医療用医薬品 : ハロペリドール |
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総称名 | ハロペリドール |
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一般名 | ハロペリドール |
欧文一般名 | Haloperidol |
薬効分類名 | 抗精神病剤 |
薬効分類番号 | 1179 |
ATCコード | N05AD01 |
KEGG DRUG |
D00136
ハロペリドール
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KEGG DGROUP |
DG00885
ハロペリドール
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 20.取扱い上の注意 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ハロペリドール注5mg「ヨシトミ」 (後発品) | Haloperidol INJECTION「YOSHITOMI」 | 田辺三菱製薬 | 1179404A1097 | 100円/管 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
アドレナリン (アナフィラキシーの救急治療、又は歯科領域における浸潤麻酔もしくは伝達麻酔に使用する場合を除く) ボスミン [2.6参照] | アドレナリンの作用を逆転させ、重篤な血圧降下を起こすことがある。 | アドレナリンはアドレナリン作動性α、β-受容体の刺激剤であり、本剤のα-受容体遮断作用により、β-受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強される。 |
アドレナリン含有歯科麻酔剤 リドカイン・アドレナリン | 重篤な血圧降下を起こすことがある。 | アドレナリンはアドレナリン作動性α、β-受容体の刺激剤であり、本剤のα-受容体遮断作用により、β-受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強されるおそれがある。 |
中枢神経抑制剤 バルビツール酸誘導体等 | 中枢神経抑制作用が増強することがあるので、減量するなど注意すること。 | 本剤及びこれらの薬剤の中枢神経抑制作用による。 |
アルコール | 相互に作用を増強することがある。 | アルコールは中枢神経抑制作用を有する。 |
リチウム | 心電図変化、重症の錐体外路症状、持続性のジスキネジア、突発性の悪性症候群、非可逆性の脳障害を起こすとの報告があるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。 | 機序は不明であるが、併用による抗ドパミン作用の増強等が考えられている。 |
抗コリン作用を有する薬剤 抗コリン作動性抗パーキンソン剤 フェノチアジン系化合物 三環系抗うつ剤 等 | 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強くあらわれることがある。また、精神症状が悪化したとの報告がある。 | 併用により抗コリン作用が強くあらわれる。 |
抗ドパミン作用を有する薬剤 ベンザミド系薬剤 メトクロプラミド スルピリド チアプリド 等 ドンペリドン 等 | 内分泌機能異常、錐体外路症状が発現することがある。 | 併用により抗ドパミン作用が強くあらわれる。 |
タンドスピロン | 錐体外路症状を増強するおそれがある。 | タンドスピロンは弱い抗ドパミン(D2)作用を有する。 |
ドパミン作動薬 レボドパ製剤 ブロモクリプチン 等 | これらの薬剤のドパミン作動薬としての作用が減弱することがある。 | ドパミン作動性神経において、作用が拮抗することによる。 |
薬物代謝酵素(主にCYP3A4)を誘導する薬剤 カルバマゼピン リファンピシン 等 | 本剤の作用が減弱することがある。 | 薬物代謝酵素誘導作用により、本剤の血中濃度が低下する。 |
CYP3A4を阻害する薬剤 イトラコナゾール等 | 本剤の作用が増強し、副作用が発現するおそれがある。 | 薬物代謝酵素阻害作用により、本剤の血中濃度が上昇する。 |
CYP2D6を阻害する薬剤 キニジン プロメタジン クロルプロマジン 等 | 本剤の作用が増強し、副作用が発現するおそれがある。 | 薬物代謝酵素阻害作用により、本剤の血中濃度が上昇する。 |
QT延長を起こすことが知られている薬剤 [8.1、9.1.2、11.1.2参照] | QT延長を起こすおそれがある。 | 併用によりQT延長作用が相加的に増加するおそれがある。 |
5%以上注1) | 5%未満注1) | 頻度不明 | |
循環器 | 血圧降下 | 心電図異常(QT間隔の延長、T波の変化等)、頻脈、起立性低血圧 | |
肝臓 | 肝機能異常 | ||
錐体外路症状注2) | パーキンソン症候群(振戦、筋強剛、流涎、寡動、歩行障害、仮面様顔貌、嚥下障害等)(12.9%)注3) | ジスキネジア(口周部、四肢等の不随意運動等)、ジストニア(痙攣性斜頸、顔面・喉頭・頸部の攣縮、後弓反張、眼球上転発作等)、アカシジア(静坐不能) | |
眼 | 眼の調節障害、長期又は大量投与による角膜・水晶体の混濁、角膜等の色素沈着 | ||
過敏症 | 発疹、じん麻疹、そう痒感、光線過敏症 | ||
血液 | 貧血、白血球減少 | ||
消化器 | 食欲不振、悪心・嘔吐、便秘、口渇 | 下痢 | |
内分泌 | 女性型乳房、乳汁分泌、月経異常、体重増加、高プロラクチン血症、インポテンス、持続勃起 | ||
呼吸器 | 喉頭攣縮、呼吸困難 | ||
精神神経系 | 不眠、焦燥感 | 神経過敏、眠気、頭痛・頭重 | 過鎮静、眩暈、不安、抑うつ、幻覚、興奮、知覚変容発作、痙攣、性欲異常 |
その他 | 脱力感・倦怠感・疲労感、鼻閉 | 発熱、発汗、潮紅、浮腫、排尿困難、体温調節障害 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/05/21 版 |