医療用医薬品 : ホリナート |
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総称名 | ホリナート |
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一般名 | ホリナートカルシウム水和物 ホリナートカルシウム ロイコボリンカルシウム |
欧文一般名 | Calcium Folinate Hydrate |
製剤名 | ホリナートカルシウム水和物錠 |
薬効分類名 | 還元型葉酸製剤 |
薬効分類番号 | 3929 |
ATCコード | V03AF03 |
KEGG DRUG |
D01211
ホリナートカルシウム水和物
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ホリナート錠25mg「オーハラ」 (後発品) | FOLINATE TABLETS 25mg「OHARA」 | 大原薬品工業 | 3929004F2099 | 428.6円/錠 | 処方箋医薬品注) |
フェニトイン | フェニトイン中毒(嘔気・嘔吐、眼振、運動障害等)が発現することがある。必要に応じてフェニトインの血中濃度を測定し、フェニトインの用量調節を行い、注意して投与すること。異常が認められた場合には本療法を中止するなど適切な処置を行うこと。 | テガフールによってフェニトインの代謝が抑制され、フェニトインの血中濃度が上昇する。 |
ワルファリンカリウム | テガフールがワルファリンカリウムの作用を増強することがあるので、凝固能の変動に注意すること。 | 機序は不明である。 |
他の抗悪性腫瘍剤、放射線照射 | 消化管障害、血液障害等の副作用が増強することがあるので、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な処置を行うこと。 | 副作用が相互に増強される。 |
葉酸代謝拮抗剤(スルファメトキサゾール・トリメトプリム等) | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | ホリナートによって葉酸代謝拮抗作用が減弱するためと考えられる。 |
5%以上 | 0.1〜5%未満 | 頻度不明注1) | |
血液 | 赤血球減少、血色素減少、ヘマトクリット値減少、好中球減少、好酸球増多、リンパ球減少 | 好塩基球増多 | 平均赤血球容積(MCV)増加 |
肝臓 | 肝機能障害(AST、ALTの上昇等)、総ビリルビン上昇、Al-P上昇 | 黄疸、脂肪肝 | |
腎臓 | 蛋白尿 | 腎機能障害(BUN、クレアチニンの上昇等) | 血尿 |
消化器 | 食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、口内炎、便秘、味覚異常 | 腹痛、心窩部痛、腹部膨満感、胃不快感、胃重感、舌炎、口唇炎 | 胸やけ、口角炎、口渇、胃炎、嚥下困難、腹鳴 |
精神神経系 | 倦怠感 | 頭痛、頭重感、耳鳴 | 眩暈、しびれ、興奮、末梢性ニューロパチー |
皮膚注2) | 色素沈着 | 皮膚炎、皮膚の乾燥、手足症候群 | 皮膚びらん、角化、紅潮、光線過敏症、水疱、DLE様皮疹、爪の異常、脱毛、浮腫 |
過敏症 | 発疹、そう痒 | 蕁麻疹、発赤 | |
循環器 | 動悸、胸痛、胸内苦悶感、心電図異常(ST上昇等) | ||
その他 | 総蛋白低下、LDH上昇、発熱、血糖値上昇、糖尿、血清ナトリウム低下、血清カルシウム低下 | 頻尿、血清カリウム上昇、血清カリウム低下、血清クロール上昇、血清クロール低下、血清カルシウム上昇 | 血痰、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、無月経、関節痛、灼熱感、結膜充血、咳・痰、血清尿酸値上昇、女性型乳房、筋肉痛、CK上昇 |
n | AUC0→12(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | tmax(hr) | t1/2(hr) | |
ホリナート錠25mg「オーハラ」 | 40 | 15.17±4.81 | 17.21±6.24 | 0.43±0.14 | 1.52±1.75 |
ユーゼル錠25mg | 40 | 14.44±5.23 | 16.82±7.32 | 0.42±0.13 | 2.32±4.74 |
副作用 | 発現率 | 副作用 | 発現率 |
下痢 (グレード3)注1) | 38.6% (9.1%) | 口内炎 (グレード3) | 34.1% (4.5%) |
食欲不振 | 31.8% | 悪心 | 29.5% |
倦怠感 | 29.5% | 色素沈着 | 18.2% |
白血球減少 | 25.0% | 好中球減少 | 27.3% |
赤血球減少 (グレード3) | 50.0% (4.5%) | ヘマトクリット値減少 | 40.9% |
血小板減少 (グレード3) | 4.5% (2.3%) | AST上昇 (グレード3以上) | 29.5% (2.3%) |
ALT上昇 (グレード3以上) | 36.4% (2.3%) | 総ビリルビン上昇 (グレード3) | 47.7% (2.3%) |
生存期間 | 病勢進行までの期間 | |||
UFT/LV※1 | 5-FU/LV※2 | UFT/LV | 5-FU/LV | |
例数 | 409 | 407 | 409 | 407 |
中央値(月)[95%信頼区間] | 12.4[11.2,13.6] | 13.4[11.6,15.4] | 3.5[3.0,4.4] | 3.8[3.6,5.0] |
ハザード比※3[95%信頼区間] | 0.964[0.826,1.125]※4 | 0.823[0.708,0.958]※5 | ||
層併合ログランク検定※6 | p=0.630 | p=0.011 |
生存期間 | 病勢進行までの期間 | |||
UFT/LV※1 | 5-FU/LV※2 | UFT/LV | 5-FU/LV | |
例数 | 190 | 190 | 190 | 190 |
中央値(月)[95%信頼区間] | 12.2[10.4,13.8] | 10.3[8.2,13.0] | 3.4[2.6,3.8] | 3.3[2.5,3.7] |
ハザード比※3[95%信頼区間] | 1.144[0.920,1.424] | 0.941[0.753,1.175] | ||
層併合ログランク検定※4 | p=0.227 | p=0.591 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |