医療用医薬品 : ジアイナ

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医薬品情報


総称名 ジアイナ
一般名 チアミンジスルフィド, ピリドキシン塩酸塩, シアノコバラミン
欧文一般名 Thiamine Disulfide, Pyridoxine Hydrochloride, Cyanocobalamin
薬効分類名 ビタミンB1・B6・B12複合剤
薬効分類番号 3179
KEGG DRUG D04901 チアミンジスルフィド・ピリドキシン塩酸塩・シアノコバラミン
商品一覧 相互作用情報
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報 2020年10月 改訂 (第8版)


効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 薬物動態 薬効薬理 理化学的知見 取扱い上の注意 包装 主要文献

商品情報 組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
ジアイナ配合カプセル (後発品) DIAINA Combination Capsules 鶴原製薬 3179101M1132 5.5円/カプセル

効能・効果及び用法・用量

効能効果

本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)

下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合

神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺

「効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。」

用法用量

通常成人1回1カプセルを1日1〜3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

相互作用

併用注意

レボドパレボドパの作用を減弱することがある。本剤の成分であるピリドキシン塩酸塩がレボドパの末梢での脱炭酸化を促進し、脳内作用部位への到達量を減少させるためと考えられる。

副作用

副作用発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

 頻度不明
過敏症 発疹、そう痒感
消化器食欲不振、胃部不快感、下痢
*:このような症状があらわれた場合には、投与を中止すること。

適用上の注意

薬剤交付時

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)

薬物動態

溶出挙動1)

ジアイナ配合カプセルは、日本薬局方外医薬品規格第3部に定められたチアミンジスルフィド10mg・ピリドキシン塩酸塩25mg・シアノコバラミン0.25mgカプセルの溶出規格に適合していることが確認されている。

薬効薬理

神経損傷時の回復過程、VB1欠乏時の耐糖能低下や延命効果においてVB1、VB6、VB12の併用効果が認められている。

チアミンジスルフィドはα-ケト酸脱炭酸酵素の補酵素として働くほか、グルコース直接酸化系においてトランスケトラーゼの補酵素としても作用する。また、このビタミンとしての作用のほか、神経系においてその機能維持に関与し、VB1欠乏ラットでみられる有髄神経線維の変性がVB1投与によって回復される2)

ピリドキシンはアミノ酸の脱炭酸、脱アミノあるいはアミノ基転移反応の補酵素として作用し、体内のアミノ酸、たんぱく質代謝に関与する。またグルタメートデカルボキシラーゼの補酵素としてグルタミン酸からGABAを生成する反応にも関与する3)

シアノコバラミンはメチルマロニルCoAからサクシニルCoAへのイソメラーゼ反応やホモシステインからメチオニンを合成する際のメチル基転移反応の補酵素として働く。ウサギにおいて坐骨神経切断後の支配筋重量の回復促進や神経細胞内RNA蓄積の促進が認められ、ラット脳より分離したグリア細胞の増殖も促進する4)

有効成分に関する理化学的知見

一般名チアミンジスルフィド
一般名(欧名)Thiamine Disulfide
化学名N,N'-{Dithiobis[2-(2-hydroxyethyl)-1-methyl-2,1-ethenediyl]}bis{N-[(4-amino-2-methyl-5-pyrimidinyl)methyl]formamide}
分子式C24H34N8O4S2
分子量562.71
性状チアミンジスルフィドは白色〜淡黄白色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがあり、味はわずかに苦い。
エタノール(95)に溶けにくく、水又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。希塩酸又は希硝酸に溶ける。
飽和水溶液はほぼ中性である。
KEGG DRUGD03299

有効成分に関する理化学的知見

一般名ピリドキシン塩酸塩
一般名(欧名)Pyridoxine Hydrochloride
化学名4,5-Bis(hydroxymethyl)-2-methylpyridine-3-ol monohydrochloride
分子式C8H11NO3・HCl
分子量205.64
融点約206℃(分解)
性状ピリドキシン塩酸塩は白色〜微黄色の結晶性の粉末である。
水に溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくく、無水酢酸、酢酸(100)にほとんど溶けない。
光によって徐々に変化する。
pH本品1.0gを水50mLに溶かした液のpHは2.5〜3.5である。
KEGG DRUGD02179

有効成分に関する理化学的知見

一般名シアノコバラミン
一般名(欧名)Cyanocobalamin
化学名Coα-[α-(5,6-Dimethylbenz-1H-imidazol-1-yl)]-Coβ-cyanocobamide
分子式C63H88CoN14O14P
分子量1355.37
性状シアノコバラミンは暗赤色の結晶又は粉末である。
水にやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくい。
本品は吸湿性である。
pH本品0.10gを新たに煮沸して冷却した水20mLに溶かした液のpHは4.2〜7.0である。
KEGG DRUGD00166

取扱い上の注意

安定性試験5)

最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、3年)の結果、ジアイナ配合カプセルは通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。

包装

100カプセル(PTP)、1200カプセル(PTP、バラ)、6000カプセル(PTP)

主要文献


1. 鶴原製薬株式会社 社内資料
2. 羽生恒雄 他,  ビタミン,  53,  505,  (1979) »DOI
3. 松田 誠,  ビタミン,  57,  1,  (1983) »DOI
4. 中沢恒幸 他,  ビタミン,  34,  576,  (1966) »DOI
5. 鶴原製薬株式会社 社内資料

作業情報


改訂履歴

2008年10月 改訂
2020年10月 改訂 (第8版)

文献請求先

主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
鶴原製薬株式会社
563-0036
大阪府池田市豊島北1丁目16番1号
072-761-1456(代表)

業態及び業者名等

製造販売元
鶴原製薬株式会社
大阪府池田市豊島北1丁目16番1号


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2022/6/22 版