医療用医薬品 : パンテチン

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医薬品情報


総称名 パンテチン
一般名 パンテチン
欧文一般名 Pantethine
製剤名 パンテチン注射液
薬効分類名 パントテン酸系製剤
薬効分類番号 3133
ATCコード A11HA32
KEGG DRUG
D01234 パンテチン
KEGG DGROUP
DG01946 脂質低下薬
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
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添付文書情報2023年12月 改訂(第1版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
パンテチン注200mg「KCC」 (後発品) PANTETHINE Injection ネオクリティケア製薬 3133400A3091 85円/管 処方箋医薬品注)

4. 効能または効果

○パントテン酸欠乏症の予防および治療
○パントテン酸の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦など)
○下記疾患のうち、パントテン酸の欠乏または代謝障害が関与すると推定される場合
高脂血症
・術後腸管麻痺
・ストレプトマイシンおよびカナマイシンによる副作用の予防および治療
・急・慢性湿疹
・血液疾患の血小板数ならびに出血傾向の改善
なお、上記の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。

6. 用法及び用量

通常、成人にはパンテチンとして1日20〜100mg、血液疾患、術後腸管麻痺には1日200mgを1〜2回に分けて、皮下、筋肉内または静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

11. 副作用

11.2 その他の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
 0.1〜5%未満0.1%未満
消化器腹部膨満、腹痛下痢・軟便、悪心

14. 適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため下記の点に注意すること。
・注射部位については、神経走行部位を避けて慎重に投与すること。
・くりかえし注射する場合には、左右交互に注射するなど、同一部位を避けること。なお、小児等には特に注意すること。
・注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。

18. 薬効薬理

18.1 作用機序
パンテチンは、パンテテインのdisulfide型で、CoAの前駆物質である1)
18.2 腸管運動促進作用
無麻酔マウスにパンテチンを経口投与すると胃腸管輸送能の亢進がみられ、さらに麻酔下ウサギ及びイヌに静脈内投与すると腸管運動の亢進がみられる2)
18.3 血清HDL-コレステロールの増加作用
高コレステロール食飼育ウサギにおいて減少したHDL2及びHDL3を増加させる。この作用は、LDL及びVLDLの異化排泄を促進し、組織リポ蛋白リパーゼ活性の増加及び血中LCAT活性の増加により、VLDL→HDL産生を高めることが認められている1)3)
18.4 血管壁コレステロール代謝促進作用
高コレステロール食飼育ラットにおける血管壁ライソゾームのコレステロールエステラーゼ活性を有意に高め、血管壁へのコレステロールエステルの沈着を抑制することが認められている4)
18.5 血小板数の改善作用
抗ラット血小板ウサギ血清及び乏血小板血輸血による実験的血小板減少症に対して、パンテチンは血小板減少の抑制あるいは回復促進作用を示す。この作用は血小板産生系に直接作用するものと考えられている5)

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1. パンテチン

一般的名称 パンテチン
一般的名称(欧名) Pantethine
化学名 Bis(2-{3-[(2R)-2,4-dihydroxy-3,3-dimethylbutanoylamino]propanoylamino}ethyl)disulfide
分子式 C22H42N4O8S2
分子量 554.72
物理化学的性状 無色〜微黄色澄明の粘性の液である。水、メタノール又はエタノール(95)と混和する。光によって分解する。
KEGG DRUG D01234

22. 包装

2mL×50管

23. 主要文献

  1. 第十八改正日本薬局方解説書, C-4206-4210, (2021), (廣川書店)
  2. 橋爪武司 ほか, 日本薬理学雑誌, 68, 255-264, (1972) »PubMed
  3. Tomikawa M,et al., Atherosclerosis., 41 (2-3), 267-277, (1982) »PubMed
  4. Shinomiya M,et al., Atherosclerosis., 36 (1), 75-80, (1980) »PubMed
  5. 芦田伸一郎 ほか, Thromb.Diath.Haemorrh., 33 (3), 528-539, (1975) »PubMed

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
ネオクリティケア製薬株式会社 学術情報フリーダイヤル
〒112-0006 東京都文京区小日向4-2-8
電話:0120-265-321
FAX:03-5840-5145
製品情報問い合わせ先
ネオクリティケア製薬株式会社 学術情報フリーダイヤル
〒112-0006 東京都文京区小日向4-2-8
電話:0120-265-321
FAX:03-5840-5145

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
ネオクリティケア製薬株式会社
神奈川県厚木市旭町四丁目18番29号

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/12/17 版