医療用医薬品 : ジャドニュ |
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総称名 | ジャドニュ |
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一般名 | デフェラシロクス |
欧文一般名 | Deferasirox |
製剤名 | デフェラシロクス顆粒 |
薬効分類名 | 鉄キレート剤 |
薬効分類番号 | 3929 |
ATCコード | V03AC03 |
KEGG DRUG |
D03669
デフェラシロクス
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ジャドニュ顆粒分包90mg | JADENU Granules Sachet | ノバルティスファーマ | 3929008D1022 | 478.4円/包 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
ジャドニュ顆粒分包360mg | JADENU Granules Sachet | ノバルティスファーマ | 3929008D2029 | 1978.5円/包 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
アルミニウム含有制酸剤 | 両剤の作用が減弱する可能性がある。 | 本剤とキレートを形成する。 |
CYP3A4で代謝される薬剤 シクロスポリン シンバスタチン ミダゾラム 経口避妊薬等 | これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。 健康成人にデフェラシロクス懸濁用錠とミダゾラム(経口投与、国内未承認の用法)を併用投与した場合、ミダゾラムのAUCが17%低下したとの報告がある。 | 本剤の弱いCYP3A4誘導作用により、これらの薬剤の代謝が促進されると考えられる。 |
レパグリニド トレプロスチニル | これらの薬剤のAUC及びCmaxが上昇し、これらの薬剤の副作用が発現するおそれがある。健康成人にデフェラシロクス懸濁用錠を反復投与後にレパグリニドを併用投与した場合、レパグリニドのAUCが131%、Cmaxが62%増加したとの報告がある。 | 本剤のCYP2C8阻害作用により、これらの薬剤の代謝が抑制されると考えられる。 |
テオフィリン | 健康成人にデフェラシロクス懸濁用錠とテオフィリンを併用投与した場合、テオフィリンのAUCが84%上昇したとの報告がある。テオフィリンの作用を増強させる可能性があるので、併用する場合にはテオフィリンの血中濃度を測定し、テオフィリンの用量を調節すること。 | 本剤のCYP1A2阻害作用により、テオフィリンの代謝が阻害されると考えられる。 |
UDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ(UGT)を強力に誘導する薬剤 リファンピシン フェニトイン フェノバルビタール リトナビル等 | 健康成人にリファンピシンを反復投与後にデフェラシロクス懸濁用錠を併用投与した場合、デフェラシロクスのAUCが44%低下したとの報告がある。 | これらの薬剤のUGT誘導作用により、本剤の代謝が促進されると考えられる。 |
消化管潰瘍を誘発する可能性のある薬剤 非ステロイド性消炎鎮痛剤 副腎皮質ステロイド剤 経口ビスホスホネート等 | デフェラシロクス懸濁用錠投与中に消化管穿孔、胃潰瘍(多発性潰瘍)、十二指腸潰瘍、胃腸出血があらわれたとの報告がある。 | 胃腸刺激のリスクが高まる可能性がある。 |
抗凝血剤 | 胃腸出血があった場合、併用により出血が助長されたとの報告がある。 | 抗凝血剤の作用による。 |
コレスチラミン | 健康成人においてデフェラシロクス懸濁用錠投与4時間及び10時間後にコレスチラミンを投与した場合、デフェラシロクスのAUCが45%低下したとの報告がある。 | コレスチラミンの吸着作用により本剤の吸収が阻害されるおそれがある。 |
10%以上 | 1〜10%未満 | 0.1〜1%未満 | 0.01〜0.1%未満 | 頻度不明 | |
代謝及び栄養障害 | − | − | − | − | 食欲不振 |
精神障害 | − | − | 不安、睡眠障害 | − | − |
神経系障害 | − | 頭痛 | 浮動性めまい | − | − |
眼障害 | − | − | 黄斑症 | − | − |
呼吸器系障害 | − | − | 咽喉頭痛 | − | − |
胃腸障害 | − | 下痢、便秘、嘔吐、悪心、腹痛、腹部膨満、消化不良 | 胃炎、急性膵炎 | 食道炎 | − |
肝胆道系障害 | − | 臨床検査値異常(AST、ALT、γ-GTP、ALP、LDH、血中ビリルビンの増加) | 胆石症 | − | − |
皮膚及び皮下組織障害 | − | 発疹注)、そう痒症 | 色素沈着障害 | − | 白血球破砕性血管炎、蕁麻疹、脱毛症 |
腎及び尿路障害 | 血中クレアチニン増加 | 蛋白尿 | − | − | − |
全身障害 | − | − | 発熱、浮腫、疲労 | − | − |
投与量(mg/kg) | Tmax(h) | Cmax(μmol/L) | AUC0-24(μmol・h/L) | t1/2(h) | |
単回投与 | 5(n=6) | 2.0[0.9〜3.0] | 20.4±6.1 | 190±91 | 8.5±3.4 |
10(n=7) | 3.0[1.0〜4.0] | 53.3±18.7 | 535±137 | 17.1±4.7 | |
20(n=6) | 4.0[1.0〜10.0] | 112±29 | 1,270±370 | 20.5±4.9 | |
30(n=7) | 3.0[2.0〜4.0] | 119±40 | 1,450±420 | 18.9±9.8※ | |
反復投与 | 5(n=6) | 1.5[1.0〜4.0] | 27.4±10.7 | 345±236 | 17.5±7.2 |
10(n=7) | 3.0[1.1〜10.0] | 67.3±22.2 | 848±442 | 20.5±7.5 | |
20(n=6) | 3.4[1.0〜4.2] | 119±14 | 1,510±190 | 21.4±7.2 | |
30(n=7) | 4.0[1.0〜10.0] | 224±100 | 3,620±2,760 | 19.5±4.9 |
Tmax(h) | Cmax(μmol/L) | AUClast(μmol・h/L) | t1/2(h) | |
デフェラシロクス懸濁用錠1,500mg(n=96) | 4.0[1.0〜8.0] | 97.1±24.8 | 1,810±561 | 23.4±34.4※ |
デフェラシロクス顆粒900mg(n=95) | 3.0[1.5〜8.0] | 116±31.4 | 1,720±452 | 18.1±9.69 |
投与量(mg/kg) | 鉄排泄(mg/kg/日) | ||
糞中鉄排泄 | 尿中鉄排泄 | 総鉄排泄 | |
5(n=6) | 0.0690±0.0975※ | 0.00450±0.00080 | 0.0738±0.0977※ |
10(n=7) | 0.120±0.118 | 0.0131±0.0035 | 0.133±0.117 |
20(n=6) | 0.326±0.117 | 0.0158±0.0021 | 0.342±0.118 |
30(n=7) | 0.582±0.385 | 0.0231±0.0114 | 0.605±0.387 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |