医療用医薬品 : トロピカミド

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医薬品情報


総称名 トロピカミド
一般名 トロピカミド
欧文一般名 Tropicamide
製剤名 トロピカミド点眼液
薬効分類名 調節麻痺・散瞳点眼剤
薬効分類番号 1311
ATCコード S01FA06
KEGG DRUG
D00397 トロピカミド
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
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添付文書情報2023年3月 改訂(第1版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
トロピカミド点眼液0.4%「日点」 (後発品) Tropicamide Ophthalmic Solution ロートニッテン 1311705Q1064 18.3円/mL

2. 禁忌

次の患者には投与しないこと
2.1 緑内障及び狭隅角や前房が浅いなどの眼圧上昇の素因のある患者[急性閉塞隅角緑内障の発作を起こすおそれがある。]

4. 効能または効果

診断または治療を目的とする散瞳と調節麻痺

6. 用法及び用量

診断または治療を目的とする散瞳には1日1回、1回1〜2滴宛、調節麻痺には3〜5分おきに2〜3回、1回1滴宛点眼する。

8. 重要な基本的注意

8.1 本剤の点眼後、散瞳又は調節麻痺が起こるので、その症状が回復するまで機械類の操作や自動車等の運転には従事させないよう注意すること。また、サングラスを着用する等太陽光や強い光を直接見ないよう指導すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には診断又は治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
診断又は治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
9.7.1 全身の副作用が起こりやすい。
9.7.2 低出生体重児では、必要に応じて本剤を希釈して使用することが望ましい。低出生体重児の眼底検査において、徐脈、無呼吸等が起こるとの報告がある。
9.7.3 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
一般に生理機能が低下している。

11. 副作用

11.2 その他の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
 頻度不明
眼圧上昇、結膜炎、眼刺激、眼瞼炎、眼のそう痒感
皮膚そう痒、発疹、蕁麻疹

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。
・薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
・患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1〜5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。
・他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。

17. 臨床成績

17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内一般臨床試験(散瞳作用)
正視の男性3例に0.4%トロピカミド点眼液を1回1滴点眼後、経時的に瞳孔径を測定すると、15〜30分で瞳孔径は最大に達し30〜65分間持続した1)
17.1.2 国内一般臨床試験(調節麻痺作用)
正視の男性3例に0.4%トロピカミド点眼液を1回1滴点眼すると、20〜30分後に最小近距離視力となり、3例の最大近点延長率(最大の近点距離と点眼前の近点距離の差と点眼前の近点距離の比)はそれぞれ0.50、0.947及び1.60を示した1)

18. 薬効薬理

18.1 作用機序
トロピカミドはムスカリン受容体遮断薬である。コリン作動性刺激に対する虹彩括約筋の反応を遮断することで散瞳効果を示す。また毛様体筋の反応を遮断することで調節麻痺を発現させる2)3)
18.2 調節麻痺作用
眼疾患のない7例に0.5%トロピカミド点眼液注)を1滴ずつ3分毎に3回点眼すると、20〜30分で著明な調節麻痺が起こり以後急速に回復し、2.5時間で90%、24時間では完全に回復する4)
注)本剤が承認されている濃度は0.4%である。

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1. トロピカミド

一般的名称 トロピカミド
一般的名称(欧名) Tropicamide
化学名 (2RS)-N-Ethyl-3-hydroxy-2-phenyl-N-(pyridin-4-ylmethyl)propanamide
分子式 C17H20N2O2
分子量 284.35
融点 96〜99℃
物理化学的性状 白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。エタノール(95)又はクロロホルムに溶けやすく、水又はジエチルエーテルに溶けにくく、石油エーテルにほとんど溶けない。希塩酸に溶ける。1.0gを水500mLに溶かした液のpHは6.5〜8.0である。
KEGG DRUG D00397

22. 包装

プラスチック点眼容器 5mL×10本

23. 主要文献

  1. 山地良一 他, 日本眼科学会雑誌, 67, 1889-1895, (1963)
  2. 第十八改正日本薬局方解説書, C3765-C3768, (2021), (廣川書店)
  3. 藤原元始 他, グッドマン・ギルマン薬理書 第8版, 179-187, (1992), (廣川書店)
  4. 所敬 他, 眼科臨床医報, 55, 274-278, (1961)

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
ロートニッテン株式会社 医薬情報問合せ窓口
〒457-0038 名古屋市南区桜本町40番地の2
電話:0120-691-910
FAX:052-823-9115
製品情報問い合わせ先
ロートニッテン株式会社 医薬情報問合せ窓口
〒457-0038 名古屋市南区桜本町40番地の2
電話:0120-691-910
FAX:052-823-9115

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
ロートニッテン株式会社
名古屋市南区桜本町40番地の2

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2026/01/21 版