刺激剤であり、本剤のα-受容体遮断作用によりβ-受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強されるおそれがある。 |
1%以上 | 0.1〜1%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
精神神経系 | 興奮、傾眠(22.3%)、不眠(10.3%)、不安、めまい・ふらつき、頭痛・頭重、抑うつ状態、構音障害、立ちくらみ | 易刺激性、自殺企図、幻覚、妄想、脱抑制、性欲亢進、躁状態、感覚鈍麻、下肢静止不能症候群、記憶障害、知覚過敏、違和感、意識喪失、焦燥 | 独語、空笑、会話障害、もうろう状態 | しびれ感、吃音、健忘 |
錐体外路症状 | アカシジア(静坐不能)、振戦、筋強剛、ジストニア、ジスキネジア、歩行異常、ブラジキネジア(動作緩慢) | 嚥下障害、眼球挙上 | 舌の運動障害、運動減少、パーキンソン病徴候 | |
循環器 | 血圧低下、動悸、頻脈 | 起立性低血圧、血圧上昇、徐脈、心室性期外収縮、心電図QT延長 | 心房細動 | 血栓 |
消化器 | 便秘、食欲亢進、口渇、嘔気、胃不快感、食欲不振、嘔吐、流涎過多 | 下痢、腹痛、口角炎 | 胃潰瘍、黒色便、痔出血、腹部膨満、胃炎 | 膵炎 |
血液 | 白血球減少、貧血、好中球減少 | リンパ球減少 | 白血球増多、好酸球増多、赤血球減少、好中球増多、血小板減少、ヘモグロビン減少、血小板増多、好酸球減少、赤血球増多、単球減少、単球増多、ヘマトクリット値減少 | |
内分泌 | 月経異常 | プロラクチン上昇 | 乳汁分泌、乳房肥大、甲状腺機能亢進症 | プロラクチン低下 |
肝臓 | ALT上昇、AST上昇 | γ-GTP上昇 | LDH上昇 | Al-P上昇、総ビリルビン上昇、ウロビリノーゲン陽性、総ビリルビン低下、肝炎 |
腎臓 | 蛋白尿 | 腎盂炎 | BUN低下、尿沈渣異常、クレアチニン低下、BUN上昇 | |
泌尿器 | 排尿障害 | 尿失禁 | 頻尿、尿閉 | |
過敏症 | 発疹、顔面浮腫 | 蕁麻疹、小丘疹 | 光線過敏症、血管浮腫、そう痒症 | |
代謝異常 | トリグリセリド上昇、コレステロール上昇、糖尿病 | 尿糖、高尿酸血症、水中毒、高脂血症 | トリグリセリド低下、脱水症、カリウム低下、カリウム上昇、ナトリウム低下 | 総蛋白低下、ナトリウム上昇、クロール上昇、クロール低下 |
呼吸器 | 鼻閉 | 鼻出血、嚥下性肺炎 | ||
その他 | 体重増加(20.1%)、倦怠感、脱力感、体重減少、発熱、浮腫 | 発汗、CK上昇、転倒、胸痛、骨折、低体温、肩こり、脱毛症 | 腰痛、死亡、眼のチカチカ、霧視感、ほてり | 持続勃起、離脱反応(発汗、嘔気、嘔吐) 、アルブミン低下、A/G比異常、グロブリン上昇、関節痛 |
判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
AUCt(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | tmax(hr) | t1/2(hr) | |
オランザピン細粒1%「タカタ」 | 324.4±48.7 | 11.2±2.7 | 4.0±2.0 | 29.9±3.7 |
ジプレキサ細粒1% | 329.9±73.4 | 11.0±2.6 | 4.0±1.3 | 29.8±4.2 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |