医療用医薬品 : トフィソパム

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医薬品情報


総称名 トフィソパム
一般名 トフィソパム
欧文一般名 Tofisopam
製剤名 トフィソパム錠
薬効分類名 自律神経調整剤
薬効分類番号 1124
ATCコード N05BA23
KEGG DRUG D01254 トフィソパム
商品一覧 相互作用情報
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報 2019年7月 改訂(慎重投与の項) (第14版)


禁忌 効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 薬物動態 薬効薬理 理化学的知見 取扱い上の注意 包装 主要文献

商品情報 組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
トフィソパム錠50mg「トーワ」 (後発品) TOFISOPAM TABLETS 50mg"TOWA" 東和薬品 1124026F1340 5.9円/錠 処方箋医薬品

禁忌

次の患者には投与しないこと

ロミタピドメシル酸塩を投与中の患者(「相互作用」の項参照)

効能・効果及び用法・用量

効能効果

下記疾患における心悸亢進、発汗、頭痛・頭重、けん怠感等の自律神経症状

更年期障害・卵巣欠落症状、自律神経失調症、頭部・頸部損傷

用法用量

成人には1回1錠、1日3回経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。

使用上の注意

慎重投与

急性閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]

重症筋無力症の患者[筋弛緩作用を若干有する。]

脳に器質的障害のある患者[作用が強くあらわれることがある。]

中等度又は重篤な呼吸不全のある患者[呼吸機能が低下することがある。]

重要な基本的注意

眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。

相互作用

併用禁忌

ロミタピドメシル酸塩
ジャクスタピッド
ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。本剤がCYP3Aを阻害することにより、ロミタピドメシル酸塩の代謝が阻害される。

併用注意

中枢神経抑制剤
フェノチアジン誘導体
バルビツール酸誘導体
中枢神経抑制作用が増強することがある。両薬剤の中枢神経抑制作用が相加的に増強する可能性がある。
アルコール中枢神経抑制作用が増強することがある。両者の中枢神経抑制作用が相加的に増強する可能性がある。
タクロリムス水和物タクロリムスの血中濃度が上昇することがあるので、本剤を減量又は休薬するなど適切な処置を行うこと。本剤がCYP3A4によるタクロリムスの代謝を抑制することによると考えられる。

副作用

副作用発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

 頻度不明
依存性注2)薬物依存
精神神経系眠気、めまい・ふらつき、頭痛、不眠、不安、焦躁、抑うつ症状、手足のふるえ、しびれ等
消化器悪心・嘔吐、口渇、食欲不振、便秘、腹痛、下痢等
過敏症注3)発疹、そう痒感、発熱、顔面浮腫等
肝臓AST(GOT)・ALT(GPT)上昇等
その他けん怠感、脱力感、動悸、血圧上昇、ほてり、乳房痛、乳汁分泌、月経異常
注2)他のベンゾジアゼピン系薬剤で連用により薬物依存を生ずることが報告されているので、本剤の投与にあたっては観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。注3)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦(3ヵ月以内)又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。妊娠中に他のベンゾジアゼピン系薬剤(ジアゼパム、クロルジアゼポキシド等)の投与を受けた患者の中に奇形を有する児等の障害児を出産した例が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。]

妊娠後期の女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。また、ベンゾジアゼピン系薬剤で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。]

分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系薬剤で報告されている。

授乳中の女性には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)において、乳汁中に移行することが認められている。]

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない。(使用経験が少ない)

過量投与

本剤の過量投与が明白又は疑われた場合の処置としてフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与する場合には、使用前にフルマゼニルの使用上の注意(禁忌、慎重投与、相互作用等)を必ず読むこと。

適用上の注意

薬剤交付時

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

その他の注意

投与した薬剤が特定されないままにフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与された患者で、新たに本剤を投与する場合、本剤の鎮静・抗痙攣作用が変化、遅延するおそれがある。

薬物動態

生物学的同等性試験

トフィソパム錠50mg「トーワ」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(トフィソパムとして50mg)健康成人男子(n=14)に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された(昭和55年5月30日薬審第718号に基づく)1)

 判定パラメータ参考パラメータ
AUC8(ng・hr/mL)Cmax(ng/mL)Tmax(hr)T1/2(hr)
トフィソパム錠50mg「トーワ」(錠剤、50mg)36.35±14.8116.71±8.920.95±0.382.41±1.32
標準製剤(錠剤、50mg)37.36±15.7315.42±8.801.14±0.512.97±1.27
(Mean±S.D.,n=14)

血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。

溶出挙動

トフィソパム錠50mg「トーワ」は、日本薬局方外医薬品規格第3部に定められたトフィソパム錠の溶出規格に適合していることが確認されている2)

薬効薬理

ベンゾジアゼピン系誘導体の1種で、作用持続の短い中枢神経抑制薬である。クロチアゼパムと同程度の抗不安作用を示すが、筋弛緩作用や睡眠増強作用は非常に弱い。更年期障害や自律神経失調症に伴う自律神経症状(心悸亢進、発汗、頭痛、頭重、けん怠感等)に用いられる。主に視床下部の自律神経中枢の機能を正常化して効果をあらわすと考えられている3)

有効成分に関する理化学的知見

一般名トフィソパム
一般名(欧名)Tofisopam
化学名(5RS)-1-(3,4-Dimethoxyphenyl)-5-ethyl-7,8-dimethoxy-4-methyl-5H-2,3-benzodiazepine
分子式C22H26N2O4
分子量382.45
融点155〜159℃
性状微黄白色の結晶性の粉末である。酢酸(100)に溶けやすく、アセトンにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。エタノール(95)溶液(1→100)は旋光性を示さない。
KEGG DRUGD01254

取扱い上の注意

安定性試験

最終包装製品を用いた加速試験(40℃、相対湿度75%、6ヵ月)の結果、通常の市場流通下において3年間安定であることが推測された4)

包装

トフィソパム錠50mg「トーワ」

100錠、1000錠(PTP)

1000錠(バラ)

主要文献


1. 東和薬品株式会社 社内資料:生物学的同等性試験
2. 東和薬品株式会社 社内資料:溶出試験
3. 第十五改正日本薬局方解説書,  C-2723,  (2006)
4. 東和薬品株式会社 社内資料:安定性試験

作業情報


改訂履歴

2017年12月 改訂 (第13版)
2019年7月 改訂(慎重投与の項) (第14版)

文献請求先

主要文献(社内資料を含む)は下記にご請求下さい。
東和薬品株式会社
571-8580
大阪府門真市新橋町2番11号
0120-108-932
06-6900-9108

お問い合わせ先

主要文献(社内資料を含む)は下記にご請求下さい。
東和薬品株式会社
571-8580
大阪府門真市新橋町2番11号
0120-108-932
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業態及び業者名等

製造販売元
東和薬品株式会社
大阪府門真市新橋町2番11号


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2021/4/20 版