医療用医薬品 : ビソノ |
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総称名 | ビソノ |
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一般名 | ビソプロロール |
欧文一般名 | Bisoprolol |
製剤名 | ビソプロロール・テープ剤 |
薬効分類名 | 経皮吸収型・β1遮断剤 |
薬効分類番号 | 2149 |
ATCコード | C07AB07 |
KEGG DRUG |
D02342
ビソプロロール
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KEGG DGROUP |
DG00316
ビソプロロール
DG03231
血圧降下薬
DG01653
抗不整脈薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 7.用法及び用量に関連する注意 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ビソノテープ2mg | Bisono Tapes 2mg | トーアエイヨー | 2149700S3020 | 41.5円/枚 | 処方箋医薬品注) |
ビソノテープ4mg | Bisono Tapes 4mg | トーアエイヨー | 2149700S1027 | 57円/枚 | 処方箋医薬品注) |
ビソノテープ8mg | Bisono Tapes 8mg | トーアエイヨー | 2149700S2023 | 75円/枚 | 処方箋医薬品注) |
交感神経系に対し抑制的に作用する薬剤 レセルピン 等 | 過剰の交感神経抑制作用(徐脈、血圧低下等)があらわれることがある。 異常が認められた場合には両剤の減量若しくは投与を中止する。 | 相加的に作用(交感神経抑制作用)を増強させる。 |
血糖降下剤 インスリン製剤 トルブタミド 等 | 血糖降下作用が増強することがある。また、低血糖症状(頻脈、発汗等)をマスクすることがある。 血糖値に注意し、異常が認められた場合には本剤の減量若しくは投与を中止する。 | β2遮断により肝臓でのグリコーゲン分解が抑制される。また、低血糖時に分泌されるアドレナリンにより生じる低血糖症状をマスクする。 |
Ca拮抗剤 ベラパミル塩酸塩 ジルチアゼム塩酸塩 等 | 徐脈、房室ブロック、洞房ブロック等があらわれることがある。 定期的に脈拍数を測定し、必要に応じて心電図検査を行い、異常が認められた場合には、両剤の減量若しくは投与を中止する。 | 相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用、陰性変力作用、降圧作用)を増強させる。特にジギタリス製剤との3剤併用時には注意を要する。 |
ジギタリス製剤 ジゴキシン メチルジゴキシン | 徐脈、房室ブロック等があらわれることがある。 定期的に心電図検査を行い、異常が認められた場合には、両剤の減量若しくは投与を中止する。 | 相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用)を増強させる。特にCa拮抗剤との3剤併用時には注意を要する。 |
クロニジン塩酸塩 グアナベンズ酢酸塩 | クロニジン、グアナベンズ投与中止後のリバウンド現象(急激な血圧上昇)が増強することがある。 クロニジンを中止する場合は、あらかじめ本剤の投与中止等適切な処置を行う。 | クロニジンを中止した場合、血中ノルアドレナリンが上昇する。β遮断剤と併用している場合、クロニジンの中止により、α作用が強調され、より急激な血圧上昇を起こす。グアナベンズも作用機序から同様な反応が予測される。 |
クラスI抗不整脈剤 ジソピラミドリン酸塩 プロカインアミド塩酸塩 アジマリン 等 クラスIII抗不整脈剤 アミオダロン塩酸塩 | 過度の心機能抑制(徐脈、低血圧等)があらわれることがある。 臨床症状を観察し、異常が認められた場合には本剤の減量若しくは投与を中止する。 | 相加的に作用(交感神経抑制作用)を増強させる。 |
非ステロイド性抗炎症剤 インドメタシン 等 | 本剤の降圧作用が減弱することがある。 | 非ステロイド性抗炎症剤は、血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成・遊離を阻害する。 |
降圧作用を有する薬剤 降圧剤 硝酸剤 | 降圧作用が増強することがある。 定期的に血圧を測定し、両剤の用量を調節する。 | 相加的に作用(降圧作用)を増強させる。 |
フィンゴリモド塩酸塩 | フィンゴリモド塩酸塩の投与開始時に併用すると重度の徐脈や心ブロックが認められることがある。 | 共に徐脈や心ブロックを引き起こすおそれがある。 |
1%以上 | 1%未満注1) | 頻度不明注2) | |
循環器 | 徐脈 | 房室ブロック、血圧低下、心室性期外収縮、動悸、胸痛 | 心房細動、心胸郭比増加 |
精神神経系 | 頭痛、傾眠、浮動性めまい、体位性めまい | 頭重感、不眠、悪夢 | |
消化器 | 悪心、嘔吐、胃部不快感、腹部不快感、食欲不振、下痢 | ||
肝臓 | ALTの上昇 | AST、LDH、Al-P、ビリルビンの上昇 | γ-GTPの上昇、肝腫大 |
腎臓・泌尿器 | 尿中蛋白陽性 | クレアチニン、BUNの上昇 | 尿中ブドウ糖陽性、頻尿 |
呼吸器 | 呼吸困難 | 気管支痙攣 | |
過敏症 | 皮膚そう痒感 | 発疹 | |
眼 | 霧視、涙液分泌減少 | ||
適用部位障害 | (適用部位) 皮膚炎、紅斑、そう痒感 | (適用部位) 疼痛、熱感、乾燥、湿疹、変色、びらん | |
その他 | 好酸球百分率増加、血中トリグリセリド増加、血中尿酸増加、CRP増加 | 無力症、疲労、倦怠感、CKの上昇、血中コレステロール増加、HDLコレステロール増加、LDLコレステロール増加、血中ブドウ糖増加 | 浮腫、気分不快感、四肢冷感、悪寒、しびれ感、糖尿病増悪 |
投与量 | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | T1/2(hr) | AUC∞(ng・hr/mL) |
4mg | 6.486±2.519 | 10.0±2.1 | 14.99±2.73 | 177.06±60.98 |
8mg | 11.947±4.651 | 11.0±2.2 | 15.79±2.07 | 335.11±92.30 |
対象 | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | T1/2(hr) | AUC24(ng・hr/mL) |
高齢者 | 27.1000±10.7983 | 8.9±1.8 | 21.65±3.95 | 522.42±215.92 |
非高齢者 | 22.4000±4.2413 | 7.8±2.0 | 20.80±4.48 | 396.28±66.69 |
ビソノテープ8mg | ビソプロロールフマル酸塩錠5mg | プラセボ | |||
解析対象例数 | 184 | 182 | 93 | ||
トラフ時坐位血圧(mmHg)# | 拡張期 | 治療前値 | 99.9±3.9 | 99.9±3.8 | 99.5±3.8 |
変化値 | −12.1±8.6 | −11.8±9.4 | −3.8±7.8 | ||
収縮期 | 治療前値 | 150.9±9.9 | 151.3±9.9 | 148.9±8.9 | |
変化値 | −13.5±13.8 | −12.9±14.6 | −3.9±10.8 | ||
トラフ時坐位拡張期血圧(mmHg)の変化値の調整平均a)及び群間比較## | 調整平均推定値 [95%信頼区間] | −12.2±0.6 [−13.4〜−10.9] | −11.8±0.6 [−13.1〜−10.5] | −3.7±0.9 [−5.5〜−1.9] | |
ビソノテープ8mgとの差b) [95%信頼区間] | − | −0.4±0.9 [−2.2〜1.4]c) | −8.4±1.1 [−10.6〜−6.2] |
ビソノテープ4mg群 | ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg群 | ||
na) | 55(55) | 55(51) | |
24時間ホルター心電図の平均心拍数(拍/分)# | 治療前値 | 89.5±14.4 | 89.5±12.3 |
変化値 | −11.6±6.9 | −12.1±6.3 | |
24時間ホルター心電図の平均心拍数(拍/分)の変化値の調整平均b)及び群間比較## | 調整平均推定値 [95%信頼区間] | −12.3±0.9 [−14.1〜−10.5] | −12.7±0.9 [−14.6〜−10.9] |
ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mgとの差c) [95%信頼区間] | 0.5±1.2 [−1.9〜2.9]d) | − |
ビソノテープ8mg群 | ビソプロロールフマル酸塩錠5mg群 | ||
na) | 55(55) | 55(54) | |
24時間ホルター心電図の平均心拍数(拍/分)# | 治療前値 | 91.6±13.8 | 90.0±10.5 |
変化値 | −13.7±8.3 | −13.7±7.8 | |
24時間ホルター心電図の平均心拍数(拍/分)の変化値の調整平均b)及び群間比較## | 調整平均推定値 [95%信頼区間] | −13.8±0.9 [−15.6〜−12.0] | −14.3±0.9 [−16.0〜−12.5] |
ビソプロロールフマル酸塩錠5mgとの差c) [95%信頼区間] | 0.5±1.2 [−1.9〜2.9]e) | − |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |