医療用医薬品 : ブリリンタ |
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| 総称名 | ブリリンタ |
|---|---|
| 一般名 | チカグレロル |
| 欧文一般名 | Ticagrelor |
| 製剤名 | チカグレロル錠 |
| 薬効分類名 | 抗血小板剤 |
| 薬効分類番号 | 3399 |
| ATCコード | B01AC24 |
| KEGG DRUG |
D09017
チカグレロル
|
| JAPIC | 添付文書(PDF) |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| ブリリンタ錠60mg | BRILINTA tablets | アストラゼネカ | 3399011F1027 | 94.3円/錠 | 処方箋医薬品注) |
| ブリリンタ錠90mg | BRILINTA tablets | アストラゼネカ | 3399011F2023 | 137.5円/錠 | 処方箋医薬品注) |
| 強いCYP3A阻害剤 イトラコナゾール(イトリゾール) ボリコナゾール(ブイフェンド) クラリスロマイシン(クラリシッド) リトナビル(ノービア等) コビシスタットを含む薬剤(スタリビルド等) エンシトレルビルフマル酸(ゾコーバ) [2.5、16.7.1参照] | 本剤の血小板凝集抑制作用が増強するおそれがある。 | CYP3Aを強く阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、本剤の血漿中濃度が著しく上昇するおそれがある。 |
| 強いCYP3A誘導剤 リファンピシン(リファジン) リファブチン(ミコブティン) カルバマゼピン(テグレトール) フェノバルビタール(フェノバール等) フェニトイン(アレビアチン等) セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 [2.6、16.7.2参照] | 本剤の有効性が減弱するおそれがある。 | CYP3Aを強く誘導することにより、本剤の代謝が著しく亢進され、本剤の血漿中濃度が著しく低下するおそれがある。 |
| 抗凝固剤 ワルファリン、ヘパリン等 血栓溶解剤 ウロキナーゼ、アルテプラーゼ等 非ステロイド性消炎鎮痛剤 ナプロキセン等 | 出血した時、それを助長するおそれがある。併用時には出血等の副作用に注意すること。 | 本剤は血小板凝集抑制作用を有するため、これら薬剤と併用すると出血を助長するおそれがある。 |
| CYP3A阻害剤 ジルチアゼム ベラパミル フルコナゾール等 [16.7.3参照] | 本剤の血小板凝集抑制作用が増強するおそれがある。 | CYP3Aを阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがある。 |
| CYP3A誘導剤 エファビレンツ モダフィニル等 | 本剤の有効性が減弱するおそれがある。 | CYP3Aを誘導することにより、本剤の代謝が亢進され、本剤の血漿中濃度が低下するおそれがある。 |
| シンバスタチン [16.7.4参照] | シンバスタチンの作用が増強する可能性がある。 | 本剤がCYP3Aを阻害することにより、シンバスタチンの代謝が阻害され、シンバスタチンの血漿中濃度を上昇させるおそれがある。 |
| P-糖蛋白質を阻害する薬剤 シクロスポリン キニジン等 [16.7.5参照] | 本剤の血小板凝集抑制作用が増強するおそれがある。 | P-糖蛋白質を阻害することにより、本剤の排出が阻害され、本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがある。 |
| ロスバスタチン | ロスバスタチンの血漿中濃度上昇により横紋筋融解症やミオパチーのリスクが増加するおそれがある。 | 本剤がBCRPを阻害することにより、ロスバスタチンの排出が阻害され、ロスバスタチンの血漿中濃度が上昇するおそれがある。1)2) |
| ジゴキシン [16.7.6参照] | ジゴキシンの作用が増強する可能性があるため、臨床症状及び検査による適切な観察を行うことが望ましい。 | 本剤がP-糖蛋白質を阻害することにより、ジゴキシンの排出が阻害され、ジゴキシンの血漿中濃度を上昇させる。 |
| モルヒネ [16.7.7参照] | 本剤の血漿中濃度が低下するおそれがある。 | モルヒネの消化管運動抑制作用に関連すると考えられる。 |
| 10%以上 | 1〜10%未満 | 0.1〜1%未満 | 0.01〜0.1%未満 | 頻度不明 | |
| 出血傾向 | 皮下出血 | 内出血発生の増加傾向、 鼻出血、挫傷、 注射部位出血、 突発性の血腫、 外傷性出血、 血尿、喀血 | 出血傾向、 処置後出血、 皮膚出血、 筋肉内出血、 出血性関節症、 結膜出血、 網膜出血、 耳出血、 性器出血 | 眼内出血、 硝子体出血、 腫瘍出血、 後腹膜出血、 血精液症、 膀胱出血 | |
| 皮膚 | そう痒症 | 発疹 | |||
| 呼吸器 | 呼吸困難 | ||||
| 消化器 | 悪心、下痢 | ||||
| 腎臓 | 血中クレアチニン増加 | ||||
| 精神神経系 | 浮動性めまい | 失神、錯乱 | |||
| その他 | 高尿酸血症 | 回転性めまい、 痛風 | 低血圧 |
| パラメータ | チカグレロル | AR-C124910XX |
| Cmax(ng/mL) | 703(26.2%) | 263(20.2%) |
| tmax(h) | 2.0(1.0,4.0) | 2.5(1.5,4.0) |
| AUC(ng・h/mL) | 3720(29.8%) | 2290(20.1%) |
| t1/2(h) | 8.7(24.0%) | 10.0(30.0%) |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |