医療用医薬品 : ロキソプロフェンNa |
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総称名 | ロキソプロフェンNa |
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一般名 | ロキソプロフェンナトリウム水和物 |
欧文一般名 | Loxoprofen Sodium Hydrate |
薬効分類名 | 鎮痛・抗炎症・解熱剤 |
薬効分類番号 | 1149 |
ATCコード | M01AE19 |
KEGG DRUG |
D01709
ロキソプロフェンナトリウム水和物
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KEGG DGROUP |
DG01504
非ステロイド性抗炎症薬 (NSAID)
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 7.用法及び用量に関連する注意 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ロキソプロフェンNa錠60mg「あすか」 (後発品) | LOXOPROFEN Na TABLETS | あすか製薬 | 1149019F1722 | 10.1円/錠 |
クマリン系抗凝血剤 ワルファリン | 抗凝血作用を増強するおそれがあるので注意し、必要があれば減量すること。 | 本剤のプロスタグランジン生合成抑制作用により血小板凝集が抑制され血液凝固能が低下し、抗凝血作用に相加されるためと考えられている。 |
第Xa因子阻害剤 エドキサバントシル酸塩水和物等 | 出血の危険性を増大させるおそれがある。 | 抗血栓作用を増強するためと考えられている。 |
スルホニル尿素系血糖降下剤 クロルプロパミド等 | 血糖降下作用を増強するおそれがあるので注意し、必要があれば減量すること。 | 本剤のヒトでの蛋白結合率は、ロキソプロフェンで97.0%、trans-OH体で92.8%と高く、蛋白結合率の高い薬剤と併用すると血中に活性型の併用薬が増加し、作用が増強されるためと考えられている。 |
ニューキノロン系抗菌剤 レボフロキサシン水和物等 | 痙攣誘発作用を増強することがある。 | ニューキノロン系抗菌剤は、中枢神経系の抑制性神経伝達物質であるGABAの受容体への結合を阻害し、痙攣誘発作用を起こす。本剤の併用により阻害作用を増強するためと考えられている。 |
メトトレキサート | 血中メトトレキサート濃度を上昇させ、作用を増強することがあるので、必要があれば減量すること。 | 機序は不明であるが、本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成抑制作用により、これらの薬剤の腎排泄が減少し血中濃度が上昇するためと考えられている。 |
リチウム製剤 炭酸リチウム | 血中リチウム濃度を上昇させ、リチウム中毒を起こすことがあるので血中のリチウム濃度に注意し、必要があれば減量すること。 | 機序は不明であるが、本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成抑制作用により、これらの薬剤の腎排泄が減少し血中濃度が上昇するためと考えられている。 |
チアジド系利尿薬 ヒドロクロロチアジド等 | 利尿・降圧作用を減弱するおそれがある。 | 本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成抑制作用により、水、ナトリウムの排泄を減少させるためと考えられている。 |
降圧剤 ACE阻害剤 アンジオテンシンII受容体拮抗剤等 | 降圧作用を減弱するおそれがある。 | 本剤のプロスタグランジンの生合成抑制作用により、降圧作用を減弱させる可能性がある。 |
降圧剤 ACE阻害剤 アンジオテンシンII受容体拮抗剤等 | 腎機能を悪化させるおそれがある。 | 本剤のプロスタグランジンの生合成抑制作用により、腎血流量が低下するためと考えられる。 |
0.1〜2%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症注) | 発疹、そう痒感 | 発熱、蕁麻疹 | |
消化器 | 腹痛、胃部不快感、食欲不振、悪心、下痢、便秘、胸やけ、口内炎、腹部膨満、口渇 | 嘔吐 | 消化性潰瘍注)、小腸・大腸の潰瘍注)、消化不良 |
循環器 | 動悸、血圧上昇 | ||
精神神経系 | 眠気 | 頭痛、めまい、しびれ | |
血液 | 好酸球増多 | 貧血、白血球減少、血小板減少 | |
肝臓 | AST上昇、ALT上昇 | ALP上昇 | |
泌尿器 | 蛋白尿 | 血尿、排尿困難、尿量減少 | |
その他 | 浮腫、顔面熱感 | 胸痛、倦怠感、発汗 |
例数 | Cmax(μg/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | AUC(μg・hr/mL) | 吸収速度定数(hr−1) | 消失速度定数(hr−1) | |
ロキソプロフェン | 16 | 5.04±0.27 | 0.45±0.03 | 1.22±0.07 | 6.70±0.26 | 11.21±1.82 | λ1=4.04±0.93 |
λ2=0.59±0.04 | |||||||
trans-OH体 | 16 | 0.85±0.02 | 0.79±0.02 | 1.31±0.05 | 2.02±0.05 | 3.56±0.21 | λ1=0.99±0.07 |
λ2=0.54±0.02 |
AUC0-8(μg・hr/mL) | Cmax(μg/mL) | T1/2(hr) | |
ロキソプロフェンNa錠60mg「あすか」 | 8.96±0.57 | 5.19±0.50 | 1.16±0.10 |
ロキソニン錠60mg | 8.93±0.47 | 5.28±0.48 | 1.22±0.09 |
投与8時間後までの尿中排泄(% of dose) | ||
遊離型 | グルクロン酸抱合型 | |
ロキソプロフェン | 2.07±0.29 | 21.0±0.4 |
trans-OH体 | 2.21±0.47 | 16.0±0.6 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/05/21 版 |