原発開放隅角緑内障又は高眼圧症患者68例を対象とし、無作為化非盲検法で実施した用量反応試験において、眼圧下降率は、0.25%
注)群13.4%、0.5%
注)群14.9%、1%群17.9%、2%
注)群18.2%で、有意な用量反応性が認められ、眼圧下降効果は1%群でプラトーに達していた
9)。
副作用発現頻度は8.7%(6/69例)であった。副作用は、角膜炎(1.4%)、眼充血(1.4%)、眼痛(1.4%)、嘔気(1.4%)、疲労(1.4%)、赤血球数の減少(1.4%)であった。
原発開放隅角緑内障又は高眼圧症患者を対象とし、二重盲検法で実施した用量反応試験において、眼圧下降率は、プラセボ群4.8%、0.3%
注)群11.9%、1%群16.1%、2%
注)群16.1%、3%
注)群15.4%で、有意な用量反応性が認められ、眼圧下降効果は1%群でプラトーに達していた
10)。
副作用発現頻度は0.3%群で14.3%(4/28例)、1%群で26.5%(9/34例)、2%群で30.0%(9/30例)及び3%群で36.4%(12/33例)であった。主な副作用は、0.3%群で味覚倒錯7.1%(2/28例)、1%群で味覚倒錯14.7%(5/34例)眼内不快感5.9%(2/34例)口内乾燥5.9%(2/34例)、2%群で味覚倒錯16.7%(5/30例)霧視6.7%(2/30例)鼻炎6.7%(2/30例)及び3%群で味覚倒錯24.2%(8/33例)霧視9.1%(3/33例)眼沈着物6.1%(2/33例)であった。
開放隅角緑内障又は高眼圧症を対象とした、2%ドルゾラミド塩酸塩点眼液との二重盲検比較試験において、1%ブリンゾラミド懸濁性点眼液1日2回単独投与時の眼圧下降値は、3.4〜5.7mmHg(各測定時点における平均値)であり、2%ドルゾラミド塩酸塩点眼液と同等(非劣性)であった
11)12)。0.5%チモロールマレイン酸塩点眼液との併用療法による開放隅角緑内障又は高眼圧症を対象とした2%ドルゾラミド塩酸塩点眼液との二重盲検比較試験において、1%ブリンゾラミド懸濁性点眼液1日2回投与時の眼圧下降値は、3.6〜5.3mmHg(各測定時点における平均値)であり、2%ドルゾラミド塩酸塩点眼液と同等(非劣性)であった
13)。1%ブリンゾラミド懸濁性点眼液の眼圧下降効果は、18ヵ月間の長期投与においても減弱しなかった
14)。
1%ブリンゾラミド懸濁性点眼液単独投与時の眼圧下降値は、1日2回投与で3.4〜5.7mmHg(各測定時点における平均値)、1日3回投与で4.1〜5.6mmHg(各測定時点における平均値)と同等(非劣性)であったが、1日3回投与の効果が若干高かった
11)12)。